こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

2024年11月18日~24日

2024-11-18 08:45:18 | 活動日誌

11月18日(月)

  7:30 第802回月曜の声

  9:45 歯医者

13:30 私鉄協力議員団会議

19:00 岡田地区情報交換会

11月19日(火)

  7:00 追分スタンディング

  7:40 岡田のスタンディング

10:00 海外調査まとめ

18:30 波田地区学習会

11月20日(水)

  7:30 街角トーク@白板、渚

  9:00 海外調査まとめ

18:00 木曽地区学習会「ゼロからの資本論」

11月21日(木)

  7:30 街角トーク@村井下町北

11:00 岡田地区戦没者慰霊祭

14:30 長野県農業会議創立70周年記念式典

16:30 同祝賀会

11月22日(金)

  7:30 街角トーク@村井

13:00 松本市建設部長要望

14:00 団会議

16:00 岡田児童センター卓球クラブ(欠)

11月23日(土)

10:00 図書館

13:30 第52回松本市技能功労者表彰褒章式典

15:50 母面会

16:00 中信地区議員交流会

19:30 岡田地区卓球クラブ

11月24日(日)

11:00 小林健孜先生一周忌

14:30 県労組会議青年女性協議会講演

16:30 経済学入門学習会

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20241116 信州社民ネット公開講座 ”不登校”を考える~多様な学びを求めて~

2024-11-18 08:36:00 | 活動日誌

 

■長野県内不登校児童生徒7,060人

信州社民ネットは、11月16日小諸市において公開講座「“不登校”を考える」~多様な学びを求めて~を開催しました。最初に馬場武親長野県次世代サポート課長から不登校の現状や「信州型フリースクール認証制度」について報告を受けた。

先頃、発表された1000人あたりの不登校児童生徒数は全国で3番目に多く7060人である。これは5年前の平成30年と比較すると2.2倍になる。市町村教育支援センターの利用者数は1147人(同2.5倍)、フリースクール等民間施設の利用者数は477人(同3.5倍)、施設数も96(同2.1倍)に増えている。

長野県は、教育機会確保法の趣旨を踏まえ、不登校児童生徒の学校以外の学びの場を確保し、将来の社会的自立に結びつけるため、フリースクール等民間施設を利用する児童生徒が増加する中、提供される学びの多様性を尊重しつつ、学びの選択肢の一つとして。市町村教育委員会・在籍校とんお連携・協力の促進等により、安心して利用できる仕組みとして、信州型フリースクール認定制度を創設し、今年度から運用を始めている。

今年始まったばかりの制度だが、課題も見えてきている。一つには、県はフリースクールを支援するが、それだけでは不十分で市町村のフリースクール利用者への支援が必要だが、取り組みがされているところと、されていないところがある。二つには、制度そのものの課題で、①認証制度が煩雑、②認証の条件スタッフに一人以上教員資格取得者が必要であること、③補助上限が低い、④補助率が低いなどがあげられている。現在、平均的な補助額が60万円、上限額の60%の補助となっている。

■“つながり”をどうつくるのか

 続いて、佐久市や小諸市、御代田町などで不登校問題に取り組む「親の会」やフリースクール運営に携わる皆さんから報告がされた。

 小諸市の「親の会」からは、「学校の中でチームとしての相談体制必要。相談したくてもSSWやSCにつながれない」、信州フリースクール居場所等運営者連絡協議会代表村上陽一さんからは「どこも運営費足りない。補助率が60%行かない人はに申請していない。人件費の補助は、そもそもボランティアでやっているので該当しない」など認証制度についての課題が提起された。また、佐久市内で29年間フリースクールをしている方からは「光熱費や賃料が補助の対象になっていない」と指摘、このほか「低学年の学級崩壊、いじめ、暴力が多い」「“〇〇さんだけズルイ”という表現でいじめられる。クラスの中で話し合う場所必要」「フリースクールに納得している人9割以上、不登校の原因が教職員の問題と考えている子どもは42.5%、いじめが原因10%以上、学校の決まりが問題と考えている子ども30%以上で、いずれも先生たちが考えていることと大きなギャップがある」「心理士から担任に子どもの気持ちを伝えてもらって対応が変わった。つなげてもらう人が必要」「学校・フリースクール・塾の連携必要」などの意見が出されました。

■実態調査をさらに行うこと必要

 主催した信州社民ネット自治体議員団会議は、今後不登校についてSSWやSC、不登校支援員の実態について、それぞれの自治体における実態調査を行うこと、フリースクール認証制度の課題について整理すること、市町村の不登校家庭への支援を強化することなどに取り組むことを確認しました。

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20241112 上條庄三郎さんのこと

2024-11-16 10:45:46 | 

弔   辞

 

故上條庄三郎翁の御霊前に深く哀悼の言葉を捧げます

上條庄三郎さんには 私の選挙のたびに 今井の挨拶回りのご案内をいただいてきました あの大きな声で玄関先から「上條庄三郎だが いたかね」と声をかけ 誰からも慕われていたその姿が昨日のことのように思い出されます

晩年は お家にお伺いすると 思うように身体が動かなくなっても 居間で好きな相撲を見ていましたね

今年 二月にコロナで入院しめっきり身体が弱くなった時も 奥様の献身的なお世話の中で すった長いもと卵で驚異的な回復をみせました 私が訪ねたときは ベッドの横で立ったり座ったり身体を動かしていましたから まだまだお元気でおられるものと思っていました

それから八月お盆過ぎに転倒し 松本医療センターに入院 退院後自宅で療養をつづけてこられましたが 十一月八日帰らぬ人となりました 奥様から「おじいちゃん、ついにいっちゃったよ」とお電話をいただきました

上條庄三郎さんは 昭和八年に今井同村に生を受け 相撲をとっていたというお父さんから頑丈な身体を受け継ぎ 昭和二七年長野県庁に入職 当時の松筑地方事務所を皮切りに 本庁の人事課松本地方事務所労政課などに奉職 平成九年岡谷保健所次長を最後に退職されました

