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社民党第5回全国代表者会議が開催され出席しました。写真は、この夏たたかわれる参議院選挙比例区に立候補が決まっている、又市征治さんと山城博治さんです。
福島党首あいさつ
衆議院選挙は、今日お集まりいただいた社民党を中心的に支えていただいている皆さん、すべての党員の皆さん、支持者の皆さんの懸命の努力にも関わらず、社民党は大敗北となってしまいました。皆さんの懸命の努力に報いることができなかったこの敗北の責任は、ひとえに党首である私にあります。日本社会党の50年、社会民主党の18年をつくりあげてきた全国の党員、支持をして下さった国民のみなさんにただただ申し訳なく思っております。申し訳ありませんでした。
まさに社民党は存亡の危機にあります。
総選挙後、私は、各県連合の皆さんや支持者の皆さんから大変厳しい意見をいただきました。「社民党の存在、価値、役割が伝わらない。原点にたち返った議論が必要ではないか」という指摘もいただきました。国民にとって、私たちの党が選挙の選択肢とならなかったという結果を、重く受け止めております。
これは、多党化による乱戦・争点の違いを明確にできず、私たちの政党が「埋没した」という理由では済まされないことだと私は考えています。
また「社民党に脱原発で票を入れても死票になる」、あるいは「社民党はすでに過去の政党、新鮮さがない」と支持者の方から率直に言われたという、地域の党員の方々の話も聞きました。さらに、「選挙直前に政審会長が離党し、『なぜですか』という、地域の寄せられる質問に答えられなかった」という声もいただきました。選挙直前に政審会長が離党し、引き留めることがことができなかったことは、私、党首の不徳のいたすところです。
こうした党員の皆さんの地をはうような努力に頭が下がる思いであると同時に、現在社民党が置かれている状況について、そして党首として果たさなければならない任務と責任について、反省も含め本当に考えました。
私は、新たな出発のためにも、私自身の進退を含め役員体制について、役員選考委員会に委ねることにしました。その選考の過程のなかでは、私自身も含め全国連合に対して様々な厳しい指摘をいただきました。私は、党首としてあらためて厳しい指摘を受け止め、新しいスタートを切りたいと思います。選考委員会までの経過、提案までの議論については、この後、役員選考委員会の桝口さんからみなさんに話をしていただきます。
私たち社民党は、弱者切り捨ての新自由主義ではなく、みんなが支え合い、安心して生きられる社会をつくらなければなりません。また、脱原発で、平和憲法が生かされる社会をつくらなければなりません。
安部政権は集団的自衛権の行使を解釈改憲で認め、立憲主義を破壊し、基本的人権を制限し、憲法9条を改悪する自民党憲法改正案の実現をはかろうとしています。まさに平和憲法の危機です。だからこそ社民党は、頑張らなければなりません。
この夏の参議院選挙は、社民党の存亡を懸けた闘いです。私は、役員選考委員会の「党首が選対委員長に」という提案は、異例とはいえ、「先頭に立って闘え」という意思は極めて重要だと受け止めています。全身全霊で参議院選挙を闘う決意です。
今こそ社民党が多くの人たちと力を合わせ、日本が「戦争ができる国になる」ことを阻止しなければなりません。私もこの闘いの最前線で闘いぬく決意です。社民党が一歩も二歩も前に出るために、積極的な議論をお願いいたします。
ともに闘いましょう。