読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

さざんかを描く 2

2014年02月13日 | 水彩画

◇ 大雪の前にさざんかを描いて

   
前回描いた山茶花の絵がどうにも不満で、枝ぶりを見て頃合いの咲き加減の枝を2・3本採って
   ジャムの瓶に活けて描いてみた。
    背景はプルシアンブルーとピリジャンの薄い混色。安定感を出すために下方にはそこにインディゴ
   を加えてみた。

    花弁はバラに似た重なりを示すが、時間と共に徐々に花が開いてきてスケッチで固定しても色を
   つける時には姿が変わっているのが悩ましい。 
    葉は硬質の濃緑である。椿と違って縁辺は鋸歯状であるがあまりはっきりと書くと説明的でうっと
   うしいので、それらしさが残る程度にとどめた。

    花を活けたガラス瓶は葉っぱや枝がいろんな形で絡み合っていて、光の反射で複雑な色を呈し
   ている。

    椿はいさぎよく花全体がポトンと落ちるが山茶花は花弁ごとに散る。
    絵の下部が寂しいのでアクセントに花弁を使った。


   
      VIFART F8    

   (以上この項終わり)

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