退職後も信州博覧会テーマ館館長 中信労政事務所・中小企業労働相談員 ユニオンサポートセンター初代相談員として 様々な県民の相談にのっていただきました 本当に面倒見のいい人でした

地域にあっても 今井地区こども会 鎖川右岸土地改良区 今井児童センター運営委員会 今井福祉ひろば事業推進協議会 今井地区堂村町会長などを歴任されてきました

そうした人望の厚さから、平成十一年松本市議会議員に立候補し当選 その時のスローガンは「ヒューマンな心で支えあう市政を」というもので 当時パンフレットをつくるお手伝いをしていた私に「中川さんなあ ヒューマニズムが大切なんだ」とお話をしてくれたことを今でも鮮明に覚えています

その言葉の通り 上條庄三郎さんは労働組合でも活躍され 昭和五十二年長野県職員労働組合書記次長、昭和五八年松本地区評事務局長 平成九年から平成二一年まで社民党松本総支部副代表 社民党長野県連合役員を担っていただきました

上條庄三郎さんの叔父にあたる上條愛一氏は戦後社会党から参議院全国区で二回当選 その後民社党の結成に関わった方で その姿からも影響を受けられたものと思われますが 文字通り「人間愛」に満ちた人生を送られてきました

長野県職員労働組合松本支部の書記を勤めてこられた久保田香澄さんは訃報を聞いて「いつも書記局によっていただき、おうちでつくられた野菜や果物を差し入れしてくれ、“組合は人だよ”と教えていただきました」と思い出を語ってくれました。

そうそう 庄三郎さんは宴会などで場を和ますことがお上手で 歌あり 手品あり ジェスチャーゲームあり 踊りありと多芸な方でもありました   

庄三郎さん もう一度見たかったなあ 寂しいです

奥様の悦子様とは 奥様が当時勤めていた豊科にあったトーヨーボーで卓球を通じて知り合い  昭和三五年に結婚して以来 六四年にわたり献身的に支えてくれた奥様に庄三郎さんが枕元で最期に 感謝の言葉を述べられたとお聞きしました 奥様をはじめご家族の皆様の悲しみはいかばかりかとご拝察を申し上げ 心よりお悔やみを申し上げます

上條庄三郎さん あなたが貫いてきた「人間愛」を私も深く心に刻み あなたが訴えてきた「誰もがいたわりあい ささえあう社会」となるよう後輩の一人として努力することをお誓いしお別れの言葉といたします

上條庄三郎さん ありがとうございました

安らかにお眠りください

 

令和六年十一月十二日

 

社会民主党長野県連合代表

長野県議会議員 中川博司

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2024年11月11日~16日

2024-11-10 09:23:17 | 活動日誌

11月11日(月)

  7:30 第801回月曜の声

13:30 自治労政治連合

17:00 月刊社民学習会

18:00 社民党松本総部常任幹事会

11月12日(火)

  7:00 追分スタンディング

11:00 団会議

13:00 長野県議会自治体議員研修会

18:00 中信市民連合(欠)

18:30 信大シンポジウム(欠)

11月13日(水)会派県外視察

  9:17 長野駅出発

11:22 宇都宮市ライトレール試乗

14:00 宇都宮市役所

①ライトレールについて 

②田んぼダムについて

11月14日(木)会派県外視察

  9:00 栃木県庁

①栃木の文化財を地域で支えるしくみづくり事業

②自動運転システム導入に向けた取り組み

14:30 常陸大宮市

・オーガニック学校給食の取組みについて

11月15日(金)

11:00 栃木県農業総合研究センター

・いちごの新品種の開発について

18:30 松本水労定期大会

18:30 国労中南信支部定期委員会

11月16日(土)

14:00-17:00 信州社民ネット公開講座「不登校を考える」@小諸市市民交流センター

11月17日(日)

  9:00-12:00 信州社民ネット自治体議員研修会

 

 

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2024年11月4日~11月10日

2024-11-10 09:21:48 | 活動日誌

11月4日(月)

  8:00 市長杯

14:00 弔問

11月5日(火)

10:00 海外視察まとめ

11月6日(水)

10:30 社民党県連合常任幹事会

13:30 第50回塩の道経済懇談会

新潟県糸魚川市から大町市、松本市、塩尻市へ続く「塩の道」。戦乱の世に上杉謙信が武田信玄側に「敵に塩を送る」ことに由来しています。松本の「飴市」も昔は「塩市」と呼ばれていたそうです。この4市の商工会議所が連携して、この地域の経済的な発展を目指してきたのが「塩の道経済懇談会」です。今年が記念すべき50回目となりました。

18:15 塩尻ユニオン

11月7日(木)

  7:30 街角トーク@新村

10:30 第73回JA長野県大会

11月8日(金)

  9:30 笠間市小中学校統廃校後の跡地活用について調査

茨城県笠間市は、平成18年に笠間市・友部町・岩間町が合併してできた市で、人口約7万人です。笠間焼のほか栗の栽培面積全国一です。「人口減少を背景とした多様な課題解決に対する行政経営資源の限界」から、公民連携を模索し、令和2年度「公民連携に係る基本方針」。令和5年度に「公民連携推進条例」をつくりました。

直近の事例として「動く市役所」の説明を受けました。用用和4年度の実験を経て、令和5年度からデジタル田園都市構想交付金を活用して、日立社の「汎用デジタル窓口」とMONET社の「マルチタスクモビリティ」の融合による「サービスの提供者側が動く仕組み」の形成を図り、市民の移動の負担を軽減、行政サービスの向上に資する「動く市役所」の運用を開始。各種手続きを車の中で行うことができ、デジタル画面を通じて直接市職員から説明を受けながら手続きをすすめます。ランニングコストは企業側が負担。企業としてのメリットは笠間市で実証を行い、このシステムを全国展開するメリットがあります。さらに移動販売車、銀行、生命保険会社、ドローン×イオンなどとの複合化も進んでいます。

