転勤準備のお手伝いしました。

2014年09月29日 | 家族
金曜日ちーちゃんの授業の終わるのを待って、ハパのいる伊那市に車を走らせました。転勤願いを出しているので、いつでも引っ越しができるように、荷物の整理に行きました。

 外食が多くなりがちなパパにお野菜料理を持参です。

 ちーちゃんが「ただいま」と玄関を開けると娘が出てきそうな・・・そんな気になってしまうのです。

 思えば上越からの転勤時も荷造りしたのは私と夫だった。あれが元であったのに・・・・何を見過ごしてしまったのだろう。

 娘の物に触れるのは、どんなにか辛いかと思ったが、共に暮らしていないのは多少の救いだったのかもしれません。

 ちーちゃんと娘の物を車に積めるだけ積んで帰ることにします。

 それでも転勤族は物を増やさない努力をしているからね。もっとも我が家は彼らのストックヤードになっていたけど。

 パパが生活できる最低の物を残して荷造りをする。10月に内示が出ればいいけどなあー。

 料理が大好きだった娘の使いかけの調味料にストツクしてある手作りの料理まで我が家に運ぶ。ママの味ちーちゃんに食べさせたいものね。

 ちーちゃん、なかなか肥えた舌をしていて、先日パパとママのお友達が見えた時に、私が作ったパスタ3種類をお客様がお帰りになられた後、

 「おばあちゃん、パスタにアンチョビ入れなかったでしょう」とすかさず指摘したのでした。

 うーん、あなどれません。この頃新潟に行かないから、お手製のアンチョビが終わってしまったのね、ごめんね。

 2泊で荷造りと掃除、そしてパパのために料理をストックを終えても、別れがたきパパとちーちゃんです。

 マンションの部屋から娘が眺めていただろう街並を見て、娘の代わりにお別れしました。

 帰り道、夫も私も口数は少なめです。涙が出てしまうから。秋海棠とコスモスの咲く町を後にしたのでした。

 家に帰って「それぞれの物をそれぞれの場所」に。

 私が断捨離をしてきたのはこの日のためだったのでしょうか、そんな思いもしたのでした。

 ちーちゃんとパパのために、もう1部屋を空けるために・・・・眠れない夜・・・シュミレーションしていました。

 預かっていた娘の和ダンスを下の納戸の私の和ダンスの横に移してと。そうすると納戸の膨大なアルバムを移動させ、私の和ダンスの位置もずらしてと。

 今朝、夫に予定を聞いたら「草がいっぱいで」と。じゃあできるとこまでやっておきましょう。

 タンスの中身を抜いたけど、夫と2人ではどうにも動かせない重い座卓が何をするにも、邪魔なんです。

 家具はたためないから、お片付けの最大の邪魔者ですね。

 そんなこんなで、我が家はお座敷以外のどちらの部屋にいきましても、住所が決まらない物で溢れています。

 娘の物は捨てられないけど、自分の物だったら捨てられます。和服と洋服は買い取りに連絡済だし。なんでこんなにとってあつたのという位の、草履とゲタに鞄類は、買い取りに持つていきました。

 捨てるにはしのびないから、どこかのだけかの役に立ってくれればいいかなあーの願いを込めて。

 もう後を振り返る時間はないだろうから、夫と2人書類の類を処分をすることにしました。

 ついでに夫所有の「飾っておく本」の類・・・・どっかで引き取ってもらえるところを探しましょう。

 我ながら良く動けるなあー、と思う日々が続いています。

 昨夜ちーちゃんが大泣きしました。パパのところへ行きたいと。ママの免許証があるから車の運転していくの。道だってちゃんと覚えたんだからと。

 3週間たって、彼女の中でようやく緊張がとれたのでしょう。ずっと泣くことができなかったのを心配していたのでした。

 パパの会社に、早く転勤させてもらえるように、ちーちゃんは電話すると。

 ほんとね1日も早くパパも一緒に暮らしたいものね。

 ちーちゃん泣いていいんだよ。いっぱい泣いてもいいんだよ、と言いつつ私も泣きました。
 
                                      依田美恵子

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コメント (2)
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