こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

小林健孜先生を偲ぶ会

2024-09-10 08:43:38 | 活動日誌

私が女鳥羽中学校時代クラス担任とバスケットボール部でお世話になった小林健孜先生(通称コバケン)が昨年12月に亡くなった。その前の年5月に浅間温泉の玉の湯で先生の兄弟会が行われた際、同級生のおかみが気をきかしてくれて、教え子が何人か集まった。「OB会をやりたいね」という話はそこから始まったのだが、どうにもこうにも忙しくて手がつかずにきての訃報だっただけに、先生が生きているうちにOB会ができなかったのは残念でならなかった。

コバケンに教わった代はすべてで7代。5月連休明けに各代の代表者に集まってもらい実行委員会をつくり、会場は縁のある玉の湯にして少し余裕をもって9月8日に日程を決めた。なにしろ50年前の話なので名簿づくりが大変で、住所が分からない人が結構いる。話をしていく中で、ひょんなところでつながったり、高校の同窓会名簿から探したりと。結局46人の方に案内を出すことができて、当日の参加は21人となった。

50年というのは半世紀で、受付をして顔を見ても分からない。「あれ、背が縮んだじゃないですか」と言ったことばがでるが、中学生と言えば背の伸び方も人それぞれ、中学時代から170センチ以上あった人もいれば、私は卒業の時には158センチで、高校のときに身長が伸びて175センチになったので、中学時代には見上げていた先輩が小さく見えたのでした。

 

昭和45年卒業生

昭和46年卒業生

 

昭和47年卒業生

  

昭和48年卒業生

 

昭和49年卒業生

昭和50年卒業生

昭和51年卒業生

飛び入りで、当時美須々ヶ丘高校女子バスケット部の顧問だった五味先生が挨拶をしてくれました。

 

私たちの代では、県大会で優勝した。その時の切り抜きも先生は残しておいてくれた。

記念品として、大澤一仁君に書いてもらった「積愛」を奥様に贈る。

小林健孜先生の経歴

昭和18年12月3日松本市御徒町で出生。当時、父親は長野師範学校女子部の体育の教員でした。兄3人、姉2人の6人兄弟の末っ子として誕生。戦後、農地解放により長野市長沼へ転居。長沼小学校、東北中学校、須坂高校、昭和41年3月信州大学教育学部を卒業しました。高校、大学時代はバレーボール部でした。

昭和41年4月南佐久郡川上村立川上第一小学校教諭。スケートの指導にあたり郡内で2位まで押し上げました。自ら川の水を運びリンクをつくり、竹箒でリンクを整備、子どもたちのスケートの刃を研ぐなど熱心さは、川上第一小学校で行き会った後の奥様から見れば、異常なほど熱を入れていたということです。

昭和44年4月本郷村松本市組合立女鳥羽中学校に教諭として赴任。体育のほか国語の資格を働きながら取得しました。男子バスケット部の顧問。

昭和45年直子さんと結婚。昭和46年長男健太郎君出産、昭和48年次男直樹君出産。奥様いわく「すぐそばの病院で出産したのに学校にいて面会にもきてくれず寂しい思いをしたが、健孜先生の親が訪ねてきて、おめでとうと言われて安堵した」と語ってくれました。

昭和49年 4月信州大学教育学部付属長野小学校教諭

昭和54年 4月長野市立櫻ヶ岡中学校教諭 バスケット部顧問

昭和61年 4月長野県生徒指導専門研修生

昭和62年 4月長野市立更北中学校教諭 バスケット部顧問

平成 2年 4月長野県教育委員会事務局体育課指導主事

平成 5年 4月長野市立北部中学校教頭

平成 7年 4月長野県教育委員会事務局体育課学校体育係長

平成 9年 4月大町市立仁科台中学校校長

平成13年 4月長野市立裾花中学校校長

平成15年度の主な役職

・長野県中学校長会会長

・長野市校長会会長

・長野市教育会会長

・全国連合中学校長会理事

・関東甲信越地区中学校長会理事

・長野県吹奏楽連盟会長

・長野県学校体育研究会会長

平成15年11月文部科学大臣教育者表彰

平成16年 3月定年退職

平成16年 4月長野市少年育成センター指導主事

平成16年11月保護司

平成17年 9月財団法人長野県体育協会専務理事

平成21年 4月長野市立城山公民館館長

平成23年 4月長野市篠ノ井公民館館長

平成27年 5月瑞寶雙光章(ずいほうそうこうしょう)受章。公務等に長年にわたり従事し、成績を挙げた人に授与されます。

令和5年12月16日逝去(享年81歳)

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2024年9月2日~9月8日

2024-09-02 10:36:21 | 活動日誌

9月2日(月)

  7:30 第796回月曜の声

  9:00 続木副議長ご母堂様葬儀弔問

  9:30 歯医者

14:50 長野県議会入札制度研究会知事要望

9月3日(火)

  7:00 追分スタンディング

  9:00 県政レポート配布

12:30 アベ政治を許さないスタンディング

14:50 危機管理建設員会視察 長野県消防防災航空センター

16:00 県政レポート配布

9月4日(水)

  7:30 街角トーク@平瀬

  9:00 県政レポート配布

13:00 協会支局運営委員会

9月5日(木)

  7:30 街角トーク@新村

  9:00 県政レポート配布

15:50 母面会

19:00 松本卓球連盟理事会

9月6日(金)

  7:30 街角トーク@開成中北

  9:00 NPOJAくらしの助け合いネットワークあんしん

11:00 県政レポート配布

20:00 信州社民ネット議員団会議打ち合わせ

9月7日(土)

  9:00 小林健孜先生を偲ぶ会準備

15:50 母面会

19:30 岡田卓球クラブ練習

9月8日(日)

 11:30 小林健孜先生を偲ぶ会

 

