世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

自閉の籠

2008-01-20 09:25:10 | 画集・ウェヌスたちよ

昨日に引き続きまして、「荒野…」シリーズの習作です。習作は失敗を含めて、8枚ほど描きました。これはその中で、いちばん出来がいいものです。

天使の顔を描こうとして、苦心したあとが見えますが、その苦しさの故か、みな本当に苦しそうな顔をしている。もちろん、そのときのわたしの苦しさもありますが。みんな紹介すると、とんでもなく苦しいので、一部だけにしますね。明日は、2番目に苦しくないものにします。

ほんとは全部紹介してみたい気もするな。もっとも苦しい表情をした天使が、そのときのわたしの気持ちそのものって感じなんで。

どうしましょう。

まあ、そのときのわたしの気分次第ってことですか。


昨夜は、月に大きな暈(かさ)がかかりました。取り込み忘れた洗濯物をとりに、ベランダに出ましたら、大きな月の輪に、オリオンの肩がひっかかっていた。輪の中には、アルデバランと、もうひとつ、目立つ星が、池の中の小さな魚のように泳いでいた。

寒いので、すぐに家にひっこんでしまったけれど。

病気になってから、ゆっくりと夜空を見上げるのが少なくなりましたね。それよりは、寝床の上で、猫のようにじっとしていたい。

春がきたら、きっとよくなっているでしょう。



*

*** 追記(2008,02,10)

後の四枚にタイトルをつけましたので、この習作にもタイトルをつけました。

「自閉の籠」です。

よって、タイトルも、「天使(習作)・2」から「自閉の籠」に変えました。

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