『NHK特集 東京大空襲』
1978年(日本)
“NHKは何を伝えてきたか”をテーマにした歴史ドキュメンタリーシリーズの「東京大空襲」編。
1978年(日本)
“NHKは何を伝えてきたか”をテーマにした歴史ドキュメンタリーシリーズの「東京大空襲」編。
米国防総省戦史室に保管されていた命令書や記録映像などを元に、空襲がもたらした惨禍と日本焦土作戦全体を貫くアメリカ軍の戦争遂行の思想を解明する。
(TSUTAYA DISCAS解説より)
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これは今年(2011年)3月10日に映画同好会の映画会で見せて頂いたものです。(映画同好会というのは、『ロック ~わんこの島~』主演で有名になったはしの隆之介くんのおじいさま主催の同好会なんです。)
3月10日は東京大空襲の日。
それに合わせたような映画会でした。
ところがその翌日の3月11日に東日本を大きな地震、そして津波が襲いました。
あまりのタイミングで、記事がアップできなかったのです。
町の壊滅が、震災に結びついてしまい、感想がどうしても書けませんでした。
しかし、この度は自然災害、こちらの映像は戦争による町の壊滅ということで、記事アップすることに致します。
このNHK特集は1978年の制作で、それまで公開されてなかった資料をもとに制作されたのです。
印象に残ったことだけ書いておきたいと思います。
この東京下町の大空襲では10万を超える死者が出たこと。
町は壊滅、東京下町は焼け野原になったこと。
子供を庇うように倒れたまま焼けた人の写真など、悲惨な映像が次から次へと映し出され、当時を経験し、生き延びた人の生々しい話も収録されています。
この東京大空襲は、その後終戦までに全国70都市、延べ100回以上の無差別爆撃の始まりだったこと。
カーチス・ルメイというアメリカの軍人が、日本の都市の無差別戦略爆撃を立案し、実行した人。
そのカーチス・ルメイは、日本の航空自衛隊の育成に貢献したという理由で、1964年勲一等旭日大綬章を日本の天皇から授与されていること(直接の面会は無し。)を知りました。
私の中では、この映画と東日本の大地震がリンクされてしまいました。
どちらも忘れられない、いえ忘れてはならない大惨事です。。。