リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

大雨

2019年09月05日 22時25分03秒 | 日々のこと
昨夜から今日未明にかけての大雨すごかったです。午後8時くらいから雨脚が強くなりそれが午前3時頃まで続いていました。でも雨雲の様子を気象庁のHPで見ていると、ウチより四日市の山手の方がさらに強い雨が降っていたみたいです。

三重県北勢部の山間部が水源となる町屋川(員弁川)の水位が気になりましたので、HPで見ていました。国道一号線の町屋橋から150メートルのところに観測点があるので、そこを見ていましたら、何と普段は1.2mほどの水位が午前3時頃には5.86mになっていました。

HPの解説を見ると、この5.86mの水位は海抜とほぼ同じということがわかりました。私が住んでいるところの海抜は2mなので、4m近く高いところを町屋川が流れていることになります。

桑名市は1959年の伊勢湾台風で大きな被害を受けました。ただこのときは、町屋川の堤防は決壊せず、揖斐川の堤防が決壊してその結果、我が家は床下まで浸水しました。桑名が大規模な浸水に見舞われたのはこのときだけではありません。江戸時代の学僧魯縞庵義道(ろこうあんぎどう)がものした桑名名所図会(久波奈名所圖會)によると、大寅の洪水(1650年9月27日)と小寅の洪水(1722年9月24日)というのがあり、前者の洪水では桑名高校の坂の麓まで水が来たそうです。桑名市の旧市街は完全水没ということです。(桑名の災害については、2018年7月13日のエントリーをご覧下さい)

町屋川の危険水位は5.52mで既にそれを突破して6mにせまっていました。これはひょっとしたら大変なことになると思い、取りあえず楽器だけでも2階に上げておこうと、運び始めましたが、何台か運び終えたあとHPを見たら水は下降にに転じていましたので、運搬中止。桑名市の防災情報をみたら、私の住んでいるところには午前2時20分発令の避難勧告が出てきました。水位が危険水位を超えた午前2時過ぎには何も出ていたかったので、どうなってるのかなと思っていました。ちょっと出るタイミングが遅い感じですね。

ともあれ、結果としては何も被害はなかったですが、このペースであと3時間雨が降り続いていたらかなりヤバかったのではないでしょうか。