リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

名古屋ギターコンクール

2019年09月22日 11時07分52秒 | 音楽系
第27回名古屋ギターコンクールを聴きに行って来ました。会場はヤマハホール、以前は電気文化会館で開催されていたのですが、2年程前から会場がここに変わりました。

このギターコンクールは3回程審査員をさせてもらったことがあります。もう6,7年前のことでしょうか。それ以降あまり聴いていないので、今回久しぶりに聴くのが楽しみでした。

このコンクールは中部日本ギター協会が主催しているのですが、担当の役員の方々もずいぶん変わられて若返った感じです。一人目から順に自分なりに採点していきました。コンクールの結果は私の採点と概ね同じ方向で、順当な結果だったと思います。

一位はイタリア出身のフラヴィオ・ナッティでした。彼の演奏は確かな技術と音楽性を併せ持つ高いレベルのものでした。彼は友人のダミアーニと一緒に来ていて、打ち上げでいろいろお話をしている中、ダミアーニが何と桑名に住んでいるとのこと。


左がダミアーニ、右がフラヴィオ

桑名のどこかと尋ねると、諸戸邸の近くとのこと。1年程まえから桑名に住んでいるそうです。更にいろいろ話を聞いていると、お二人とも私の友人のロザーリオ・コンテ(バーゼルで一緒に勉強していた人です)をとてもよく知っているなど共通の知人、話題が多くてお話がとても盛り上がりました。

ダミアーニは桑名市の広報で、六華苑のコンサート(10月27日、横浜在住のオーボエの大山有里子さんとご一緒させていただきます)でリュートを演奏する人がいるのを知ったが、桑名にリュートを弾く人がいるんだ、なんて思っていたそうです。

その目の前に本人がいるのでとても驚いていました。しかし奇遇ですねぇ。世間は狭いものです。帰りは、フラヴィオの優勝賞品(とても沢山もらったので、ひとりで持ちきれません)を車に積んでダミアーニを桑名まで乗せていきました。途中高速道路が事故で入ることができませんでしたので、のんびり下道を通っていきました。

彼のマンションまで荷物を運ぶのを手伝いました。彼の住まいは階段から右に曲がり、2つ目の部屋でしたが、自宅に戻ってからわかったのですが、同じフロアの1つ目の部屋に実は家内がお花をときどき習いにいってます。ウーム、これはなかなかない縁ですねぇ。そうそうフラヴィオは写真家なので、近いうちにプロフィル用の写真を撮ってもらおうかと思っています。