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2024年8月26日~9月1日

2024-09-02 10:34:52 | 活動日誌

8月26日(月)

  7:30 第795回月曜の声

  9:00 山辺開発促進協議会現調(欠)

10:15 会派県内視察集合

11:00 南信州アウトドアリビング

13:10 南信州農業農村支援センター阿南支所

14:30 NPO法人いなだに竹Links

18:15 県政対話集会@飯田市勤労者福祉センター

8月27日(火)

  9:00 お菓子のシアワセドー

10:30 下伊那社会福祉会「慈恵園」

18:00 松本地区原水禁学習会

8月28日(水)

  7:30 街角トーク@渚

  9:00   松本地区労組会議

  9:30   玉の湯打合せ

11:00    コバケン打合せ

15:50 母面会

19:00 里山辺地区鳥獣被害対策協議会

8月29日(木)

  7:30 街角トーク@村井下町北

  9:00 ファームやまこ視察

13:30 林活議連@サントミュージアム

8月30日(金)

  7:30 街角トーク@並柳

13:30 中央線高速化促進期成同盟会@甲府市

17:30 市政共闘会議

8月31日(土)

13:00 女性支援法勉強会

15:50 母面会

18:00 松本市現業労組生ビール大会(延期)

9月1日(日)

  7:30 岡田地区親睦球技大会(中止)

10:30 弔問

18:00 平林太一くん応援パブリックビューイング

パラリンピックブラインドサッカーに出場している平林太一くんを美須々ケ丘高校視聴覚室でパブリックビューイングで応援。はじめてのパラリンピックの舞台で最初は緊張している様子でなかなか力が発揮できずにいて途中交代。後半は、持ち前のドリブルからの突破力で何度もシュートを放つがゴールネットを揺らすことはできなかったが、物凄い活躍だ。残り試合も全力でがんばれ!
*それにしても、あと1分半のところで中継が終了、あり得ない。この後の試合も中継がないなんてあり得ない!
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社民党食と農のフォーラム

2024-08-30 09:19:21 | 食・農業

社民党長野県連合は、8月24日長野市松本市で、25日塩尻市駒ヶ根市で食と農のフォーラムを開催しました。

先の通常国会で25年ぶりの改定となる「食料・農業・農村基本法」の改正とあわせて「食料供給困難事態対策法」が新たにつくられました。社民党は、国民の食料は基本的に国内で自給することを目指す食料主権の考え方や、2017年に廃止されたし「主要穀物種子法」の復活などを求めてきましたが、残念ながら取り入れられませんでした。

 そこで、社民党農林漁業再生プロジェクトチームを立ち上げ、次期衆議院選挙北陸信越ブロック比例単独予定候補者の堀井修氏を委員長に据え、「社民党の食料農業農村基本法草案」をまとめました。

長野県連合は、堀井修さんから社民党の農業政策をお聞きするとともに、県民の皆様と共に、これからの食と農業のあり方を考えるきっかけとなるようフォーラムを開催しました。

ご参加いただいた皆様に感謝いたしますとともに「オーガニックな社民党」にご期待ください。

  

【長野会場30人】

・学校給食無償化は、物価高でコスト削減をすると給食の質を低下させてしまい問題がある。

・いすみ市はオーガニック学校給食で移住者が増えている。

・食料自給率をあげていくためには、米などの国産品を食べることが必要。

・種の自給も目指す必要がある。

 

 

 

【松本会場29人】

・発達障害やガンが増えている背景に食の問題がある。日本はグレーゾーンは許可をし、EUは許可しない。アメリカは日本に輸出するものだけ農薬を使っている。良心的な農家と消費者が手をつなぐ必要がある。

・農家の収入が増えないと後継者できない。学校給食に有機の食材を使ってほしい。子どもたちの食育大切。

・牧草地が工場団地になる。ちぐはぐな政策だ。

・松本一本ネギ大正8年から種をつくってきた。体験栽培を学校でやっている。支援学級の子どもが一生懸命つくっている。

・村がなくなれば、仲間もなくなる。

 

【塩尻会場39人】

・就農して6年目で、自然農法で1反歩8俵取れている。

・学校給食で特別栽培米になっている。

・耕作放棄地が増え、10年後に農業危機が訪れる。

・耕作放棄をすれば鳥獣被害が拡大するので除草剤をつかっている。定年帰農は農業初心者、畑が荒れるとどうにもならない。

・農業資材が高くなっても生産物の価格に反映されない。

 

 

【駒ケ根会場18人】

・学校給食に食材を提供する会15年目。農薬・化学肥料を慣行農法の半分を目指している。生産者が給食を一緒に食べる。農産物を通じて子どもたちと交流している。

・農地を持たない人からも共助金をだしてもらう集団営農をやっている。農業を続けるためには兼業がいい。

・農薬、化学肥料を3割減で相互認証を行う。農家と消費者をつなぐオーガニックファーム。

 

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2024年8月19日~25日

2024-08-25 08:30:32 | 活動日誌

8月19日(月)

  7:30 第794回月曜の声

  9:00 松本合庁

10:00 新村現地立会

12:00 食と農のフォーラムオルグ

15:00 歯医者

8月20日(火)

  7:00 スタンディング(追分、南松本、桜橋、渚)

 

 

   7:40 岡田のスタンディング

  9:30 和泉川立会

 

11:00 松本大学要請

14:45 「リニアから自然と生活環境を守る沿線住民の会」会派陳情

18:00 社民党松本総支部常任幹事会

19:00 沖縄を語る会

8月21日(水)

   7:30 街角トーク@白板

11:00 玉置利幸告別式・葬儀@かざこしホール

14:00 東筑摩郡村議会議員大会(欠)

18:45 松本地区労組会議暑気払い

8月22日(木)

  7:30 街角トーク@桜橋

13:00 免許更新

8月23日(金)

