「国有林だより」から

2012年05月20日 | 信州の木材
 国有林モニターになってから、林野庁からいろいろな資料が送られてくる。知っている事もあるが、知らない事も多いのに気づかされる。

 今までの私の原点は山の資源がベースであったから、その面に関してのアンテナは常に張っていたつもり。

 昨年暮に「お金にならないからといって、山の木をそのままにしておくのは、木の資源としての価値を考えると忍びない」と言われた社長は、その気持ちに動かされて、今の制度を活用して、森林再生までの道筋をつける方向で動き始めたが・・・・なかなか前途多難のようである。

 山にかける人の気持ちは様々である。今まで十分に手をかけてきた人にとって、僅かなお金の評価では納得できないのかもしれない。

 ただ心配なのは、樹齢が高くなっていいというものではないということと、時間の経過とともに、不在地主が増えるということである。できることなら山に直接手を掛けた人に果実を得て欲しいとも思うのだ。

 飯山市の知人がお手紙に添えて「菜の花」の写真を送ってくれた。「いいやま菜の花まつり」が連休頃あると、昨年飯山市を訪れた時、バスガイドさんが「この当りが会場です」の言葉とともに説明してくれた。

 飯山は雪国で今年は特に大雪のニュースを聞くことが多かった。

 国有林モニターに送られてきた「国有林だより」に、はなまつりの会場近くの「菜の花公園」がかっては国有林の種苗場だったということである。 
昭和50年後半に地元の要望で売り払われたという。

 このように国有林では、森林や土地を地元市町村等へ売り払うことで地域社会に活用していただくことも行なっています。と結ばれていました。

 私はまた戦後盛んだった長野県の唐松の苗木のことを思い出していました。いまや唐松の苗木を育てているところはほとんどないはずです。

 すっかりお荷物になった唐松です、もし唐松の山を皆伐したら、次に植林するのは杉でしょうか、桧でしょうか? でもここの風土に合うのは唐松なんだけどなあ。
                       依田美恵子

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