昨日の日記を読み返して思い出したのが
ある会社の真面目を絵にかいたような新人がタマタマ遅刻をしたそうで、その時のこと。
社長さんに真顔で「遅刻ってそんなに悪いことなのでしょうか?」と尋ねたそうです。
彼が言うには「5分遅刻したとしたら定時より5分長く仕事をすればよいのではないでしょうか?」と
いうことでした。
一見理にかなっているような感じがして、社長さんも即答できなかったそうです。
どういう会社かは知りませんが、こんな質問に即答できない社長の会社 無理。
僕等、昭和の前半期の人間は、まず1分1秒でも遅刻したら10分でも30分でも同じく遅刻!
5分前には持ち場について準備万端整えていることが当たり前でした。
職種にかかわらず時間を厳守することは基本中の基本で、士気面からも全員で一斉にスタートが
高度成長と生産性アップに繋がるとされていました。
チームワークが必要な仕事や製造業などのライン仕事では一人の人の影響が全員に波及する
大きな原因となりかねない。
昭和も後半になると通勤ラッシュからの回避もあってフレックス・タイム制が謳われるようになった。
いわゆる時間差出勤であって、個人個人の働きが集まって成り立つ会社や就労時間が長くなりがちな
職種はシフトを組んで労働基準を守ろうとしたものだ。
現代、平成も二桁となるとパソコンとインターネットの普及で在宅ワークやチーム単位で貸事務所に
集合して、本社や支店などとは別の場所で仕事をする例も増えてきました。
会議などもネットを通じてそれぞれのメンバーは一堂に会することなくできるようになり、無駄な
出張費も移動時間のロスもなくなった。
せーの! で社員全員が仕事に取り組むということが有意義かどうかは言えない時代になってきた。
それでも肝心な報告・連絡・相談が確実に実行されていることが大きな柱になる。
それと時間を守るということは、全く別に大切なことだ。
遅れて始めた分遅れて終わればいいなんてあるはずがない。
9・11が今年もやってきて静かに過ぎて行く。
シリア攻撃はとりあえず延期された。
東日本大震災からも2年半、まだ見つからない不明者の数に唖然とする。