熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

マーストリヒトの町を散策 2015年7月17日

2015-07-18 00:51:46 | 海外自転車旅
マーストリヒト(Maastricht)は、欧州連合(EU)創設に関する条約、いわゆるマーストリヒト条約が締結された場所として知られた町ですが、起源はローマ帝国時代以前にまで遡る古い町でもあります。

駅前の通りを旧市街方向に進むとある、マース川に架かる「聖セルファース橋」(St.Servaasbrug)、13世紀に架けられた古い石橋と川岸の家並み。




市庁舎とマルクト広場。
食料、日用雑貨品など様々な物を売る露店が軒を連ねていて、街で一番の賑わいを見せる場所。




フライトホフ広場(Vrijthof)
中世の時代から、聖セルファースの墓を訪れる巡礼者で賑わってきた広場だそうです。


フライトホフ広場に面して建つ、聖セルファース教会(St.Servaasbasiliek)


その横に建つ、赤レンガ色の尖塔がひときわ目立つ、聖ヤン教会(St.Janskerk)


聖母マリア教会(O.L.Vrouwebasiliek)
11世紀に建てられたローマカトリックの教会、海の守護神でもある聖母マリア像が有名らしく、この聖母マリア像を拝むと、争い事が仲裁されるという言い伝えがあるそうです。


「地獄の門」(Helport) 
1229年に構築された、オランダで現存する最も古い城壁門。
18世紀ペストが大流行した時、患者がこの門から外の隔離施設に運び出され、ほとんどが戻って来なかったことが名前の由来だそうです。


町外れには、13~14世紀に構築された二重の城壁跡が所どころ残っています。


城壁門の周辺は公園になっていて市民の憩いの場。


古い町並みだけではありません。マルクト広場の直ぐ横は、近代的なショッピングセンター。


見どころもまずまずあり、活気に溢れた町でした。



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アーヘン経由オランダ・マーストリヒトへ 2015年7月16日

2015-07-17 01:46:05 | 海外自転車旅
ケルンからアーヘン(Aachen)まで電車で70キロ、アーヘンからマーストリヒト(Maastricht)まで40キロを自走し、オランダに再入国です。

アーヘンはドイツで最も西に位置し、起源を紀元前にまで遡る古い町。
アーヘンにはお昼頃到着、この後マーストリヒトまで自走が控えているので、アーヘン観光は取りあえず世界遺産に登録されているアーヘン大聖堂を見学することに。

カール大帝が礼拝堂として9世紀に建設させたもので、ロマネスク様式とゴシック様式が混在する大聖堂。


八角形のドームは高さ32m


天井や通路は金箔で装飾されておりきらびやか、今まで見てきた大聖堂とは趣が異なります。






アーヘン大聖堂を最後に、ドイツ観光はこれで終了。

アーヘンからはマーストリヒトを目指して一路西へ。国境らしい物が無く、いつの間にかオランダに入国。

このところ、旧市街、大聖堂、古城といった具合に人工的な建築物ばかり目にしてきたので、オランダののどかな風景が新鮮に映ります。




加え、車とは完全に分離された自転車道、やはりオランダは自転車王国です。






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世界遺産 「アウグストゥスブルク城」を見学 2015年7月15日

2015-07-16 02:12:57 | 海外自転車旅
ケルンの南西、約13キロに位置するブリュール(Bruhl)という町にある「アウグストゥスブルク城(Schloss Augustusburg)」の見学に出かけて来ました。自転車で1時間弱。

ケルンの司教領主だったクレメンス・アウグストゥスが避暑の目的で建てさせた城で、1700年代の増改築を通してドイツ国内では有数のロココ様式の城となり、その姿を今に伝えています。




この城の一番の見どころは、ロココ調に装飾された吹き抜け階段。
来賓を2階に迎え入れる際通過する階段の壁、天井はこれでもかと言わんばかり見事に装飾が施されており必見。
吹き抜け階段の円天井には、フレスコ画が描かれています。
(写真撮影禁止のためパンフレットから転写)


階段踊り場から反対側の光景(ネット上から引用)


