リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

移調

2005年07月18日 13時02分28秒 | 音楽系
10月にリコーダーアンサンブルのコンサートに出演します。リコーダーアンサンブルが名古屋市の南山大学ロゴスセンターでリハーサルをしているということなので、そこまで出かけて楽譜を頂くことにしました。南山大学は私の出身の大学なので、とてもなつかしいところです。
大学のまわりの道に路駐して(たぶん無余地違反かな)ロゴスセンターに行きました。ロゴスセンターの建物は私が学生の頃はまだ新しかったんですが、やはり時の流れを感じさせます。Oさんに会い、楽譜をもらいましたが、リコーダーのピッチを聞いてびっくり。何と466と440だそうです。うーん、いくら何でも415用の楽器を1音上げるのはいくら何でもきびしすぎるし・・・移調するか・・・移調するとイ短調がロ短調になる・・・テオルボならやれなくはないけどなぁ・・・
いろいろ迷ったあげく一番楽な(笑)方法が見つかりました。バロック・ギターにカポタストです。バスの音は出せないけど、(Oさんに聞いたら、それでも構わないということなので)楽譜も書き直しする必要もないし、これはいい方法です。
440の曲はルネサンス・リュートで対応することにしました。
本当はテオルボで豊かな低音を出してアンサンブルを支えようと思っていたんですが、仕方ないですね。
ん?ちょっと待ってください。今ちょっとひらめきました。415のA-tuningテオルボを一音上げて466にして、それを今度は一音下げると466のG-tuningテオルボが出来上がりますね。簡単に言えば、415A-tuningをG-tuningのつもりで楽譜を見ればいいんですね。なんだ。これで行きます、はい。(笑)