『フェア・ゲーム』
---FAIR GAME---
2010年( アメリカ)
監督:ダグ・リーマン
出演:ナオミ・ワッツ 、 ショーン・ペン、 サム・シェパード 、 デヴィッド・アンドリュース
---FAIR GAME---
2010年( アメリカ)
監督:ダグ・リーマン
出演:ナオミ・ワッツ 、 ショーン・ペン、 サム・シェパード 、 デヴィッド・アンドリュース
夫がイラク戦争開戦を巡るブッシュ政権の欺瞞を告発したばかりに、政権内部からCIAエージェントであることを暴露され命の危険にさらされる事態に直面した女性とその家族の孤高の戦いを描く実録・サスペンス。
危険な任務に当たるスパイの情報が、自国の政府によって意図的に漏洩されるというアメリカ中を騒然とさせた前代未聞のスキャンダルの真相を、当事者であるヴァレリー・プレイムとジョセフ・ウィルソンの回顧録を基に忠実かつスリリングに再現していく。
世界を震撼させた9.11同時多発テロ。
アメリカのブッシュ政権は首謀者であるアルカイダへの報復を進める中で、その矛先をイラクへと向け始める。
そして、イラクが核兵器の開発を行っているとの疑惑をもとに、CIAの女性諜報員ヴァレリー・プレイムがその証拠を固めに乗り出す。
彼女の夫で元ニジェール大使のジョー・ウィルソンも、ウラン買い付けの真偽を確かめるべくアフリカで綿密な調査を実施。
その結果として疑惑は事実無根との結論に達したと上司に報告したヴァレリー。
ところがブッシュ政権は、彼女が否定したはずの疑惑を根拠としてイラクへの宣戦を布告してしまう。
これに対しジョーは、新聞で事実を暴露して政権を批判するが、政権側もヴァレリーが諜報員であることの極秘情報をメディアにリークして報復。
彼女ばかりか、各国に散らばる協力者たちにも命の危険が迫る事態となり、世間の激しいバッシングの中でついには家庭も崩壊の危機を迎えてしまうのだが…。
(allcinemaより)
(allcinemaより)
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「プレイム事件」で検索チェックしてみると、この映画が事実に忠実に描かれていることに驚きます。
こういう事件があまり時間をおかずに、ほぼ事実通りに描けるという映画界の力にも今更ながら驚くのです。
しかし、この映画の中にもありましたが国を批判することの代償も、また現実としてあるわけです。
ポリティカル映画として、私はとても面白く鑑賞しました。
最後に、お約束のように本人のインタビュー映像もあります。
映画として楽しいというのではないのですが、キャストの力で引き込まれたというのが実感ですね。
ジョー・ウィルソン役のショーン・ペンが良かったです。
社会派ファンにはオススメです。