随分前に、会社で不要となった故障ノートブックを頂戴していて休眠状態だったが、IPサイマルラジオ(radikoやらじるらじる)用に使おうかと引っ張り出した。
ヒンジ部分を固定しているモールドがほとんど破損していて、蓋の開閉・固定が出来ないといった状態である。
100円ショップの「USB LED LIGHT」がフレキシブルチューブになっており、これを貼り付ければ蓋の保持が出来るのではと2個購入して改造開始。
USBコネクタ部をPC本体裏側に、LED部分を蓋裏面に瞬間接着剤で貼り付けし、フレキシブルチューブ部分も同様に接着し更にアルミテープで固定した。
完全に固定したのを見計らって曲げて見たのだが、垂直までは何とか保持しているものの、それ以上になると、蓋の自重で倒れてしまう。これは直角で使うとして、WiFi接続しようとPCカード型無線LANカードを差し込みドライバをインストール。無線自体は接続OKとなっている様だが、インターネットに接続しない。あちこち、判る部分は設定してみたが、どうしてもダメである。
このPCは有線LANのコネクタも無い。それが影響しているのか判らないが、諦めて、またお蔵入りとなった。
工作室で愛用(いつもTBSラジオをBGM代わりに鳴らしている)している日立製の古いラジカセ(どこからか拾って来たもの)だが1年ほど前から、AM放送の低い周波数が受信出来なくなっていた。ダイヤルを廻すとガリガリ音になるので、バリコンが接触している様だ。
以前、交換しようと分解したことが有るのだが、持っていたポリバリコンの形状が異なり(ラジオに使用しているのはシャフトの反対側に端子が出ているのに対し、手持ち品はシャフト側に端子が出ている)改造するにも大変なので、中止した。
今回aitendoに行く用事が有ったので、現物を見ながら使えそうな物を購入。
ポリバリコン[443AB] 販売価格: 150円 (税込) 最近、秋月から新発売されたLCRメーターDE-5000 を購入してあったので測定。
(微調整用トリマは容量を最低にセットした条件で、100kHzで測定)
受信不良の原因がローター接触であることが判明した(ポリエステルも劣化していた)。
【現状品】
回転角 0° 約100° 180°
AM同調0.2~800Ω,89PF~9.1PF(110°以下で絶縁不良を起こしている)
AM発振142.8PF~73PF~7.6PF
FM同調55.76PF ~ 7.90PF
FM発振56.2PF ~ 7.62PF
【aitendo製(仕様書より)】
回転角 0° 180°
AM同調266PF~0PF
AM発振266PF~0PF
FM同調20PF~0PF
FM発振20PF~0PF
AMは最低周波数が100kHz程度になってしまうが、何か用途があるかもということで、この状態でトラッキング調整した。更に低くしたらJJYのモールス音が弱いながら受信出来た。
FMは逆にバンド幅が狭くなるが、これも我慢しよう。
こんなに感度が良かったのかと思う位、受信良好だ。
次に、ダイヤル紐を掛けるのだが、外す前の状態を記録していなかったので、判らなくなりいろいろ試すがうまくいかない。こうなった時は現物で試すのでは無く、図に書いてシュミレーションすると判って来る。シュミレーションで動作しそうなので、現物をその通り行ったら問題無く動作した。
各部ローラーも修理中に外れて行方不明になってしまったので、トランジスタ絶縁用ワッシャーを加工して作った。