今回、現場を見たのは「学校跡地利用」で、旧東中学校は株式会社県民球団が、旧東小学校が株式会社メニコンが、旧南小学校が学校法人タイケン学園が「地域を元気にする資源」として生まれ変わっています。

13:30 第2回全国オーガニック給食フォーラム@常陸大宮市文化センター

最初に、実行委員長の鈴木定幸常陸大宮市長から、JAや農家さんを巻き込んで、“子どもたちのため”というスローガンの下皆が一丸となって、数年でオーガニック給食を実現してきたことが報告された。

基調講演では、鈴木宣弘東大特任教授とジャーナリストの堤未果氏の二人。鈴木氏からは日本の食料自給率は38%と言われているが、家畜飼料や種子も含めれば実質は4分の1程度であるという指摘がされた。堤氏は、「アメリカでトランプ大統領が選出され、ロバート・ケネディJr.がトランプ内閣に抜擢されれば、子ども達の食を変える政策が打ち出されるだろう」と報告した。

 続いて、各地の取組み報告があり、JA東徳島市の「オーガニックフェスタ」、JA常陸は「2018年頃から大井川茨城県知事の、県北はオーガニック農業を盛んに!というメッセージや、鈴木市長の公約でオーガニック給食の実現という公約があり、JA職員一丸となり、オーガニック農業を盛り上げてきた」と報告。

次に、常陸大宮市の給食作りを支える栄養教諭や農家や市民達の和気あいあいとした仲間の紹介や、島村菜津さんがファシリテーターを務めた女性たちの取組みについてのパネルディスカッションがおこなわれ、この中で、農林水産省勝野美恵審議官から長野県松川町のとりくみが紹介された。

  国の方針でもある「みどりの食料システム戦略」を推進していくうえで、オーガニック給食は要であり、そのため「子どもたちのために」、「慣行農業と対立せず少しずつ前に進め」「日本一の学校給食をめざす」各地の取組みに学んでいく必要があると感じた。

11月9日(土)

14:00 法事

15:00 母面会

16:00 女鳥羽中学校同窓会

11月10日(日)

13:00 姪両家顔合わせ

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2024年10月28日~11月3日

2024-11-03 08:21:43 | 活動日誌

10月28日(月)

  7:30 第800回月曜の声

 

10:00 会派団会議

10月29日(火)

  7:00 追分スタンディング

10月30日(水)

12:40 盛岡駅集合

13:15 いわてのお米ブランド化生産販売戦略推進協議会【岩手県盛岡市】・県産米のブランド化や生産、販売に係る取組等について

・冒頭、照井農政担当技官から「東日本大震災のとき、復興支援で長野県から110人の方が支援に入ってくれたこと」へのお礼の挨拶から始まった。岩手県は一等米比率が全国一(長野県が2番目)、米の種類は一目ぼれが7割近いが、県が開発した「金色の風」(こんじきのかぜ)や「銀河のしずく」、さらに新品種「岩手141号」の生産・販売戦略をすすめている。

15:00 ノースジャパン素材流通協同組合【岩手県盛岡市】・木材のサプライチェーンマネジメント等について

・ノースジャパン素材流通協同組合は、東北各県の枠を超えて、市場流通ではなく山元直送流通を確立することで、①常時、220組合員の生産情報を把握し、②納入先工場の需要とマッチング、③支払い、精算、クレーム処理を一元化することで、山元の手取りを向上させている。

理事長の鈴木信義氏は、中部森林管理局長をしていたので、長野県の事情にも精通している。

10月31日(木)

  9:00 花巻農業協同組合【岩手県花巻市】・新品種の雑穀の普及拡大の取組等について

・宮澤賢治の故郷である花巻で、全国1の雑穀が生産されているが、生産技術の難しさなどもあり、需要に供給が追い付かない状況。

13:20 南三陸自伐型林業協会【宮城県本吉郡南三陸町】・自伐型林業の現状等について

・長伐期の施業で、環境と生産を両立させていこうとする取り組み。

15:00 株式会社デ・リーフデ北上【宮城県石巻市】・再生可能エネルギーとDXを活用した農業等について

・国の「次世代施設園芸導入加速化支援事業」を活用し、総額25億円の施設園芸を展開

11月1日(金)

  9:40 宮城県林業技術総合センター【宮城県黒川郡大衡村】 ・県産材を活用したCLTパネル工法の建築物等について

・スギの直行集成材であるCLTを活用した公共建築を推進している。CLTは寸法安定性に優れ、目的の強度を実現しやすく、比較的強度の低い材料も使えるので、森林資源をより有効に活用できる特性を持っている。

・スギの小花粉苗木を全国に出荷している。

12:10 仙台駅解散

18:00 見晴台

11月2日(土)

15:50 母面会

19:30 岡田地区卓球クラブ

11月3日(日)

12:00 新くん1才お祝い

17:00 金剛山歌劇団公演

 

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第50回衆議院選挙を振り返って その2

2024-10-29 09:41:36 | 政策・訴え・声

今、衆議院選挙における市民と野党の共闘の状況について

 長野県においては、2016年の参議院選挙で2人区から1人区に変わったこともあり、野党候補の一本化に向けた様々な営みが行われてきた。その中心的な働きかけは現在の信州市民連合であるが、出発は新安保法制に反対する市民と野党の共闘であった。その後、2017年の衆院選では、民主党(民進党)の分裂があったが、2019年参議院選、2021年参議院補選、2021年衆院選、2022年参院選と様々な模索はありながらも候補者の一本化と選挙における共闘を実現してきた。

 今衆議院選挙においても、7月末信州市民連合からの立憲民主党、共産党、社民党に対する「候補者の一本化と当選に向けた共闘」の提案に対して、三党は努力することを口頭ではあるが約束した。