来賓を迎え入れる表玄関。
今はガラス扉が設置されていますが、当時は馬車でそのまま中へ、そうすると右側に上の吹き抜け階段が待ち受けていて、来賓はその見事な装飾に驚嘆させられるという次第。


庭園側から




裏からの眺め、正面と勘違いするほど、裏も綺麗に整備されています。


隣接する庭園、こちらも綺麗な花で彩られています。


この城から2.5キロ離れた場所に、趣味の鷹狩りが高じて建てた鷹狩り専用の城、ファルケンルスト城があり、こちらの城も世界遺産に登録されています。
この先、1キロほど行くとファルケンルスト城。余り遠いので途中から引き返しました。


ドイツ観光もそろそろ切り上げて、帰国便の搭乗地、オランダ・アムステルダムに向かう時期になりつつあります。。





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コブレンツから一路ケルンへ 2015年7月14日

2015-07-15 03:00:27 | 海外自転車旅
ケルンまで自走予定のつもりでしたが、朝起きると今にも雨が降り出しそうな気配、この先、さほど見所も無さそうなので電車で移動することに決定。
電車に揺られること約1時間、ケルン駅に到着。

ケルンの一番の見所は、町のシンボルでもあり、世界遺産に登録されている「ケルン大聖堂(Dom)」

駅前の広場に出ると、目前に巨大な大聖堂が迫って来ます。高さ157m、奥行き144m、幅86m、下から見上げると圧倒される大きさ。 ゴシック様式の建築物としては、世界最大だそうです。






1248年に着工、1880年に完成というから、実に600年以上もの間、こつこつと造り続けていた訳で、巨大さもさることながら、そのこと自体に感心させられます。

バイエルン王・ルートヴィヒ1世が奉納したステンドグラス。


中央祭壇奥にある黄金細工の聖棺。
中には、東方三博士の頭蓋骨など聖遺物が納められているそうです。


大聖堂を見学した後は、ケルン一番の目抜き通り、ホーエ通りへ。


旧市庁舎(Altes Rathaus)


ライン川の対岸(東)にはメッセ会場や近代的なオフィスビルが建っていて、西岸とは趣が全く異なります。


ケルンの歴史はローマ時代まで遡るそうですが、大聖堂以外に見所は限られます。
雨も降りだしたのでケルン散策を切り上げ、今宵の宿泊地、ライン河畔のキャンプ場へ。



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コブレンツの町を散策 2015年7月13日

2015-07-14 01:34:38 | 海外自転車旅
朝から小雨交じりの生憎の天気、かと言ってじっとしてもやる事が無いのでレインウエアを着込み、市内見物へ。

途中、モーゼル川に架かる橋からのコブレンツ旧市街の眺め


まず訪れた場所は、「父なるライン川と母なるモーゼル川」(ドイツ人は、二つの大河をこう表現するそうです)が合流する地点に突き出た場所、「ドイチェス・エック」(ドイツの角)

言われなければ、何てことのない場所ですが、これこそ河川交通の要衝としてコブレンツが古くから栄えたシンボル的な地点と言うことでしょうか。


ドイチェス・エックの広場に立つドイツ皇帝・ヴィルヘルムI世の大きな騎馬像。
台座の高さは23m、騎馬像自体の高さは14m、合計37mと巨大。第2次世界大戦で破壊され、1993年に再建されたもの。実在した人物の像としては、かなりの大きさです。


ライン川の対岸の町、エーレンブライトシュタインの丘にそびえる「エーレンブライトシュタイン要塞」
起源は11世紀まで遡り、堅固な要塞として16世紀に完成するも1801年に破壊、その後再建されたもの。


ドイチェス・エック近くのゴンドラ乗り場から5,6分で要塞に到着。
要塞の庭からは、コブレンツの市街を一望(手前がライン川)


見るからに堅固そうな分厚い壁で覆われた城塞内部




建物の一部は、博物館やユースホステルになっているそうです。


他に見所はあるものの、相変わらず小雨が降ったり止んだりで観光は早々に終了。
明日も予報では同じような天気、予定が立ちません。




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