以前のブログで同じ症状のSONY製カセットテープデッキTC-K222ES「」2台の修理を行ったが、これより高級機(ESAシリーズの最上位モデル)で同じ症状のTC-K555ESAがヤフオクで安く出品されていたので、入札したのだが、結果的にはジャンク品扱いの割には落札価格が上昇してしまった。それでも、取扱説明書・リモコン付きで、動作すれば安い買い物かも知れないが。
現在でも、うまくすればジャンク扱い品だと1000円程度で落札出来るかも。
2週間も前に届いていたのだが、その他の修理に時間が掛かり、今日になってしまった。TC-K222ES「」とは違い、シャーシーに全て銅メッキ鋼板を使用している。
カバーを外して見ると、メカの構造はTC-K222ES「」と殆ど変わらない様だ。
所々、内部に小さな錆が見られた。4箇所で固定されているのだが、ぴったりの寸法になっているので、隣接する固定ねじも少し緩める必要が有った。
更には配線も余長が無く、コネクタを外す必要が有るが、これも向かって右側の2段重ね基板の下側にあるので上側基板を外す。メカの分解も3台目になると、コツが判っててスムーズに出来た。
アシストベルトを交換するのだが、前回の苦労も有り、完全に基板は外さず、必要最低限のねじを外し、他のねじは緩めた状態にする。そして開いた隙間からゴムベルトの交換を行う。ベルトは千石より購入したφ20mmを使用。
ついでにピンチローラー、平ベルト、キャプスタンを専用クリーナーで清浄する。ヘッドは、これもヤフオクで落札したSONY製消磁器を使用して消磁する。
組立直して、動作確認するが、コネクタ接続忘れが有った。
ピンチローラーの前後位置はマスターテープ?をモニターしながら聴感で合わせる。パソコンでのradiko音源をノーマルテープ(100円ショップ品)で録音してみる。
安価なテープだが、デッキの価格が高いだけ有って、TC-K222ES「」より、雑音が少なく、良さそうな感じでは有る。定格上でも周波数特性が伸びている。
TC-K2222ESGは、遊びに来ていた長男に聞いたら、レコードのダビングにアナログ同士良いかもというので、持って行ってもらった。
先日のブログに掲載したが、完了に向けて到達距離の確認と調整を行うことにした。だが、到達距離が伸びてくれると、モニター用に付けたLEDの点灯が日中は確認出来なくなるので、音で確認出来る様にした。秋月で購入してあった電子ブザー[HDB06LFPN]を付けることにする。推奨電源電圧6Vに対してラジコン受信機の電圧出力は24Vなので200Ωを直列に入れる。
これで、離れても動作確認出来る様になったので、動作点ギリギリの距離で送信機の調整を行う。ブザーは小さいが、近所に聞える位、大きな音がする。余談だが、受信機のミキサーに何が使われているか見てみると、高周波用トランジスタの様な丸型に足が4方向にでているのが有った。表示は「87C2」とあるが、これで検索してもデーターシートは無い。製作記事を見てみると「ND487C2」らしい。内部はダイオード4本のリング変調(ダブルバランスドモジュール)である。(部品記号がD3になっているのが頷けた)「ラジオハウス」で在庫(レア物)が有り250円で入手可能。
組み立て直して今日、依頼者に発送した。