トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

スポット溶接用固定具を考える

2012-02-21 17:48:05 | 電子工作

私の機構設計した「私書箱」もようやく部品が揃い、組立開始したが、金具に蝶番をスポット溶接するのに押さえるスペースが無く、指で苦労して行っていた。
工程も輻輳して、スポット溶接する作業者が他の作業に掛からなければならなくなり、私が引きうけたのだが、何とか簡単に押さえる方法が無いものか、試行錯誤を繰り返す。
Img_1310_rImg_1312_rImg_1313_r自分の工具が、たまた自家用車に積んであったので、鉗子(カンシ)と反作用ピンセットTS-16とラジオペンチを持ってきて、色々と試してみた。
鉗子はロック機構が有るので確実に固定出来るが、点で押さえるので部品同士の密着が良く無い。またロックを外す作業で指が痛くなって来た。
反作用ピンセットは挟む力が弱いのでOリングを入れて圧力を強くする。これだと作業は楽で指も痛くならないが外れ易い。取り敢えず、これに切り換えて作業していた。
やってるうちに、またアイデアが浮かんだ。
Img_1311_r文具で紙を複数挟む「ダブルクリップ」が使えないかと。
やって見ると、これがピタリと当り、平行に押さえられるので、部品のズレも最小限に押さえられる。

Img_1306_rImg_1308_rImg_1309_r作業が終わったところで、製作を依頼していた押さえ治具が出来てきた。
合わせると、更にガイドが必要の様なので急遽設計して製作依頼した。量産には間に合いそうだ。
      

コメント
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