自分の知識は別として精神は子供のまんまなので、根本的には乳幼児を含む子供は「嫌い」ではない
けれど、どっらかと言うと好きではありません。
子供っぽい、自分に注目して欲しいとか我儘を聞いて欲しいという深層心理が邪魔されるからではない
かと、ようやく自己分析が出来てきたように思います。
初めての孫が出来て皆さんが「可愛いでしょう」と言ってくださいます。
自分の子供が出来たときもそうでしたが、可愛くない筈はありませんが子供の場合は育てて行かなけ
ればならない使命感や不安感に責任感など、いろんな思いが押寄せて来ていつも目の前にありました。
言葉がお互いに通じ合えるようになってお互いの意思が理解できるようになって初めて、ひとつの人格
として認めてやると共に遺伝子を受け継ぐ者として、我が子として対応できた気がしました。
他人様から 『孫は自分に責任が無いから一も二もなく無条件で可愛い』 と聞かされても、「本当かな」
と信じられませんでした。
まして、ガラケーの待ち受け画面やスマホの壁紙にしている【親ばか】を越えて【祖父母バカ】などは
とてもアホらしく思っていました。
確かに小さい乳幼児はどれもこれも【あどけない】姿で可愛いとは思いますが、他人様の孫を見せられ
て手放しで褒めるほど人間が出来ていませんし、「あなたが思うほど可愛くもない」と醒めた冷たい
ヤツでした。
去年の12月の頭に生まれて4日目~7日目に会いに行ったときは、とにかく生まれたてのホカホカで
単純に子供(長男)の子供が生まれた嬉しさだけで、まだ鳴き声すら力のない赤ん坊に小ささ以外で
可愛いという実感は少なかったように思います。
今回は生後6ヵ月に入ったばかりで、さてさてこちらの顔がちゃんと見えて同族系の人間だと認識
できているのか? 一応、何らかの物体としか認識できていないのか? 確かなところは不明です。
ただ、初めてウチに奈良にやってきて車から息子のお嫁ちゃんに抱かれて出てきた瞬間! 妻と
私の顔を見てキュッと顔を緩めて笑ってくれました。
私をご存知の方は、どちらかと言えばカタブツの気難しそうな人物だと知っておられるでしょう?
とにかく顔を合わした途端に泣かれるのではないかと不安で仕方ありませんでした。
何度か抱かせてもらっても、妻と一緒に風呂に入れてやっても泣くことなく無事に納まりました。
人見知りはほぼこのくらいの時期から母親をシツカリと認識できるようになって始まるようなので゛
次回に会った時に泣かれない保証は何もありませんが、まずはホッとしました。
今回の帰省時に初日は仰向けに寝せられて丸山圭子の歌ではありませんがずっとそのままの姿勢。
(歌のタイトルは どうぞそのまま です。)
2日目の夕方に私達祖父母と曾祖父母に伯父(次男)とお嫁ちゃんの目前で偶然寝返りが出来て
その日寝るまでに5回ほど成功しました。
3日目には確実に寝返りをマスターして帰って行きました。
でもね、確かに今までとも我が子の時とも違う感覚で素直に可愛いと感じましたが、他人様から聞い
ていたほどの感動でもないし、やっぱり待ち受けや壁紙にして見せ歩くほどベッタリとは行きません。
感覚に個人差はあると思いますけど、そこまでベッタリとは行きませんでした。
初日は身内で集まって歓談。
日記通りに2日目は住吉大社へ宮参り、3日目は帯解寺へお礼参りと足を進め、日付の変わる頃に
お江戸に戻って行きました。
深夜に名阪国道の針ICまで送って行き、お嫁ちゃんの配慮でもう一度抱かせてもらって別れました。
今朝起きたらベビーベッドの周辺はまだ乳児の香りが残っていました。
そんな感じで実物が目の前に居たら可愛いと抱いてもやりたくなり、普段は壁紙にするほどの ベタ
ではない程度の祖父・爺をやっています。
今日まで仕事は休みなので、朝一度起きて朝食後にゴロンとなったら、次がナカナカ起き上がれないほどの脱力感で昼寝をしました。
全く感じていなかったのに疲労感が半端でなく湧き上がってきました。
たった3日間だけだったのに、はっきり言ってメッチャ疲れてました。
還暦ギリギリでこんなですから、もう5年も後だったらとても体力が持たないと思いました。
自分が両親にとっての初孫(長男)を連れて行った時は、両親が56歳の時でした。
普段使わない身体と神経を使ったからでしょうね。
大変疲れています。