リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

今週は休み!?

2023年10月22日 21時35分39秒 | 音楽系
ジムで汗をかきシャワーをしているときのこと、おっさん二人がしゃべっているのが聞こえてきました。

「最近、仕事どう?」
「今週にはいってからはずっと休みや」
「えっ?なんで」
「トヨタが操業しとらんで、ウチも休み」
「そら楽でええなぁ」
「そんなええわけないで。トヨタの損害はウチにもかぶってくるかもしれへん」
「何億って金額になるんか」
「わからん」

中央発條というバネを作っている会社が事故で生産できなくなり、その影響でトヨタが生産を停止している問題。これが三重県内の下請け会社の操業にも影響を与えているわけです。トヨタが生産全面再開になるのは24日以降らしいので、シャワーしていた御仁ももう少し経たないと仕事に戻れないみたいです。

トヨタは一ヶ月くらい前にも生産を停止したばかりみたいだし、昨年は関連工場がサイバー攻撃をうけて操業停止と、このところ災難続きです。半導体の供給がやっと増えてきた矢先ですから影響は大きいでしょう。在庫を極力持たないというトヨタの生産方式は順調にものごとが動いているときはいいですが、何かあったときは総崩れになってしまいます。ある程度は在庫を持っていてそれを保険としたほうがいいのかわかりませんが、トヨタのことですからこのジャスト・イン・タイム方式もカイゼンされていくのだとは思います。

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2 コメント

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Unknown (やまねこ)
2023-10-23 09:47:00
こんにちは。
そういう会話が聞こえてきますと、大企業に繋がる関係会社というものへの影響も大きいことがよくわかりますね。
国という対象を考えても、アメリカ、中国が風邪をひくと日本にも。。なんてありますしね。
 在庫を抱えない経営は、たしかにメリットもありますし、需要が無いことで不良在庫を持たないのは良いことになります。でも、関連工場の操業が止まれば全国への供給停止事態になりますし、操業しないから労働者を遊ばせるわけにもいかず、休業にさせる・・。
ですが、労務上、注意しないといけないのは、休んだ労働者に「休業手当」を会社が払っているかです。会社都合、親会社の影響で休業で社員を休ませるなら、労働基準法では、ちゃんと休業手当(平均賃金の6割)は補償しないと違反になります。
日本は、昔から、「しゃあない、会社あっての俺らだからな、休んでパチンコ行くべか」などと気にしない人もいるでしょうが、法に守られた権利は主張しないと立ち消えです、時効もありますからね。
大手大企業なら、そのへんはちゃんとしてるでしょうが、孫請け、ひ孫受けの中小零細企業はどういう対応してるのか気になりますね。
最近は薬不足で、製薬会社の不正沙汰でジェネリックを初め操業ができてないそうです。
厚労省は重点的に咳止め、喉の痛み止め薬は増産せいと命令出したそうですが、問題の本質は製薬会社の生産過程の失態のはずです。ただ指示するだけで解決もしないのでないかとさえ思いましたね。
資源も無い日本はもっとしっかりしてくれ!と言いたいですよ。最近の日本は以前からの国家としての弱点が一気に露呈してるかのように思います。
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re (nakagawa)
2023-10-23 17:34:01
更衣室で話をしていた方は多分桑名市の隣町にあるトヨタ関連の会社にお勤めなんだとは思いますが、思っていたより広範な影響があるんだとつくづく思いました。
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