『欲望のバージニア』
---LAWLESS--- 2012年(アメリカ) 監督: ジョン・ヒルコート 出演: シャイア・ラブーフ 、 トム・ハーディ 、 ゲイリー・オールドマン、 ミア・ワシコウスカ 、 ジェシカ・チャステイン 、ジェイソン・クラーク 、 ガイ・ピアース 、 デイン・デハーン
禁酒法時代の米バージニア州を舞台に、密造酒ビジネスで名を馳せた実在の伝説的アウトロー3兄弟と悪徳取締官の壮絶な抗争を描いた犯罪ドラマ。 原作は3兄弟の末っ子の孫マット・ボンデュラントが書いた同名小説。
出演は3兄弟役にジェイソン・クラーク、トム・ハーディ、シャイア・ラブーフ、対する取締官役にガイ・ピアース。共演にゲイリー・オールドマン、ジェシカ・チャステイン、ミア・ワシコウスカ。監督は「ザ・ロード」のジョン・ヒルコート。
1931年、バージニア州フランクリン。そこは、禁酒法時代にあって、酒の密造がもっとも盛んな街のひとつ。
そんな無法の街で密造酒ビジネスを手がけるのが、ハワード( ジェイソン・クラーク)とフォレスト(トム・ハーディ)のボンデュラント兄弟。
2人の弟で末っ子のジャック( シャイア・ラブーフ)は牧師の娘バーサ(ミア・ワシコウスカ)にご執心で、自分も早く大きな商売をしたいと野心を燃やしていた。
一方、都会から流れてきた謎めいた女マギー(ジェシカ・チャステイン )が街に現われ、兄弟が経営する酒場で働き始める。
そんな中、新たな取締官レイクス(ガイ・ピアース )がフランクリンに赴任。すると彼は着任早々、密造酒業者に対して高額な賄賂を要求、従わない者には容赦のない制裁を行っていく。
同じようにボンデュラント兄弟にも賄賂を要求するフランクリンに対し、決然とこれ拒否をするフォレストだったが…。
(allcinemaより)
---------------------------------------------------------------------
実在の犯罪ドラマということで、興味がありました。 実在のドラマというのは、意外に淡々としてたり、ドラマチック仕立てになってないこともあります。
予告ではかなりおもしろそうだったので、楽しみにしてました。
予告通り、とても良かったです。
見どころを捉えて、あまり見せ過ぎでなく、上手い予告でした。
この実在の人物をしっかり描いて、しかもエンタメ的であったのは監督の手腕なのでしょうか。私はこの監督の映画は未見なのですが、今回はキャストの熱演であったと思いました。
3兄弟と二人の女性。それぞれに皆よかったです。
特にトム・ハーディの男の強さと、ジェシカ・チャステインの好演が作品の質を上げたように思います。
あ、ガイ・ピアースのものすごっく気障でやなヤツもですネ。
禁酒法が、お酒の密造者を英雄に仕立てて行くという構図が出来てしまってますね。。。
それがギャングと絡んで大きなお金が絡んでくると、銃使用の抗争となってドロドロドラマになっていく・・・。
その経緯がよく分かるような展開でした。さすが実話、、、。
3兄弟の末っ子の孫が書いたという小説の映画化です。
|