世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

消えぬ火

2008-01-31 09:53:57 | 画集・ウェヌスたちよ

「天使」の習作に、タイトルをつけてみました。

これ、ほんとうに苦しそうな顔をしています。とても苦しかったときに描いたからです。でもこれはまだ、ましなほう。明日から、あと2枚の習作を、それぞれタイトルをつけて発表してみたいと思います。

この天使は、あまりに苦しい目にあっている。けれども、その奥で、消えぬ火を守り続けている。沈黙に固まった目の奥で、生きつづけている火の痛みを、感じ続けている。

そういう意味です。

消えぬ火とは、目覚めた自己そのもののことです。本当の自分自身ということ。

それは、自分以外の自分には決してなれぬという真実の痛みを、すべてよしとすること。そしてその自分を、永遠に消えぬ火として掲げること。どんな苦しみがあろうとも、それが消えないであろうことを、理解すること。

わたしはわたし、あなたはあなた。

すべては愛。

愛の痛み。あることの痛み。そのすべてを、愛で、つつみこもうと、自らが決めること。それで、永遠に消えぬ火が生まれる。

消えぬ火。

その人は、決して消えない。



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