「天使」の習作に、タイトルをつけてみました。
これ、ほんとうに苦しそうな顔をしています。とても苦しかったときに描いたからです。でもこれはまだ、ましなほう。明日から、あと2枚の習作を、それぞれタイトルをつけて発表してみたいと思います。
この天使は、あまりに苦しい目にあっている。けれども、その奥で、消えぬ火を守り続けている。沈黙に固まった目の奥で、生きつづけている火の痛みを、感じ続けている。
そういう意味です。
消えぬ火とは、目覚めた自己そのもののことです。本当の自分自身ということ。
それは、自分以外の自分には決してなれぬという真実の痛みを、すべてよしとすること。そしてその自分を、永遠に消えぬ火として掲げること。どんな苦しみがあろうとも、それが消えないであろうことを、理解すること。
わたしはわたし、あなたはあなた。
すべては愛。
愛の痛み。あることの痛み。そのすべてを、愛で、つつみこもうと、自らが決めること。それで、永遠に消えぬ火が生まれる。
消えぬ火。
その人は、決して消えない。