こんにちは「中川ひろじ」です。

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20240218 人と猫の問題について考えるフォーラム

2024-02-19 11:27:38 | 活動日誌

上田市と長野県上田保健所が主催して「人と猫の問題について考えるフォーラム」が上田市サントミューゼ小ホールで開催され参加してきました。一部で、東京都練馬区で活動している「NPO法人ねりまねこ」の亀山嘉代さんから練馬区での取り組みについて報告があった。①区のガイドラインの研修、②広報・広報・広報、③地域社会で解決する。登録ボランティアR2年で219人。14年間で避妊去勢手術は17,365頭。もうすぐ「地域猫活動」は終わる。

猫の多頭飼育崩壊は、飼育者の高齢化による飼育への悩みから始まることもあるし、飼育者の介護相談から多頭飼育の発見ということもある。「地域猫活動」を推進する保健所、市役所、社協、ボランティアグループなどの多機関による連携が必要だ。

「地域猫活動」とは、①自治会長に相談し、近所のエサやりさん等とグループになり、どんな猫がいるか情報共有、②決まった時間にエサやり・片付け・トイレの設置・清掃、③TNR(Trap/Neuter/Return)実施「捕獲→動物病院で不妊去勢手術・耳先カット→元の場所に戻す」、④グループで見守り(エサやり・トイレ清掃)数年後、猫の数は自然に減ります。

上田市半過町自治会では、2年前に「近所の野良猫を何とかしてくれ」「野良猫により花壇が荒らされる」という二本の電話から対応が始まった。「一匹でも犬・ねこを救う会」に来てもらって自治会で勉強会を行い、野良猫の調査を行って、50頭の避妊去勢出術を行った。昨年暮れに多頭飼育している高齢者が具合が悪いと聞いて見に行くと猫の糞が散乱していた。本人はすぐに救急車で搬送、とりあえず「一匹さん」に連絡して3日分の餌を確保、その後餌をやる人を見つけることができた。

坂城町では「ふくねこさかき」というボランティア団体がある。社協が①ボランティア支援、②環境保全、③高齢者福祉という観点から地域福祉活動として「地域猫活動」を展開している。

上小地域では、TeamTAG(チーム・タグ)は、県・市町村・社協・ボランティア団体などの多機関が「地域猫活動」などを進めていく上での多機関連携のプラットフォームとなっている。月一回のZoomによるミーティングでそれぞれの地域での課題を交流している。「いかにつながり続けるか」「少しづつ知って、少しづつ進んでいく」「猫と人と着地点が違う」など、ポイントが語られました。

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