 立憲民主党の代表選挙、自民党の総裁選挙が終わり、衆議院解散のうわさが流れはじめた9月末、社民党から立憲民主党、共産党に呼びかけ候補者の一本化に向けた努力を要請した。この時点で、共産党は「1区、2区には自主的に候補者をたてない」こととしていたが、4区に立憲の党籍のある人が立候補を模索していたし、3区、5区は立憲と共産の候補者が並立していた。私からは具体的に、共産党に対しては「3区、5区の候補者をおろしてほしい」、立憲には「4区では候補者を立てないでほしい」と要請した。結果は、共産党は3区の候補者を自主的におろし、4区の立憲党籍のある人は比例に回った。残るは5区のみとなったが、ここは一本化することはできなかった。信州市民連合との約束である「候補者の一本化」がすべての選挙区でできなかったことは、一本化された選挙区における野党共闘を縮小させることになった。立憲代表に、私から「一本化された選挙区における共闘を行うため会わないか」打診をしたが、「全選挙区での一本化ができていない」ことを理由に実現しなかった。

 信州市民連合と社民党は、一本化した選挙区は推薦(社民党は支援)し、5区においては自主投票とした。これは、来夏の参議院選挙に向けた市民と野党の共闘の基盤を残したいからに他ならない。

 共産党は、1区2区においても選挙戦では「自主的支援」を打ち出し、共闘の体裁をかろうじて整えた。この国の政治を変える大きな流れをつくりだしていくことを改めて確認をしたい。

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第50回衆議院選挙を振り返って その1

2024-10-29 09:39:04 | 政策・訴え・声

政治は変わる!

 第50回衆議院選挙の結果が出た。社民党は、持続可能な社会を目指して、「食と農業」「ジェンダー平等」「脱原発・気候変動対策」「脱成長・新自由主義経済政策からの脱却」などを訴えるとともに、日頃暮らしや仕事の中で感じている「不安」や「何とかしてほしい」という国民の思いをつなぎ、それを力として政治を変えていこうと訴えてきた。

 特に、北陸信越ブロック比例単独候補の堀井おさむさんは、50年にわたる農業経験を礎に、「自給率アップに向け米を食べよう」「農業を守るため個別所得補償の復活」「子どもたちの命と健康を守るためオーガニック学校給食の実現」を訴えてきた。

 この衆議院選挙において、社民党の目指すべき社会像を、これまでより明確に訴えることができた。持続可能な社会をつくるためには、大企業優先の政治では到底できない。新自由主義の競争社会は一方の局に格差と貧困を生み出し、「孤立」と「自己責任」を生み出してきた。同時に、「利益のでないもの」を切り捨ててきたがゆえに、人間が生きていくために必要な社会的共有資本(コモン)の分野が広がってきた。ここで働くエッセンシャルワーカーの重みも次第に大きくなってきている。

 人口減少社会にあって、経済の成長を望むことは物理的に不可能だ。持続可能な社会とは、政治の力による経済への「規制」があってこそ可能になるのである。新自由主義の経済政策が人口減少社会をつくり、この国の持続可能性を奪ってきた、そのことに目を向ける時がきた。

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2024年10月21日~27日

2024-10-29 09:20:02 | 活動日誌

10月21日(月)

  7:30 スタンディング@松本駅

11:00 葬儀

15:30 母面会

18:00 4区政談演説会

10月22日(火)

  7:00 追分スタンディング

10:00 松本地区育樹祭

 

14:00 山形村開村150周年記念式典

 

18:00 1区政談演説会

10月23日(水)

  7:30 スタンディング@桜橋

  9:00 新報号外配布

10月24日(木)

  7:00 スタンディング@渚

10:30 スタンディング@渚

13:00 県道283号線現場立ち合い

10月25日(金)

  7:00 スタンディング@村井下町北

  9:30 一ノ瀬病院送り

12:00 スタンディング@長野市トイーゴ

13:00 連合長野定期大会

16:00 岡田児童センター卓球クラブ

18:00 岡田地区町会長OB会

10月26日(土)

  7:00 スタンディング

  9:00 松本地区労組会議定期大会

10:30 スタンディング@イオン

11:30 ふれあい保育園祭り

 

13:20 選挙に行こうキャンペーン

14:30 下条みつ総決起集会

 

15:40 母面会

16:00 スタンディング

10月27日(日)

10:00 岡田町、伊深、東区、神沢文化祭

 

 

 

20:00 下条みつ開票を見守る会

 

 

 

 

 

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2024年10月14日~20日

2024-10-20 20:24:42 | 活動日誌

10月14日(月)

10:00-11:00 日本貿易機構(JETRO)ホーチミン事務所:県内企業の進出状況及び新規市場開拓について調査

13:00-14:00 イオンベトナムホーチミン社:新規市場開拓についての調査

15:00-16:00 在ホーチミン日本国領事館:現地の政治情勢、新規市場開拓及びインバウンドについての調査

10月15日(火)

 7:05 タンソンニャット国際空港発-8:15フーカット空港着

  9:15-12:00 ビンディン省:今年4月に長野県を訪問への表敬訪問。外国人材確保についての調査

13:00-14:00 ベカメックスVSIPビンディン工業団地:県内企業の進出に向けた可能性について調査

17:20フーカット空港発-タンソンニャット国際空港着

10月16日(水)

  9:30-11:00 エスハイ(送り出し機関):外国人材確保についての調査

13:00-14:00 オルガン針:県内企業の進出状況

15:30-16:30 サイゴンツーリスト:インバウンドについての調査

10月17日(木)

8:30タンソンニャット国際空港発-9:25プノンペン国際空港着

12:00-12:15 JAICAカンボジア事務所

13:00-14:00 ミネベア:県内企業の進出状況

15:00-16:00 カンボジア労働職業訓練省:外国人材確保についての調査

16:30-17:30 日本貿易振興機構(JETRO)プノンペン事務所:県内企業の進出状況及び新規市場開拓についての調査

10月18日(金)

