くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

帆立貝式

2016年03月03日 22時49分54秒 | 奈良学

夜明け前は-3℃まで冷えてましたが日中は16℃まで上がり、車での移動にはまるで温室、
熱いくらいでした。

先日のうるう日ナガレ山古墳を取り上げました。

奈良県内だとその古墳は1万基弱ぐらいはあるかと言われています。
それでも全国ランキングだと6位ぐらい、正確の数の把握は無理かという理由に橿原市の
新沢千塚古墳群みたいに一箇所に約600基とかあって、ここだけでも正確な数の把握は
困難なのだそうです。
まだまだ調査がなされていない古墳も、小高い盛り土が古墳かどうかも解明されていない
ところも多数あるそうです。

今日は三吉石塚古墳を取り上げてみました。

ここは新木山(にきやま)古墳の陪塚(大型の古墳とともに古墳群をなす小型の古墳であり、
なおかつ大型の古墳と同一の時代に、その周囲に計画的に建設されたとみなされるものを
指す。)です。

一般的な古墳の形状は円墳・方墳・前方後円墳などですが、ここのは前方の形が短い
帆立貝式と呼ばれています。

横から見た形状は

全長約45メートル、後円部径約41メートル、高さ約6.5メートル。
前方部幅約22メートル、高さ約7メートル周濠が掘られていて、もう少し近寄ってみると

頂上は

貝殻の蝶番に当たろ方墳側から見上げると

積み上げた石や土砂はどんなところから運んできたのでしょうね? 不思議です。