リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

夏休みの工作(1)

2024年08月22日 15時04分58秒 | 日々のこと

夏休みの課題がまだの小中学生は今頃はおおわらわでしょう。私が小中学生の頃は「夏休みの友」と題された4教科、5教科全部入りの冊子が学習の課題でした。感想文はあったかな?最近はAIで感想文を書くといけないので感想文の課題は出さなくなったようですが。あと工作もありました。

小学校1年生のときの提出工作はなんと御在所ロープウェイのジオラマ。1m四方のジオラマで、紙粘土で鈴鹿山脈が作られていて中央に御在所岳、そこにロープウェイが繋がっているというとてつもなく立派な物でした。もちろん小学1年生にこんなものが作れるはずがなく、父親が全て作りました。工作の課題に困っていると、父親が妙にやる気を出し全て作ってしまったのです。

2学期が始まり大きな風呂敷に包んで学校に持っていきましたら、クラスの子たちから「すごーい」の歓声が。先生は多分疑っていたでしょうけど「ショージ君、キミ親に手伝ってもらったんでしょう?」とはおっしゃらなかったです。すごく恥ずかしかったですが、あろうことかこのジオラマが地区の小学校で開催される夏休みの工作展に出品され賞までもらってしまいました。なぜ丸投げしたことを疑われなかったのか今だに不思議です。

近くの別の小学校で開催された夏休みの工作展はさすがに恥ずかしかったので行きませんでしたが、もし父親と行っていたらこんな会話になっていたに違いありません。

ジオラマを見ていた見学者:うわー!すごいですね!!

それを聞いていた父親:ありがとうございます。ウチの息子の作ですよ。ホントこれ、我ながらよくできましたよ。