  9:00-10:00 在カンボジア日本国大使館:外国人材確保についての調査

10:30-11:30 ラッキーグローバルエンプロイメントサービス:外国人材の確保についての調査

14:10プノンペン国際空港発-15:25タンソンニャット国際空港着

10月19日(土)

  7:00タンソンニャット国際空港発-15:10成田空港着

10月20日(日)

  8:00 衆議院選挙北陸信越ブロック比例候補 堀井おさむ街頭宣伝

 

 

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長野県議会海外調査六日目

2024-10-18 19:05:39 | 長野県議会

10月18日(金)

カンボジアの朝。ホテルの前には「ペン夫人の丘」がある。宮下さんと滝沢さんはお参りにいったそうだ。8時半ガイドのソバァさんが迎えに来る。トランクを積んで今日はカンボジア大使館へ。

 

植野篤志大使「日本とカンボジアは相互補完性がある。お金持ちになると日本に行く。東京、大阪、京都が主。何回か行けば長野にも目が向くのではないか。雪、スキー、温泉は魅力だ。カンボジア、日本食堂増えた。イオンでも酒、ブドウ、イチゴを売っている。

阿部佳裕一等書記官「1982年後半の和平のプロセスから貢献してきた。最近は中国がトップドナーだが、それまではずっと日本。2007年日カンボジア投資協定が結ばれ、2009年から官民合同会議を開催し、政府に働きかけをしている。」

聖川健斗二等書記官「農業人口35%。主要農産物は、米とコショウ。灌漑設備はこれから、農業生産性も低い、農協組織もこれからの課題だ。カシュウナッツ特産品だが、加工工場がないのでみんなベトナムに持っていかれてしまう。」

阿部「イオンでは日本食材やオーガニックが売れる。いちご、リンゴが人気。亡くなったシアヌーク国王はカキが好きだった」

安藤賢太一等書記官「日本で働く12,000人のうち2割が農業、あとは建設業が多い。円安の影響で安価な人材とはならない。収入面をあげて提案が必要。韓国が一番人気。相談体制が全国に13カ所ある。日本は新宿に1カ所あるだけ。信用のある送り出し機関を選ぶ必要がある。」

 

続いて、最後の調査個所であるカンボジア政府が認定した特定技能、技能実習生の送り出し機関「ラッキーグローバルエンプロイメントサービス」

昨年実績で108人を送り出している。円安で手取り15万円でもドルに換算すると900ドル。これではタイで稼いでも同じ。100万人がタイで働いている出稼ぎの国。

カンボジアは農業立国を目指すしている。熊本の農家に送っているが、家族的な雇用関係がいい。

デメリットは、内戦の影響で1980年代から1990年代の人は基礎学力が弱い。クメール語の読み書きができない人もいるし、足し算引き算ができない人もいる。2000年代以降の人は大丈夫だ。生活力は強い。

ここでは半年間でN5のレベルを身につける。育成就労に向けての試験がどうなるのかまだわかっていない。カンボジアの受け入れ機関として佐久にライフビジョン協同組合がある。

 

二つの授業風景を見せてもらった。「起立、礼、おはようございます。」「私の名前は〇〇です。年齢は〇才です。家族は〇人で、父、母、姉、兄、夫、子ども。仕事は〇〇で、〇〇県にあります」とそれぞれが答えていた。「好きな日本食は」の質問には「すし」と答えていた。

 

 

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長野県議会海外調査五日目

2024-10-18 08:04:31 | 長野県議会

10月17日(木)

フロントに5時集合でチェックアウト。クリーニング代は昨夜のうちに精算しておいたので、支払いはない。バスで30分でタンソンニャット国際空港へ。出国手続きに1時間。搭乗口でホテルにつくってもらったサンドイッチを食べる。タンソンニャット空港からプノンペン空港まで1時間ほど。出国手続きは時間的には早かったが、ビザを印刷していかなかったので、注意されるが通過できた。空港にガイドのソバァさんが来ていた。日本語は国立プノンペン大学外語学部日本語学科で学んだという。優しい性格で日本語も上手だ。

最初の調査個所は、JAICAカンボジア事務所。讃井所長と柳川伸二氏。カンボジアは平均年齢25才の若い国である。国内に若い人の就労先が限定されている。技能実習生は2万人。4月にトヨタ通称がノック工場を開設した。即戦力としては難しさがある。「時間を守る」などの仕事に就くための基礎的なことができていない。理由は教育水準にある。内乱の後、教師が圧倒的に少ない。地方では3000人のマンモス校があるがそれは先生がいないからだ。通常は6・3・3+2年の教育課程で先生をしているが、でJAICAの支援で6・3・3+4年の教育課程をうけて先生になると創造的な教育を行っていることが評価されている。医療のお手伝いをしてきたことで健康は改善されている。基礎的教育から技能・教養を身につけることが求められている。JAICAは、道路整備、農業支援、森林保全などを行てきた。日本語教育も課題。韓国は、農村から人材を集めて韓国でハングルの研修をさせてワーカーにしている。

自治体の協定は、北九州市と水道協定、高松市と都市開発協定、沖縄県と平和協定を結んでいる。

 

お昼に日本のラーメンを食べる。その後、ミネベアミツミに行く。青木崇氏と渡邉健介氏から話を伺う。

ミネベアミツミはタイ及び中国に工場を持っていた。為替リスク、労働力不足、賃金水準の上昇などの課題があり、①タイ工場と近い、②安価な労働力、③政治的安定性+サポート+投資優遇措置、④従業員の潜在的技能(素直な国民性)から、カンボジアへの進出を決め、2011年から小型モータの製造を始めた。サプライズチェーンがないので自社でつくっている。

