今週、月火と但馬出張でした。兵庫県但馬地区は言わずと知れた但馬牛の産地。というわけで畜産関係の視察かというと、さにあらず。兵庫県立大学との共同教育プログラム構築のための研修で、高齢者福祉のための施設(長寿の郷)見学、さらに但馬・養父地区の老人会が養父市と社会福祉協議会が連携して考案した棒を使った健康体操「やぶからぼうたいそう」に取り組む活動に参加。このもようは「やぶろぐ~城姫の明日も晴れ~」でも紹介されています。わたしもちらっと写真に登場
兵庫県すごいな、と思うのは場(はこ)と人が両方そろってる、ということです。最近この仕事をするようになってよくわかったんですが、これからの日本、地域を考えるときに、空間デザインとか都市計画とかって、医療・福祉と切り離しては絶対にダメ。さらに、福祉施設という箱ものも必要だけど、それを活かす人材がもっと大事。しかも持続的に運営できるシステム作りが必須。わたしが見てるのは兵庫のほんの一部だけど、それにしても印象的な人に次々出会ってます。
こういう先進モデルを宮城の学生にも体験させたいと思います。私たち食産業学部はどっちかというと福祉だの人だの都市計画だのというのとは違う学部のようですが、違う視野に立って「食べる」ということを考えることがすごく力になると思うんですね。これからは分野横断的な発想力、応用力が大事だから。
ところで一応畜産の産地というのもおさえてまして、八鹿豚も食べましたし、但馬牛も村岡ファームガーデンで食べました。八鹿豚、大変おいしかったですが、まったく名前を知りませんでした。八鹿でしか食べられないのかなー。