リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

シュテルネンベルク・ピアノ・トリオ

2019年09月01日 22時46分55秒 | 音楽系
名古屋在住の若い奏者たちによるシュテルネンベルク・ピアノ・トリオのコンサートに行って来ました。

会場はメニコンHITOMIホール、5月に私がリサイタルを行った会場です。リサイタルの5月26日は異常に暑く、不思議なことに今日の方がまだましだったですね。今日は天候にもめぐまれ、ほぼ満席の盛況でした。



このトリオは、ピアノ:榊原涼子、ヴァイオリン:古賀智子、チェロ:堀田祐治の3人でいずれもドイツ留学を経て現在地元の大学などで教鞭をとったり、オーケストラに所属して活動されています。

曲目は;

モーツアルト:ピアノトリオ ト長調KV564
ベートーヴェン:ピアノトリオ変ロ長調Op.11
ドヴォルザーク:ピアノトリオ ホ短調Op.90「ドゥムキー」

モダン楽器はやはり大きな音が出ますねぇ。同会場では古楽系のものしか聴いたことがないので、古楽器との差を強く感じました。終演後チェロの堀田君はガット弦を張った古い時代の楽器を使おうかなと思ったけど、音量バランスを考えていつもの楽器を使ったとのこと。そうすると多分バランスを取るのに他の楽器もなかなか大変でしょうから、今回はこれが正解でしょう。もっともフォルテ・ピアノ、バロック・ヴァイオリン、バロック・チェロのトリオだったら自然なバランスが得られるでしょうけど。

同トリオの今後の活躍が楽しみです。