  7:30 街角トーク@村井

10:30 長野県議会総務企画警察委員会視察 県警航空隊

16:00 岡田児童センター卓球クラブ

19:15 連合松本暑気払い

8月24日(土)

10:00 麻績メッセ

11:00 社民党街頭宣伝@長野駅前

13:30 【長野会場】社民党食と農のフォーラム@ToiGo

18:00 【松本会場】社民党食と農のフォーラム@松本市勤労者福祉センター

8月25日(日)

10:00 【塩尻会場】社民党食と農のフォーラム@塩尻総合文化センター

 

14:00 【駒ケ根会場】社民党食と農のフォーラム@駒ヶ根市アルパ

 

 

16:00 お不動様

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2024年8月12日~18日

2024-08-17 05:12:59 | 文化・芸術

8月12日(月)

  7:30 第46回アルプスオープン卓球選手権大会

19:00 社民党自治体議員団会議+教育PT合同研修会

 社民党自治体議員団会議は、毎月2回勉強会をオンラインで開催している。あわせて、様々な課題でのプロジェクトチーム(PT)があるが、今回は教育PTとの合同勉強会。

 テーマは「日本国憲法と子どもの権利条約」で、お話は金沢大学の石川多加子先生。

・教育を受ける権利があるので、国家が教育内容を押し付けるのではなく、国民がどのような教育を行うべきか要求することが必要。

・子どもの意見表明権大事。これは憲法第21条表現の自由及び19条思想信条の自由を土台にしていると言える。子どもは保護の客体であると同時に権利を行使する主体でなければならない。ここが分かってもらえない人が多い。

・子どもの主権者教育は、大人の主権者教育になる。

・条約を批准していることから、少しでもこの社会をよくしていくために国内法を変えていくいく視点が必要。

・子どもの権利条約30年を期して学習と運動を起こそう。

8月13日(火)

  7:30 追分スタンディング

 

  9:00 お迎え

16:00 白金町夏祭り

20240813松本市白金町会第22回納涼祭 蟻高its'書time

8月14日(水)

  7:30 街角トーク@新橋

10:00 巾上お参り

13:00 正行寺お参り

17:00 伊深町会納涼祭

8月15日(木)

  7:30 街角トーク@村井下町北交差点

  9:30 松本市平和祈念式典

10:20 松本市平和の集い

11:40 平和の鐘@広沢寺

20240815 平和の鐘

14:00 社民党2区支部連合役員会

8月16日(金)

  7:30 街角トーク@南松本

  9:00 木曽義仲展

16:00 送り盆

8月17日(土)

13:30 松本市博物館講座

16:00 経済学入門学習会

17:30 出川町第1町会納涼祭

8月18日(日)

15:00 弔問

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玉置利幸くんのこと

2024-08-14 09:04:23 | 

弔    辞

飯田市職労青年部長の玉置利幸君に行き会ったのは、私も松本市職労青年部長のときでした。職場の小さなことでも取り上げて青年部として独自要求書をだして交渉しているという報告を青年部の大会で聞いたのが最初だったと思います。

自治労の北信地連の夏季交流集会では、長野県本部の代表として飯田市職労青年部は「そんなふうに思えてきた僕ら」という構成詩をつくってきました。この時の劇中歌「怒れ、怒れ、怒れ」は、今も自治労労働歌として歌い継がれています。青年部の中で毎晩のように議論して、保育園の園服の支給を要求する構成詩でした。「園服のインク染み付いて明日はとても着られない。もう一着あったなら」という歌とともに繰り広げられる青年部独自要求の様子を芝居にしたてての発表でした。私は正直に「すごいな」「やるな」と感心しきりでした。飯田市職労のほかにも小諸市職労、須坂市職労なども青年部独自要求に取り組んでいました。私は「負けていらない」と思い、松本市職労も青年部独自要求に取り組んだのです。

玉置利幸君は、バレーも得意でした。自治労青年婦人労働学級のスポーツはソフトボールが多かったわけですが、雨が降ればバレーボールをやりました。私はバレーボールは得意ではなかったので、ここでも玉置君がまぶしく見えたものです。

その後、お互い声をかけあうようになり、自治労長野県本部の青年部長を私が引き受けるとき、玉置君に「どうしても」と懇願し副青年部長を引き受けてもらいました。飯田市にも何度も通い、どのくらい二人で酒を飲んだか分からりません。実家のいわきやにも泊めてもらいました。お互いの恋の話もしました。

当時、青年部と婦人部は一緒に常任幹事会を行っていました。松本の浅間温泉にある尾上の湯に宿泊し、夜遅くまで議論をして、それから一杯やり、朝にはそれぞれの職場に戻っていきました。玉置利幸君は、その時の仲間のことを、いつも気にかけていました。

私は、その後自治労を離れ、社会主義青年同盟の専従になりましたが、反核平和の火リレーで飯田市にいけば必ず顔を見るようにしていました。いつだったか、鼎の支所から社協の事務局に変わった頃だったと思いますが、心臓の病のことを聞かされました。一日のうち半日くらいしか仕事ができないような状態だというのです。奥さんのつながりで東大病院にかかり、最終的には心臓移植するしかないという判断でした。

毎月東大病院に通い、あるいは入院し、飯田市立病院との連携も始まりました。一年に一回か二回、飯田市を訪れる際には、必ず連絡をして顔を見に行きました。会うたびごとに、しんどさはきつくなっていました。

最後にあったのが、先月の反核平和の火リレーの出発式で飯田市を訪れた七月九日です。とりとめのない話をした中で、「移植をしても体力がもたないと医師に言われた」というのです。私はびっくりしましたが、淡々と話す玉置君にあわせて「そうか、わかった」としか答えることができませんでした一時間ほどお邪魔をして、奥さんの職場を訪ねて事情を確認しました。それでも、「玉置のことだからしぶとく生きるよ」と言い残してきました。