従業員は、7721人、日本人スタッフ29人。中卒10%、高卒50%、大卒30%。全階層の研修を行っている。最初に2週間の教育を行っている。「靴をはく」「髪の毛を洗う」「クリーンスーツを着る」などの指導を行う。集団生活に慣れていないので寮に住んで身につける。大卒でも単位が少ないのでOJTをしっかりやり、「成長してもらっている」。離職率1か月に1年間に2000人辞めるが、日本企業のなかでは少ない方だ。プノンペン近郊に人口が集中しているので豊富な労働力がある。採用に苦労はない。タイ、ベトナムの給料水準の3分の1。

カンボジア労働職業訓練省ヘン・スゥア大臣と面会。大臣からは「内戦後最初に支援をしてくれたのは日本で感謝している。大臣、次官、通訳は日本で学んでいる。カンボジアに日本の企業少ないが、実習生は日本で学びたい。これからも日本へ行く人多い。2024年9月現在日本で3万人が働いている。技能実習生のほかに2万人が働いている。農業関係が多い。あと清掃業、宿泊業、自動車整備など。介護は少ない400人。長野県は200人。リクエストがあれば具現化したい。ベトナムとの協約できないか検討をしてほしい。労働省として提案していく。

 

カンボジア国内の各県に送り出し機関がある。37カ所ある。どんな人材が必要か教えてほしい。年に10万人の派遣を目標としているが、当面は2万人から4万人。長野県で2000人から5000人くらい受け入れてほしい。

日本貿易機構(JETRO)プノンペン事務所へ移動。若林康平所長と大西俊也アドバイザーから説明を聞く。日系レストラン300-350ある。そのうちプノンペンに250-300ある。イオンの売れ筋はブドウ、リンゴ、モモ。

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長野県議会海外調査四日目

2024-10-16 23:06:02 | 長野県議会

10月16日(水)

 

日本に人材を送り出している「エスハイ」を訪問。会社は2006年に設立、社長のレロンソンは日本の国会でも参考人として技能実習制度について出席している。

ベトナムの労働者の状況は、1学年約100万人、18才~33才まで1200万人いるが、国内企業は85万社で働き口がない。ワーカー職はあるが大学進学率30%で、大卒の働き口がない。ベトナム国内のワーカーは18才から30才くらいを求めているので、30代以上の失業者が増えていて、今後10年以内に200万人から300万人が失業すると言われている。2023年海外で働いいている16万人のうち半分の8万人が日本で働いている。2024年125000人で、日本が63000人、台湾48000人、韓国8500人である。エスハイとしては、日本で学びたい。長期的なキャリアにより将来の専門家及び管理者を目指す人材を育てたい。エスハイで8か月日本語を学んでN4レベルになる。日本の企業で働いた人はベトナム国内の日本企業で優秀な人材として受け入れられる。長野県内には、これまで125人が働いてきた。茨城の管理会社を通じてカイジョウで働いている。長野県内の受け入れ機関を紹介してほしい。

日本への要望は、住宅の確保は」受け入れ会社が確保しているが難しさがある。これまで食品関連の企業が多い。農業関係は労務管理がしっかりしているJA北海道へ行っている。冬は選果場で働くことができる。

育成就労制度に変わることで、日本での滞在期間が長くなる可能性が広がる。これまで特定技能1号が40万人いるが、特定技能2号は150人しかいない。日本人レベルの語学と技能が求められる。150人のうち20人はエスハイの卒業生。現場監督もできて、実習生の世話もできて、給料も30万〜40万円。

管理会社や企業が、実習生の成長を考えてくれているところもあるが、とにかく働いてくれて残業もしてくれればいいと考えているところもある。

都道府県とベトナムの地方との協定は、愛媛県とベンチュー省は、1000人の受け入れを協定した。このほか、新潟県とビンロン省、茨城県とロンワン省が協定を結んでいる。

経費は、決められていて手数料9万円とN4レベルの教育費25万円で、計34万円。ブローカーが入ると100万円と聞いている。

 

上田氏に本社のあるオルガン針ベトナムを調査。対応は代表執行役員の竹内毅さんとマネージャーの加藤潤一さん、あと現地スタッフ。オルガン針は創業106年の老舗企業。ホーチミミン市のタントァン輸出特区に1995年に操業を始めて29年目となる。トントァン輸出特区には150社あり、そのうち90社が日系企業。従業員は1160人。男755人平均年齢35.3才平均勤続年数10.8年、女405人、39.3才、14年。毎年100人辞める。

ベトナム人は勤勉だ。国の法令が変わると要求が変わることがある対応に苦慮する。賃金も上がっていてホーチミン市はレベル1。海外展開する中小企業への支援はあるのか。

 

国営の旅行会社。最近は日本の旅行会社が直接入ってきている。アウトバウンド、東京、大阪、京都が多い。日本政府観光局とタイアップしている。フォーのフェスティバルを東京で朝日新聞の後援でやった。ベトナムと日本の文化共通点が多い。ビザの問題が多い(所得証明など必要でとりにくい)。長野県のこと知らない。ツアー日程にいれるのは難しい。労働者の派遣に興味は示した。

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長野県議会海外調査報告三日目

2024-10-16 07:58:27 | 長野県議会

10月15日(火)

今日は、中部にあるビンディン省に向かうため朝5時にホテルのロビー集合。ホテルのバスでタンソンニャット空港へ向かう。さすがに渋滞はなく早かったが、一カ所舗装工事をしていてひっかかった。空港で国内旅行カウンターでチェックイン。パスポートだけでできるが、チケットを求められたのは探すの面倒だからという。4人分まとめて発行される。機内持ち込み手荷物にシールを括り付ける。金属探知機の検査は厳しく、靴を脱ぎベルトはずし、上着なども脱がなければならない。

