星野リゾートの再生術・「夜まつり長者」

2007年02月14日 | 
連休に家族旅行にでかけた。最近両親が団体旅行を好まなくなり、年2回の私たちとの小旅行を楽しみにしていてくれる。

母のたっての希望で松本浅間温泉の「夜まつり長者」が宿泊先になった。息子ファミリーを加えて7人である。

母は1年前ここで2泊したのであるが、帰ってからもよかった、よかったを連発していたのである。

各地の旅館・ホテルが行き詰って久しい。この「夜まつり長者」もしかりだったところである。

軽井沢の星野リゾートが経営にのりだしたところである。テレビや雑誌にその経営方法がとりただされて、私も興味をもっていたところだったので、いちもにもなく賛成したのであった。

この星野リゾートはこの他に加賀山代温泉の「白銀屋」・奥入瀬の「渓流グランドホテル」・古牧温泉「古牧グランドホテル」・磐梯リゾート・北海道「アルファリゾート・トマム」・山梨の「リゾレーナ」の再生をてがけている。

再生の手法が気になっていたのであるが、今回成程、成程と納得してきた。

一言でいえば「感動」なのである。その感動がまた行きたいにつながるのである。

再生のキーワードは確かに「人」であった。前からの従業員をどこまで変えれるか、そしてどこまで変われるのかということだったような気がする。

あたたかい雰囲気なのである。どこか親戚の家に言ったような感じ。声をかけてくれる回数がずっと多くて、それがビジネスの雰囲気ではないのだ。

究極は名前の通り「長者」なのである。夜8時からロビーで縁日が開かれ、そこで10種類のケームをするのである。100人以上が子供心に返って競うのである。これが楽しいのだ。最後に賞金の小判が一番多い人が今夜の長者になり。スイートルームに移動してそして翌朝には鯛のお頭付きの朝食が用意されるのである。


建物の再生はごくわずかで、アルミサッシの窓を障子の枠でカバーしている程度だなと感じたけれど。楽しかったと思わせるものが確実にあるのである。
また行って私が長者になるんだと思わせるものが。

星野リゾートの若き社長の手腕に敬服した日であった。
機会があれば他の所にも行ってみたいものである。
                             美恵子
コメント
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