八月十四日水曜日、松本は朝方土砂降りでした。私は雨が小雨になってきたので、日課としている街頭宣伝に出かけました。帰ってきたところに奥さんからの電話。「ああ、ついに」と一瞬で判断しました。八月八日から入院していて、十四日朝五時半に息を引き取ったとのことです。

玉置、お前はよく生きたと俺が証明するよ。人生は長いか短いかじゃない。どう生きたかだ。玉置は市役所の仲間にも大きな信頼を得ていた。青年部のとき楽しかったじゃないか。立派に生ききったと俺は思うよ。だがな、病気になってからは酒を酌み交わすことができなかったことが唯一悔やまれる。まあ、そのうち俺もそっちに行くから、その時まで待っていてくれ。じゃあな、またな。

二〇二四年八月二十一日

中川博司

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2024年8月5日~8月11日

2024-08-12 21:54:15 | 活動日誌

8月5日(月)

  7:30 第793回月曜の声

  8:30 農政林務委員会県内視察出発

  9:50 大町合同庁舎

大北森林組合提供の木材による待合場所

11:10 大出水路センター

13:00 森林環境整備事業「大町市常盤団地」

15:00 の音WINEs(のおとわいんず)

     一本一本のワインを音楽の調べになぞらえて

     いずれは千の音を織りなしたいと語るオーナー

16:15 株式会社イルフェボー

     イルフェボーはいい天気という意味

     いい天気の中でいいワインが醸し出される

8月6日(火)

  9:00 農政林務委員会県内視察 坂城葡萄酒醸造株式会社

11:00 県営米子採種園・採穂園

標柱を打ち込む作業の後の記念写真

13:00 農業試験場・果樹試験場

14:00 農業試験場作物部・育種部

炎天下で炎天下に強いイネを育てる研究をしています。

15:15 長野合同庁舎

18:30 信大シンポジウム

8月7日(水)

  7:30 街角トーク@平瀬

  9:00 松本合同庁舎

10:00 新村立ち合い

16:30 ワンヘルス視察報告会

8月8日(木)

  7:30 街角トーク@梓川

14:30 木曽谷・伊那谷フォレストバレーキックオフイベント

8月9日(金)

  7:30 9の日行動

15:00 児童センター卓球クラブ

18:00 松本美須々ヶ丘高校卓球部OB会

8月10日(土)

15:30 母面会

16:00 安曇野さんさんハウス

8月11日(日)

10:00 美須々の森マーケット

15:00 高橋卓司×狭間壮対談

 

 

 

 

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2024年7月29日~8月4日

2024-08-04 12:26:00 | 活動日誌

7月29日(月)

  7:30 第792回月曜の声

  9:50 長野県議会健康福祉県民文化委員会現地調査 松本地域振興局

11:20 同 松本市博物館

13:45 同 松本市インクルーシブセンター

15:20 同 長野県立こども病院

7月30日(火)

  7:30 追分スタンディング

14:00 ミャンマーフェスタ実行委員会

7月31日(水)

  7:30 街角トーク

  9:45 犀川改修期成同盟会

11:00 会派政調会

13:00 共同のテーブル

 

15:40 母面会

19:00 社民党農業PT

8月1日(木)

  7:30 街角トーク@新村

13:00 自治体政策学会研修会

8月2日(金)

10:00 自治体政策学会研修会

18:00 朝鮮学校無償化を求める街頭活動(欠)

8月3日(土)

10:30 社民党県連合常任幹事会

13:00 信州社民ネット自治体議員研修会

15:50 母面会

8月4日(日)

16:00 コバケンを偲ぶ会第3回実行委員会

18:00 地元後援会世話人会

 

 

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2022年6月18日大林好矩さん逝く

2024-07-26 09:57:22 | 

かつて松本美須々ヶ丘高校には定時制があり、働きながら高校で勉強をされていた方々がいる。大林好矩さんもその1人だ。ヴィオラの奏者で、昨年まで同窓会の締めに校歌の伴奏をしてくれていた。2024年7月22日91才でその生涯を閉じられました。心より哀悼の意を表します。

2022年6月18日松本美須々ヶ丘高校同窓会

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2024年7月22日~28日

2024-07-21 08:59:05 | 活動日誌

7月22日(月)

  7:30 第791回月曜の声

10:10 長野県議会農政林務委員会視察 松本地域振興局

13:30 同視察 JA松本ハイランドスイカ共選所

14:30 同視察 レッドハウスファニチャー

15:30 同視察 洗馬妙技地区構造改善事業

16:40 同視察 かまくらや

7月23日(火)

  9:00 同視察 上伊那地域振興局

10:25 同視察 やまとわ

20240723 経木の製造機

11:30 同視察 Vin Vif

13:10 南信州地域振興局

18:00 平和を守る岡田の会

7月24日(水)

  7:30 街角トーク@渚

14:00 全スポ松本市準備委員会総会

15:40 母面会

19:00 深志神社例大祭

7月25日(木)

  7:30 街角トーク@桜橋

  9:00 県道側溝現地調査

 

10:45 歯医者

7月26日(金)

  7:30 街角トーク@村井交差点

  9:00 県道修繕箇所確認

 

11:00 平林太一君激励会

15:00 岡田児童センター卓球クラブ

7月27日(土)

11:00 山岸喜明議長就任祝賀式

13:30 日朝問題学習会(欠)

15:10 母面会

17:00 岡田夏祭り

7月28日(日)

10:00 信州山の日10周年記念イベント

 

20240728信州山の日宣言

13:00 第56回ニューギニア方面戦没者慰霊大祭

17:00 社民党塩尻総支部定期大会

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2024年7月15日~21日

2024-07-21 07:08:20 | 活動日誌

7月15日(月)

  7:00 女鳥羽川現地調査

  