搭乗口から飛行機への移動中、お孫さんをだいたおばあちゃんがエレベーターで倒れ、私と湯本さんで助け起こす。そこで、4月に長野に来られたベカメックスの日本市場責任者であるチャン・ティ・キム・ティさんから「長野県議会の方ですか」と声をかけられる。およそ1時間でビンディン省にあるフーカット空港に着く。案内・通訳をしてくれているクハさんとも合流。

ビンディン省での調査まで少し時間あったので、喫茶店で休憩。ベトナムコーヒー(味が濃く練乳をいれる)、やココナッツミルクをそれぞれ注文。長野県にも来られた人民委員会の外務局副局長も同席。しばし歓談。

ビンディン省では、人民議会副議長さんをはじめ、議会の経済財務副委員長と社会文化副委員長の三人と、人民委員会側からは投資計画局、農村農業開発局、観光局、経済財務局、水産支局の副局長クラスとベカメックスの開発責任者であるグエン・フック・フォン・ウェン氏が同席。調査というよりも会談となる。

最初に、副議長さんからビンディン省の概略について説明を受ける。

・ビンディン省はベトナム中部に位置し、面積は6000万㎡(長野県の約半分)、人口は150万人。11の町に分かれている。クイニュウ港、フーカット空港があり、ハノイやホーチミンへ行くことができる。

・ビンディン省の開発計画の柱は4つ。①工業開発、②農業開発、③観光開発、④中小企業開発。ビンディン尾経済成長率は76ある省の全国平均より高く25位、中部14省中5位。海外に投資を呼び掛けている。現在日本からは19の投資がある。

この後、私から調査団の目的について説明、宮下議員、滝沢次長、竹内氏、湯本氏の順で挨拶。ビンディン省側の出席者の自己紹介の後、お互いに質疑意見交換が行われた。

・ビンディンの観光局長から、800万人の観光客がきて10000人の雇用を生んでいる。観光の目玉は、中世のチャンパー王国の跡や風光明媚な浜辺、サンゴ礁もある。ゴルフ場もある。

・人民議会経済財務局長からの質問①長野県議会の機能と任務について、②経済と建設環境について、ビンディン人民議会は、各プロジェクトを監視し議会に報告する。ビンディンンに投資ができる企業を紹介してほしい。

・人民議会社会文化局長から、ビンディンの労働力状況について説明がある。ビンディンの人口に対する労働者の割合は55%、そのうち技能労働者が5万人で62%。大卒は8万人いる。2024年9月現在ビンディン省から海外に働きに行っている人は783人、そのうち719人が日本に行っている。労働環境の改善を期待している。

意見交換の後、ビンディン人民会議の招待で昼食をいただく。

昼食後、国営企業のベガメックスVSIPビンディン工業団地へ。

説明は、グエン・フック・フォン・ウェン氏。経済省の優遇措置を受けて開発をしている。全体が1347ha内工業団地が1000haで、残り347haは住宅地。日本とも航路がつながっているクイニャン港、フーカット空港から近い。法人税は最初の15年間半額の10%などの税制優遇を受けられる。許認可など投資手続きはベカメックスが支援。第1期200ha出来上がっていて、ドイツ、オランダ、香港、韓国、シンガポールの企業が取得してすでに操業を開始している。日本企業が投資することを期待している。労働力は10キロ以内に10万人~20万人いる。賃金レベルは4で国内では一番低い。日本国内では、石川県、熊本県、愛知県、東京だなどが関心を寄せている。クイニョン市内にはインターナショナルスクールも病院もある。

 

調査後、工業団地を見て再びフーカット空港を経てタンソンニャット空港へ。ホーチミン市のホテルに戻り夕食。

 

 

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長野県議会海外調査報告初日、二日目

2024-10-14 08:54:46 | 長野県議会

10月13日(日)

 長野県議会海外調査団の一員として自民党の宮下克彦議員(諏訪市)と、長野県産業労働部滝沢次長、国際交流課竹内係長、現地でシンガポール駐在員の湯本氏と合流して、13日~19日までベトナム・カンボジアの調査を行います。

 12:10松本駅発あずさー15:08新宿駅発成田エクスプレスー16:31成田空港第1ターミナル着

 第1ターミナル4Fに行き、先着していた竹内さんに案内をいただき、すでに県議会の方で予約していただいてあった海外で使えるグローバルwifiを借り受け、チェックイン、手荷物を預け、出国審査を行い搭乗口へ。先に出国手続きを済ませていた滝沢次長と合流し、簡単な打ち合わせ。

 19:20ANAに搭乗し一路ベトナムへ。機内食を食べ眠ろうとするが寝付けず。飛行時間は6時間弱。時差が2時間あるので、現地到着時間は23:45。ベトナムへの入国手続きに長蛇の列で1時間余。宿泊するサイゴンプリンスホテルから迎えが来ているとのことだが見当たらず、30分待ち。私たちの名前のローマ字表記の紙を持った若い男性がいて、ようやく車に乗る。ホテルに着いたのは午前2時。チェックインの際、一人100万ドンのデポジットがあった。部屋に入り荷物を整理し就寝。

10月14日(月)

 現地時間で6時に起床。日本時間は8時なのでいつもなら松本駅前の街頭宣伝を終わっている頃。身体はまだ日本時間なので起きてシャワーを浴びる。ベトナムの夜明け。ニワトリがあちこちで朝の雄たけびをあげている。ホテルから見える朝焼けを撮影。

 

サイゴンプリンスホテルのモーニング。様々な料理が並ぶ。よくわからないので適当にお皿に盛りつける。少し味が濃い系。ミソスープがあったので、ワカメと豆腐とパクチーを入れて食べる。これは、これで美味しいかな。今日一日の動き方について、打ち合わせる。

試しに昨日着てきた服をランドリーサービスにお願いしてみた。463,000ドンは日本円で2,784円。標記の記載をして、ランドリーサービスに電話。フロントで、それでいいのか確認したが、結果として洗濯したものができていた。

9時15分にロビーで待ち合わせ。シンガポール駐在員の湯本さんと合流。あらためて打ち合わせをして、歩いてJETROホーチミン事務所へ行く。歩いて5分のところ。外は蒸し暑い。

