例年、節分に詣でている吾彦山大聖観音寺。
こちらは我国で最古の観世音菩薩の寺院で観音宗総本山です。
たまたま生まれ育ったのが大阪市・住吉区だったご縁で、奈良に移り住んでからも
住吉大社と今宮戎とココは毎年行くことにしている。
今年は急に予定外の仕事が入ったのと、明日の日記に書くことになっている用件があって
一日遅れの立春に参拝することになっていた。
本来の節分は今日の立春(二十四節気の一つ 旧暦正月節気)の前日の
大晦日みたいなもので、新年に向けての厄払いをする日。
ここでは2月1日~2月7日の間を節分大法會期間としているので、その間に詣でれば
良いことになっている。
まず山門をくぐって去年一年間のお守り(守護譜)等をお返しして御手洗で身を清める。
お線香(一束一〇〇円)を求め焼香炉にくべて、その煙を頂く。
本殿に向かって足を進める。
本堂で厄除け祈願の参詣を済ませ左右のお札やお守りを授かる場所へ。
本堂に向かって右側は護摩堂。 左側の大日堂でも受け付けている。
山伏による厄除け祈祷は剣を振り回したり頭にそっと当てたりする厳かなもので
特に男四二歳、女三十三の本厄にあたっている人々は熱心に祈祷してもらっている。
堂内では太鼓や鐘と読経や法螺の音が響き渡り、護摩焚きの炎が天井まで昇ります。
本堂の周囲には福聚地蔵尊 油之不動尊 金辰殿 賓頭盧尊者像 西国33観音巡り など
小さな祠がいくつかあって、信心深い人たちで賑わっています。
これで節分詣での一連の流れが終わり門前の数多い露店を冷かしながら帰途につきます。
東は大阪市営地下鉄御堂筋線の「あびこ」駅、西はJR阪和線の「我孫子」駅まで
東西に大きく広がる道路が、車両通行止めとなり露店が所狭しと並びます。
今年一年、ご加護で厄に災されないように祈りを籠めて。