 

13:30 柏崎刈羽原発ハイロ全国集会

 

7月16日(火)

  9:00 社民党脱原発・脱プルトニウム全国連絡協議会総会

20240716社民党脱原発脱プルトニウム全国連絡協議会総会 福島みずほ党首あいさつ

 

20240716社民党脱原発脱プルトニウム全国連絡協議会総会近藤正道氏挨拶

19:00 岡田地区情報交換会

7月17日(水)

  7:30 街角トーク@白板

  9:00 奈良井川改良事務所

11:30 野球応援

15:40 母面会

17:30  月刊社民学習会

18:00 社民党松本総支部常任幹事会

7月18日(木)

  7:30 街角トーク@村井下町

2024年7月18日中川ひろじのおはよう街角トーク@村井下町北

10:00 フリースクール視察

 

 

18:45 松本市立病院懇談会

7月19日(金)

  8:00 反核平和の火リレー松本市要請行動

13:15 県道奈川木祖線整備促進期成同盟会総会

 

7月20日(土)

13:30 21世紀労働運動(欠)

15:40 母面会

16:00 経済学入門学習会

7月21日(日)

14:00 社民党北信越ブロック総会

 

 

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2024年7月8日~14日

2024-07-10 17:58:14 | お知らせ

7月8日(月)

  7:30 第790回月曜の声

13:00 能登半島地震対策会議

18:00 市役所卓球部OB会

7月9日(火)

  7:45 第37回反核平和の火リレー出発式

18:30 平和と憲法を守る信州大学人の会第102回シンポジウム

7月10日(水)

  7:30 街角トーク@新橋

  9:00 高校野球観戦

10:30 松本市職労退職者協議会総会

15:00 中部縦貫自動車道早期建設を求める会総会

17:00 弔問

7月11日(木)

  7:30 街角トーク@梓川

  9:30 会派事務処理

10:30 社民党長野県連合常任幹事会

14:00 地域高規格道路松本糸魚川連絡道路建設促進期成同盟会総会

15:50 母面会

18:00 山田正彦さんを囲む会

民主党政権時の農林水産大臣山田正彦さんとオーガニック学校給食について意見交換。塩尻市の中村小太郎さん、自然栽培の田んぼに桃太郎旗を掲げるそうです。

7月12日(金)

  7:30 並柳交差点

11:30 歯医者

14:00 中部森林労連定期大会

16:00 岡田児童センター卓球クラブ

18:00 マスコミ取材

7月13日(土)

10:30 岡田児童センター七夕会

永年児童センターの七夕会やクリスマス会で登場いただいた「人形劇団 やまんば」さん。次回のクリスマス会で高齢によりお辞めになるという。

15:10 母面会

7月14日(日)

  7:30 松本小学校卓球大会

 

松本卓球連盟副会長として出席しました。小学生の皆さんに正しいサービスの出し方も講習しています。

14:00 地方自治法改正問題学習会

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20240625 6月定例会一般質問その2「多文化共生施策について」

2024-07-04 08:20:58 | 長野県議会

2,多文化共生施策について

(1)自治体への支援について

 全国の自治体の中で、技能実習生・特定技能外国人の人口比率が最も高いのは長野県川上村で27.4%、2位が南牧村で17.9%です。3位は群馬県昭和村7.6%です。過日、川上村の実態についてお話を聞きました。川上村では、インドネシアの方が最も多く724人、次にベトナムで336人、次いでフィリピンで82人、ほか合計で1237人です。川上村の人口は4,647人です。川上村では、外国の皆さんがいなければ、農業が成り立たないと川上村の農政担当者が言っていました。農家の方も、外国の方に来てもらえるよう選ばれる努力を行っていますし、法律に基づく住居環境の整備も行っています。過去にベトナムの方が最も多かったときは、役場にベトナムの方をコーディネーターとして雇い、様々な相談事にのったり、ベトナムに帰ってからの農業指導の橋渡し役などもしていたそうですが、現在はいません。

 長野県としても、「日本語教育の体制づくり」「しんしゅう日本語教育人材バンク」「長野県多文化共生相談センターなど相談体制の充実」などに取り組まれてきました。今後、外国の皆さんを受け入れる市町村が多くなって行くことが予想されますが、日本語教育や生活相談など、多文化共生の施策を行っていくためには小規模自治体では難しさがあります。県として日本語教育の人材派遣の充実、母語による生活相談員の派遣など、自治体を支援する仕組みをさらに充実させていく必要があるのではないでしょうか。

【県民文化部長】私には、多文化共生施策の自治体支援の充実につきましてご質問を頂戴いたしました。昨年度、県では市町村を対象といたしまして多文化共生施策に関しますアンケート調査を実施し、その回答を基に、川上村、南牧村を含む19市町村に訪問、聞き取りを行いました。その中で議員ご指摘の通り、小規模自治体では外国人に対する日本語教育や生活相談などの対応が難しいという意見を多く頂戴しておりまして、全県に共通する課題として認識しているところでございます。

 これまで県では市町村支援の取り組みとして、先ほど議員からご紹介をいただいたものの他、日本語教育の専門家を県下4地域に配置し、市町村の地域日本語教室の開設運営を支援、また県多文化共生相談センターによる市町村への出張相談会や市町村相談員を対象とした研修会などを実施してまいりました。これらの取組に加えまして、多くの要望をいただいておりました、外国人を対象とした医療機関等での通訳制度につきましては、小規模自治体では対応が難しいことから、県の新規事業として、この夏から開始するよう現在準備を進めているところでございます。

 今後の市町村支援の充実につきましては、少子化・人口減少対策戦略の策定に向けての意見交換でいただいたご意見を踏まえ、多文化共生施策に関する役割分担などの観点から検討をしてまいります。

 