日本貿易振興機構(JETRO)ホーチミン事務所松本暢之所長にお話を聞く。ベトナムには反日感情がなく、これまでは日本へ技能実習生などを送り出してきたが、円安と犯罪などネガティブ情報などから近年では韓国や中国が人気となっている。日本語学科が減り、中国語や韓国語を学ぶ学生が増えている。一方でホーチミン工科大学では日本語コースに450人が学んでいる。理系は日本企業を評価している。理系で学んだことを生かし社員教育で技術を高めてくれるプログラムがあると感じている。政府としては、一人当たりのGDPをあげるために付加価値の高いハイテク産業を育成したいと考えている。IT関係で5万人の育成を目指している。

長野県としてはワーカーとしての需要希望が多く受け入れ可能だが、ベトナムは日本への派遣中間手数料が高い。日本が選ばれる魅力的な労働環境が必要。

日本は介護人材不足しているので、日本語の習得と介護資格の習得を一緒にやっている学校もあり、授業料を働いてから返す制度もある。ドイツでは介護で3年間働けば医療にキャリアアップできる制度がある。

日本の青果で輸入しているのは、「りんご」「なし」「みかん」だけ。「女性の日」や「旧正月」の贈答用で1個600円で売れる。韓国からはシャインマスカット入ってきている。

議会事務局で頼んでくれたタクシーに乗って、イオン・ベトナム本社へ向かう。渋滞していて小一時間かかる。何とか12時15分に到着し、イオン内にあるお惣菜コーナーで弁当を買って食べる。少し時間があったので、店内を見て回る。長野県の「ひかり味噌」や「ナメタケ」がおいてある。先日福島県の内堀知事がトップセールできて梨が陳列してあった。韓国さんのシャインマスカットもありました。

 

 

イオン・ベトナムでは、古澤康之執行役ベトナム担当と風岡隆雄精進責任者が説明。2009年に市場調査を行ってから現在、スーパー、金融、流通、不動産などグループ会社は8社。イオンモールは1年に1カ所開店し、今年新たに4店舗展開、来年も3-4店舗を出したい。中型都市を地方都市に展開しもていく。

商品の85%から90%はベトナムのもの。ベトナムのものを日本のクオリティーをもって提供している。「いいものでも買ってもらえなければだめ」、一方で高くても売れるものがある。りんごやなし、1玉500円でも売れる。牛肉の販売、試食会を2-3か月続けてはじめて定着する。

韓国からの輸入品が多い。だんだんいいものを出してきていてレベルの差が縮まっている。韓国はサムスンのベトナム工場がベトナムからの輸出の10%を占めていて、だから青果をベトナムに輸出できている。ベトナムのWINをつくって、その見返りで日本のものを輸入する必要がある。WIN WINの関係づくりが必要だ。

 

次に在ホーチミン日本国領事館へ行くため市内に戻る。ベトナムはまだ雨季なので、激しいスコール。バイクの皆さんもカッパを着ている。

15:00-16:00 在ホーチミン日本国領事館へ入るのにもパスポート審査、金属探知機を通る。パソコン、スマホなどは持ち込み禁止でロッカーに預ける。

迎えてくれたのは、神奈川県から外務省に出向し副領事をしている大迫亜里沙さんと、農林水産省にいた領事の盛本恵美子さん(写真はない)。

最初に地方連絡担当の大迫さんから概要を聞く。ベトナムでは出生率が2%をきり、高齢化が進み2035年65歳以上の高齢者が15%を超える。

ホーチミン市には日本人は150人が生活している。韓国、台湾が多い。

海外からの投資の呼びかけがホーチミン市人民委員会委員長の呼びかけで行われている。

留学先が滞在費や家族の生活費まで出している国がある。

日本には稼ぎに来ることが目的だがビザの申請が厳しい。

(意見交換となった課題)

・最近のトップセールスは、9月に福島県知事がきて梨を売りチャーター便の運航をすると言った。8月には愛知県知事、大阪府知事、兵庫県知事などが来ている。

・神奈川県は黒岩知事のもとで、神奈川フェスティバルをハノイ、ダナン、ホーチミンと順に行っている。内容は文化交流、教育プログラム、経済分野のプログラム。教育プログラムでは、大学生対象に日本語のスピーチコンテストを行った。

・福岡県はハノイと協定し県庁から派遣されている。

・長野県ホーチミン市友好協定がある。大学生の交流ができないか。

・ダットは高原野菜の産地、川上村で研修を受けた人が多い。オーガニックで付加価値の高い野菜がモダンマーケットで富裕層に売れる。ウェットマーケットでは安全性が疑われる農産物が大量に出回っている。ベトナム農村開発庁と日本の農林水産省との技術協力の中には残留農薬基準も一つのテーマとなっている。

・神奈川県黒岩知事は、ハノイの要人と個人的なつながりがあり、力が入っている。神奈川県は現在ヘルスケアに力を入れている。県庁内にヘルスケア分野の「いのちみらい戦略室」がある。神奈川県としてのメリットは、人材確保につながっている。ベトナム人が多く入る厚木の県営住宅もあり、1Fにはベトナムのスーパーが入っている。神奈川が選ばれるように努力している。

・ホーチミン市からビザ取得の緩和を求められている。

・ベトナムへの観光客は円安の影響で少なく、韓国・中国が多い。

・ベトナムから日本へは、個人的なものは許されていない。基本団体で動いている。個人の場合、訪問先の招待が必要。

・生鮮食料品、一品づつ合意していく。たとえば現在「ぶどう」と「もも」が協議されているが、日本側の生産地の輸出希望をとりベトナムでの市場調査を行っている。産地は輸出のための検査費用を出さなければならない。一つ成立させるために5-6年かかるが過疎させていく必要がある。

 

 

 

 

 

 

 

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