去年の夏に撮った、ゴーヤーの花です。デジカメくん、いい仕事をしてくれています。とってもきれい。
撮りためた写真を見返していると、その写真を撮っていた頃の自分が思い起こされます。そのときは、ただきれいだなと思っていた花の写真が、今見返してみると、すごく苦しい、と叫んでいるのがわかる。まいったな。そのときはただ、乗り越えることに夢中で、とにかくやれることはなんでもやっていた。苦しさに負けないために、すごく明るく笑っていた。
写真を撮ることを楽しむことで、なんとかしていた。そのほかのことは、できるだけわからないようにしていました。
このゴーヤーは、そんなわたしを、正確に見返してくれている。これはたまらない、と言っている。どんなにかつらいだろう、て言っている。今見ているわたしも、たまらなくなる。
涙を流していると、空に魂が吸われる、ということがよくあります。この世のことが、すっとどこかに退いて、なんにもなくなる一瞬がある。幸せがあふれてきて、ああ、みんななんでもないや、と思うことがある。見えない誰かが、助けてくれていると感じる。
ばかみたいだ。こんなこと。何もかも。
だけど生きよう。そのためにまた、何かをしていこう。
昨日は、あまり毛糸で、リストバンドを編んでみました。ゴム編みを編んで、すくいとじで輪にするだけです。なかなかに暖かい。手元が寒いときに重宝しますよ。朝一番に起きてきた息子にあげました。
楽しいことは、いくらでも生み出せる。それだから生きていける。