(2)子どもの日本語教育について

 松本市子ども日本語教育センターは、松本市教育委員会が「日本語を母語としない児童生徒の日本語支援事業」をNPO中信多文化共生ネットワークへ業務委託して運営しています。年間50人くらいの外国由来の子どもたちが、市内の小中学校に散在しており、現在12名の日本語教育支援員に加えバイリンガル支援員2人も加わり、日本語の教育を行っています。

①外国由来の子どもたちへの長野県の日本語教育の現状と課題をどのように捉えていて、対策をどのように行っているのでしょうかお伺いします。

【教育長】外国由来の子供たちの日本語教育の現状と課題について、あるいは対策についてというご質問でございます。義務教育課の調査によりますと令和6年度の時点で、本県において日本語指導や支援が必要な外国籍の児童生徒は463名でございます。

 そうした児童生徒の学習指導や生活支援を行うため、国において教員配置の基礎定数化を進めており、本県では44の小・中学校に日本語指導もしくは生活支援のための教員を配置し、支援が必要な児童生徒の98%の指導が可能になっていると承知しておりますが、不足分につきましては、校内の支援体制や市町村費で職員配置により補っていると承知をしております。

 しかしながら、課題は日本語指導の専門スキルを持った教員が少ないことでございまして、県教育委員会では県内4地区、年2回ずつ開催する外国人児童生徒指導等研修会や日本語指導の研究者を講師に招いた研修会を開催するなど、担当教員の資質向上に努めているところでございます。

 

【中川】外国籍の子どもたちには教育を受ける権利が憲法上保障されていませんが、「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約」及び「児童の権利に関する条約」により、文科省は「公立の義務教育諸学校へ就学を希望する場合には、国際人権規約等も踏まえ、日本人児童生徒と同様に無償で受入れ、教科書の無償配付及び就学援助を含め、日本人と同一の教育を受ける機会を保障」しているところです。しかし、現実には就学期に達した外国由来の子どもに就学の案内が届いていない事例もあります。

②公立の義務教育諸学校への就学希望を漏れがないように把握するためには医療や福祉機関などとの連携が必要だと考えますがいかがでしょうか。

【教育長】外国由来の子供の就学希望の把握についてということでございますが、令和5年4月に文部科学省が公表した令和4年度外国人の子供の就学状況等調査によりますと、県内の学齢相当の外国人の子供の数は、日本語指導が必要な子供の数を含め1570名、うち不就学は8名、就学状況が把握できない子供は10名ございました。

 議員ご指摘の通り、外国籍の児童生徒は就学の義務はないものの、市町村教育委員会がその存在を把握した時点で住民票の有無に関わらず、就学案内を届け、就学を促すこととなっておりますが、全ての方々にこれが届いているかというとそうではない可能性があるということを認識しております。

 県教育委員会といたしましては、医療や福祉機関等の連携を密にし、て把握した外国人の子供の状況を速やかに共有することなど市町村教育委員会に促し、外国人の子供の学びが保障されるようにしてまいりたいと考えております。

 

(3)入管法・技能実習法改正を受けて

【中川】今通常国会で、入管法・技能実習法が改正され、就労を通じた人材育成及び人材確保を目的とする新たな在留資格として育成就労の在留資格が創設され、特定技能1号水準の技能を有する人材を育成し、当該分野における人材確保を目的に、一定の条件の下で転籍を可能にしています。

 国会の中では、「この改正で労働者として権利保護が行われるのか」「不適切な送り出し、受け入れを監視できるのか」「失踪問題は解決できるのか」などが議論されました。あわせて、入管法の改正で、「不法就労助長罪の厳罰化」「永住許可の要件を一層明確化し、税金の滞納をした場合などに永住権を取り消す」こととしていて、これについても「外国人差別につながるのではないか」といった議論が行われきたものと承知しています。

 日本は、深刻な人口減少社会のなかにあり、当分この状況を克服することはできず、労働分野での外国人の受け入れを拡大する方向で法改正が行われたものと考えています。

 私は、外国人も同じ地球に住む人間として、共に働き共に生きることのできる社会をつくり、特に長野県が外国の皆さんから選ばれる県となっていくことが求められていると思いますが、法改正を受けての知事の見解をお伺いします。

【知事】多文化共生政策についてご質問を頂戴いたしました。

 入管法そして技能実習法の改正を受けての見解ということでございます。いま人口減少について様々議論を行う中で、やはりこれからの地域社会に求められることは多様性を尊重すること、そして寛容な社会をちゃんと作っていくということが重要だと考えております。現在でも農業であったり製造業であったり、外国人の皆さま方が長野県の産業分野の中でご活躍をいただいているところであります。

 こうした中で、ともすると今、円が非常に安い水準になってきています。外国の方から見て果たして日本という国が働きやすい環境であるのかということを考えると、様々な課題があると思っています。そうした観点で、私としてはぜひ外国人の方にとっても暮らしやすい社会をしっかり作っていくということが重要だと考えています。

 単なる労働力として受け入れるということではなくて、地域でともに暮らし地域を一緒に今作っていくパートナーとして受け入れて、外国人も含めた全ての県民の皆様のウェルビーイングを実現していくということが重要だと考えております。

 先日、人口減少の戦略の策定に向けて若い皆さんと意見交換をさせていただきました。例えば、信州大学の留学生との意見交換の中では、県内に日本語学校や日本語を学ぶ場所がもっと増える必要があるんじゃないか。あるいは日本の文化やマナーを学ぶ機会イベントこうした日本人との交流の機会が増えていくことが必要ではないか。というご意見をいただいたところでありまして、こうしたご意見は非常に重要だと思っています。

 私としては、こうした意見交換の内容も踏まえながら、一つは外国の皆様方の人材としての受入の促進、そしてもう一つは多文化共生社会を作っていく。この二つの観点から、この人口戦略の中でも対策・対応を盛り込んでいきたいと思っていますし、関係の皆様とともに多様性が尊重される、外国人の皆様方にとっても働きやすい、暮らしやすい長野県作りに取り組んでいきたいと考えております。

