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アメイジング・グレイス

2011年10月20日 | こんな映画見ました~(洋画)
『アメイジング・グレイス』
---AMAZING GRACE---
2006年(イギリス)

監督:マイケル・アプテッド
出演:ヨアン・グリフィズ 、 ロモーラ・ガライ、 ベネディクト・カンバーバッチ 、 アルバート・フィニー 、 ルーファス・シーウェル  マイケル・ガンボン


名曲『アメイジング・グレイス』誕生に秘められた感動の実話を映画化した伝記ドラマ。
18世紀のイギリスを舞台に、恩師が作詞した『アメイジング・グレイス』を心の支えに、奴隷貿易廃止に尽力した政治家ウィリアム・ウィルバーフォースの人生を描く。
18世紀のイギリス。
博愛精神にあふれた青年ウィリアム・ウィルバーフォースは、イギリスの収入の多くが奴隷貿易によるものであることに心を痛めていた。
若くして国会議員となったウィルバーフォースだったが、すべての人々の心の救済を信仰に求めて聖職者の道を選ぶべきか思い悩んだとき、政治の世界にとどまるよう後押ししたのが恩師である牧師ジョン・ニュートンだった。
かつて奴隷船の船長をしていたニュートンがその罪を悔いて作詞したのが『アメイジング・グレイス』。ウィルバーフォースはこの曲を心の支えに、政治家として奴隷貿易廃止を懸命に訴え続けるのだったが…。
(allcinemaより)

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この映画で知ったことがいろいろあります。
というより、黒人奴隷制について、私は何も知らなかった事を思い知らされました。
 
黒人奴隷というと、アメリカの南北戦争や、公民権運動、そして子供のころ「アンクルトムの小屋」で知った綿花を摘む黒人の姿で家畜のように働かされてる姿がインプットされていました。
しかし、ポルトガル、スペイン、オランダ、イギリス、フランスによる奴隷貿易から始まったこと、ウィリアム・ウィルバーフォースという人が奴隷廃止運動を行っていたことを知り、驚きました。
しかも18世紀にこんな人物がいただなんて・・・。
公民権運動はついこの間の出来事じゃあないですかぁ。。。
 
この間、ずっと苦しみ続けていたのかと思うと、人間の人種差別という問題は大変なものだと、改めて思いました。
 
戦いの戦利品としてやりとりされたことは、古代からあったという事ですし、アフリカ大陸内でも戦利品として同じアフリカ人が売却してたこともあったという事です。
この映画でそんなことに思いをはせることになるなんて・・・。
 
でも、この映画の主人公のような人物が存在したことに、本当に救われた気がします。
見てよかったと思える作品でした。
 
一度は見ておくべき映画かな、と思います。
 
 





コメント (2)
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