先日、テレビのスペシャル番組で、全国の新幹線や東京メトロのいろんなことを取り上げた番組が
あって、プチ鉄としては目をキラキラさせて見せてもらいました。
新幹線の種類は昭和39年(1964)の開業当初から頑張っていて先ほど引退した0系 から,
100系 (引退),200系 (引退),300系 (引退), 400系 (引退)を含めて21種類もあったんですね。
どうでもエエんですけど感激しました。
いろんな技師の手を経て設計されて、九州新幹線じゃ車両ごとに内装が違ったり、ビジネスルームが
設置されていたり、東北・秋田新幹線の「はやぶさ」・「こまち」の連結のシーンなんてウルウルモン。
先日発射打ち上げが成功した宇宙航空研究開発機構(JAXA)とIHIエアロスペースが開発中の、小型
人工衛星打ち上げ用固体ロケットイプシロンや、9月7日午後3時37分頃、大気圏に再突入し、1か月
以上にわたるミッションを完了して破壊が記録された「こうのとり」4号機など、頭の上も気になりますが
地面に着いたものや地下の世界もとても楽しいです。
今夜もTBS系でイプシロンを打ち上げた森田泰弘氏(55)をクローズアップした番組が放映されて
いました。 真面目そうな立派な方です。
そんなことを思っていたら、そうそう! スタジオジブリの映画『風立ちぬ』でも太平洋戦争(第二次
世界大戦)で活躍した零戦(零式艦上戦闘機)を作った男、設計主務者堀越 二郎氏の物語。
映画館はメンズデー(男性のみ千円)だというのにロングラン上映と平日と言うこともあって貸し切り。
G-10と言う席は下から2/3ぐらい上の左右のほぼ真ん中。
天皇陛下でもひとりっきりで観られることは無いと思いました。
でも、アリバイを証明してくれる人も居ないってことか・・・
かつてのジブリ作品はどこかにメルヘンを感じさせるところやファジーな部分を作って現実を
ぼやかしたり、ファンタジーの世界なども組み入れられていたのが ん? と言う感じ。
始まって20~30分して「これはそういう作品なのだ」と気付きました。
学者バカと言う言葉があるけれど、その言葉 僕は好きです。
中学から科学者を志していた2年の夏休みに中学校から二人、特別に学習の機会を与えられ
まだ日本では開発途中の原子力の有効利用についてアイソトープからプルトニウムまで
やっと一般に売り出された電子レンジの構造や仕組みについて
ダイヤル式黒電話からプッシュ式に変わりかけていた時代、電話交換機のアナログである
コレクタ方式からデジタルのマーカ・レジスタ方式への移行について
人工衛星やロケット、今よく使われているGPSの元のジャイロコンパスなどについて
今はもうその場所も無くなっているところで日曜以外はミッチリ教え込まれました。
どのコースに進みたいのか見極めさそうということだったのではないかと推測しました。
進学も大学を希望したのに再三、兵庫県の国立高等専門学校へと勧められました。
結局 「5年も男ばっかりの学校で寮生活を強いられるなんて耐えられない!」と普通の男の子を
希望して、強引に花の共学に進学しました。
一緒に行かされたもう一人は、僕も変わったヤツでしたが、いわゆる学者バカが似合う変人で
中三になってからはクラスも変わって、卒業後の進路どころか消息も一切知りません。
ミッションからは解き放たれましたが、同時に将来からも見放されました。
ま、そんなことは別に関係ない。
一応大学にも進み理系一筋で技術職として企業にも就職しましたが、宮仕えの不自由さに
馴染めなかったのでしょうね、厚生年金ギリギリの25年を越えて国民年金に。
今更ながらですが 学者バカも良かったかなぁ? なぁーんて ね。
飛行機という技術の粋を集めた輸送手段が、殺戮や破壊の機械として使われるとしても
魚の骨の曲線が主翼の揚力と空力抵抗の観点からも美しいと感じられる。
プロペラの片方の曲線もキラッと光ったような気がしました。
人生なんてやり直せないから面白いですねぇ。