【中川】外国由来の皆さんと共に生き、共に働いていく社会を創っていくことは、長野県だけでできるわけではありませんので、国に対して外国人基本法など所要の施策整備を求めていくことを要望し終わります。

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20230625 6月定例会一般質問その1「大規模地震災害対応について」

2024-07-04 08:19:11 | 長野県議会

1,大規模地震災害対応について

(1)災害マネジメント総括支援員について

【中川】今年1月1日の能登半島地震被災地の視察に5月連休明けに行ってきました。金沢市の隣の内灘町の液状化、七尾市一本杉や珠洲市など各地で街が無くなってしまうほどの家屋の倒壊、輪島の朝市は焼野原となっている、そんな被害のすさまじさを目の当たりにし、地震の被害の大きさを実感しました。また、150キロにわたって断層が動き、珠洲市で2メートル、輪島市門前で4メートルの地盤隆起を見たときは、自然の営みの巨大さに圧倒される思いとなりました。

 以下、能登半島地震の災害対策から、今後の長野県の地震災害への教訓あるいは課題について質問をします。

 輪島市に支援に入った大阪府吹田市の災害マネジメント総括支援員の方のお話を聞きました。当初、警察、消防、自衛隊、国や県の機関など、様々な皆さんが人命救助や被害の状況集約を行っていて混乱をしていたそうです。そこで、輪島市の職員を中心にすえ、各機関との情報整理を行い、そのうえで災害対策本部会議で意思統一する流れをつくったのだそうです。その役割を担うのが、災害マネジメント総括支援員、通称GADM(ギャドム)といい、大規模災害時に、先遣隊として「総括支援チーム」を率いて災害市町村に入り、被害状況を把握し、行うべき業務、事務量、スケジュールを整理し、必要な応援職員の規模の助言を行うなど、被災市町村の災害対応を総括的に支援するものです。

 想定される長野県における大規模地震では、当該自治体の職員の多くも被災していることが考えられます。他県からの支援を受けなれば対応ができない場合もあると考えられますが、県内における支援体制をまずは強化しておくことが必要です。

この災害マネジメント総括支援員は、長野県内には現在、県職員に3人、市職員に1人いるということですが、大規模地震に備える観点から、10の圏域や主要な市において災害マネジメント総括支援員を育成していく必要があると考えますがいかがでしょうか。

【危機管理部長】大規模災害が発生した際は、次々と発生する複雑かつ困難な問題に即座に対応するなど、平時とは異なるスキルであったり、あるいは決断力が必要だと思います。

  そうした大規模災害を実際に経験し、被災市町村長への助言や関係機関との連携を担うことができる、災害マネジメント総括支援員の存在が極めて重要だと考えております。

  この支援員として登録されるためには、災害対応の知見のほか、地方自治体での5年以上の勤務経験などが要件となっておりまして、その上で、自治体の推薦を受けて、約10時間の専門の研修を受けていただくことによりまして、国に登録されるという仕組みになっております。

広い県土を有する本県では、大規模災害の際には、他の県も被災することが想定されることから、県内の被害の少ない地域からの支援体制を予め整えておくことが必要だと考えております。

県としましては、県の職員3名ということでありましたが、その登録はもとより、市町村にも経験の長い職員の方がおいでになると思いますので、そういった方にも、この登録・研修を受けていただくように今後も働きかけを積極的に進めていきたいと思っております。

 

(2)災害関連死を認定する市町村条例について

【中川】6月18日の石川県災害対策本部会議の資料によると、死者260名のうち災害関連死30名となっています。災害関連死とは、震災による死者数以外で、震災後に災害による負傷の悪化または身体的負担による疾病のため死亡したと思われる死者数で、市町村が判断したものとなります。長野市においては、令和元年の台風19号災害で16人を認定していますし、関連する自治体では「災害弔慰金の支給等に関する条例」を整えていたということです。条例において災害関連死を認定する審査会を設置し、審査会は医師、弁護士、学識経験者等に委嘱し災害関連死を認定する仕組みとなっています。

県内77市町村のうち、災害関連死を認定する条例を制定している市町村は、現在どのくらいあるのでしょうか。審査にあたる専門職がいない自治体もあるのかもしれません。その際、広域で審査会を設置するなど課題への対応策を県として支援すべきではないでしょうか。

【危機管理部長】災害弔慰金の支給等に関する法律に基づき、市町村は災害弔慰金等の支給に関する調査審議をする審査会を設置するよう努めることになっています。

 県内市町村において、この審査会の設置条例を制定しているのは、59市町村と約8割近くとなっております。

 また、条例はあるものの、現時点で委員を任命していない市町村も多くございまして、災害の状況に応じて適当な方を任命すると考えている市町村や、あるいは適当な委員が見つからないという課題を持っている市町村があると承知をしております。

 災害関連死の認定は、災害が原因で死亡したという因果関係を基に判断する必要があることから、まずは、地域生活の状況を把握している市町村でしっかりと審査できるようにすることが望ましいと考えますが、審査においては、医師、弁護士といった専門職の人材確保が必要だと思いますので、県からも関係団体に対し、困っている市町村がある場合には、委員の推薦等へ協力していただけるように働き掛けをこれからしてまいりたいと思います。

 

(3)孤立種落対策について

【中川】能登半島地震では、孤立集落が多数発生しました。地震から1週間後の1月8日時点で市町から報告のあった孤立集落は24カ所3,345人ですが、この時点でも人数が不明の集落も存在しています。順次、孤立は解消されていき、1月19日の対策本部会議で「孤立集落は実質的に解消」という判断をしています。孤立が解消されたとしても引き続き支援が必要な要支援集落は残ります。

