20190130 街角トーク@開成中学北
今朝も冷え込みました。マイナス7.4℃。
この交差点は中学生が通る。受験生もいるだろう。
「真理は寒梅の似し、風雪に耐え開花す」は、土井たか子さんが好んで色紙に書いた言葉だ。
同志社大学卒業の土井さんは、同志社大学の創立者新島譲の漢詩が元となっている。
受験生の皆さんに、この言葉を送るつもりだったが、諳んじることができなかったので、ここに掲載しておきます。
同志社大学のキャンパスにある「寒梅碑」と呼ばれている碑に、「真理似寒梅 敢侵風雪開」と書かれている。
「真理は寒梅のごとし、あえて風雪を侵して開く」
また、新島襄の「寒梅の詩」と呼ばれるもう一つの漢詩があるそうだ。
庭上一寒梅
笑侵風雪開
不争又不力
自占百花魁
庭上(ていじょう)の一寒梅(いちかんばい)
笑って風雪を侵(おか)して開く
不争(あらそ)わず又力(つと)めず
自(おのずか)ら百花の魁(さきがけ)を占(し)む
庭先の一本の梅の木、寒梅とでも呼ぼうか
風に耐え、雪を忍び
笑っているかの様に、平然と咲いている。
別に、争って、無理に一番咲きを競って
努力したのでもなく、
自然にあらゆる花のさきがけとなったのである。
どちらも、とてもいい詩ですね。