 内閣府は、2014年「中山間地等の集落散在地域における孤立集落発生の可能性に関する状況フォーローアップ調査」を行っています。孤立に至る条件として、集落へのアクセス道路が土砂災害危険個所等に隣接しているため、地震に伴う土砂災害等の要因により道路交通が途絶し、外部からのアクセスが困難となるおそれのある集落として、長野県内では1,163あるとしています。

 県は、様々な地震を想定していますが、このうち糸魚川静岡構造線断層帯の地震における孤立集落数を566と算出しています。

 県並びに各市町村は、孤立集落を具体的に把握し、予想される孤立集落への備蓄、ドローンなどでの物資輸送、衛星インターネット機器の準備、道路啓開の計画などの対策を行っているか、お伺いします。

【危機管理部長】多くの中山間地域を有する本県にとりまして、孤立してしまった場合の集落への支援、それから早期解消は、極めて重要かつ喫緊の課題と考えております。

孤立集落については、2014年に国が箇所数等の調査を行っているわけですけれども、県として最新の状況を把握することも大事ですし、同時に調査から10年が経過していることもありますので、市町村の担当部署にも改めてご自身の管内において孤立可能性のある地域はどういう所があるのか認識いただく必要があると思いますので、現在協力をいただきながら、県として各集落の現状を市町村に確認している、作業をしているところでございます。今後その結果も踏まえまして、住民への備蓄等の呼びかけの仕方とか、地区ごとの事前の備えなどについて、市町村とともに 検討を進めてまいりたいと考えております。

このほか、孤立発生時のドローンなどを活用した物資輸送の仕組み作りですとか、それから県で保有している衛星携帯電話の活用によって通信環境を確保することに加えて、総務省信越総合通信局にも何台か衛星携帯電話があると聞いておりますので、そういったものも活用できるよう調整しているところでございます。

また、建設部を中心に、緊急輸送道路の道路啓開に関するワーキンググループを既に設置しておりまして、本年中を目標に道路啓開計画の改善に向けた検討を進めていると聞いております。

引き続き、9月に策定する「地震防災対策強化アクションプラン(仮称)」の策定を進める中で、ソフト・ハード、多様な面から孤立対策を検討を進めてまいりたいと考えております。

【中川】危機管理部長に再質問をしますが、これまで孤立集落を具体的に把握せずに地域防災計画をつくってきたということですか。また、知事も孤立集落が具体的に把握されていなかったことを知らなかったということでしょうか、知事にもお伺いします。

【危機管理部長】先ほどお答えした孤立集落の把握について、再質問を頂戴しました。

私どもとすれば、先ほど議員からご指摘いただきました1,163箇所というのは、全て市町村から国へ報告されているものですので、市町村としても当然認識しているものだという認識でおります。元旦に起きました能登半島地震を大きな契機としまして、新ためて認識をきちっとしていただこうというということで、先ほど申し上げた市町村への調査を行っているところでございます。

孤立対策に限らず、先ほどおっしゃったように地域防災計画というものがあって、それに基づいて色んな災害への準備、避難の計画といったものが各市町村ごとに作られています。それだけでは計画を総花的に作っていることもあり、もう少し細かく実践的に、災害が起こっても大丈夫なように計画を作っていこうという思いがございます。その思いをもって、この3月に表明しました地震対策強化アクションプランを県が主導的に作り、その作成には、市町村の防災担当や、県民会議としてNPOや防災関係機関が入っていただいているので、アクションプランを作って、何か起こったときにもきちっと対応できる準備・対応を考えよう、とやっているものです。

より実働的に動かしていく、というつもりで考えているところです。

【知事】事前に通告いただいていなかったわけですけれども、ご承知のように被害想定を行っております。その中で様々な地震のケースを想定しておりますけれども、例えば糸魚川・静岡構造線全体が動いた時には、五百を上回る孤立集落が発生すると想定をしています。地震の揺れ方や規模、震源によってこうしたものは変化するわけですけれども、私どもとしては最大規模の地震が起きればどれくらいの孤立集落が発生するのか、ということを被害想定を基に想定しながら対応してきています。

危機管理部長からも答弁申し上げましたように、どういう地域のリスクが高いのか改めてしっかり把握しながら対策対応していくのが重要であるというように思っています。改めて実情を把握した上で、個別具体的な対応を市町村とともに考えていきたいと考えています

 

(4)志賀原発との通報協定の締結について

【中川】能登半島地震は志賀原発にも大きな影響を与え、大事には至っていませんが「1号機起動変圧器及び2号機主変圧器に絶縁油の漏れ等が発生し、予備電源変圧器により外部電源から受電」するなどが、北陸電力からニュースリリースされています。

この間、長野県は北陸電力との間で、情報共有の努力をされてきましたが、近隣県においても北陸電力が通報協定を結んでいないこともあり、現段階においても長野県と北陸電力との間で通報協定は結ばれていません。今回の、能登半島地震を契機にあらためて北陸電力に対して通報協定を結ぶよう、近隣県の皆さんと一緒に要請すべきではないでしょうか。

【危機管理部長】大規模災害発生時には、まず県民の安全・安心の確保のために、本県周辺に存在する原子力発電所の状況を把握する、この通報連絡体制の整備は、大変重要だというふうに考えております。

今回まさに元旦に起きた能登半島地震では、その発災日当日に、私どもの方から北陸電力に電話で被災状況の安全確認を行ったところでございます。

また、6か月を経過したこの6月にも改めて被災状況や電源設備の安全確保の把握についてWEB会議で北陸電力と話し合いをもったところでございます。

その中で今後も緊密に連携していこうということで情報交換を行ったところでございます。

 近隣県の状況も踏まえつつ、引き続き、北陸電力に対して、通報連絡体制の一層の強化を働きかけてまいりたいと考えているところでございます。

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