茨城県県西生涯学習センターでは毎年、活発なボランティア活動を行っているグループを訪ね交流をはかる研修会を行っている。
毎年、平日なので、いままで1回しか参加したことが無かったが、今年度は「東京国立博物館」ということで、また、おもちゃドクターの年輩組?も皆さん都合が良く参加したいということで3名で参加した。私にとっては初めて行く場所で楽しみである。
総勢29名で、バス1台でセンターを7:30出発。
10時前に予定通り上野公園に到着。
切符売り場で待っている間に雪がちらほらと降って来た(茨城では雪では無く雨だったそうだ)。
大講堂で活動についての講演があった。
一般のボランティア団体と違うのは、全国からの希望者が多いので、最長3年で交代とのことである。
講演が終わって特別展「円空」を見て回った。
生涯で12万体の仏像を彫ったという円空、そのうち展示は約100点とのこと。
通常は丸太を削った仏像が多いのだが円空のは縦に1/4に割って彫っているのが多いという。数多く彫ったということで荒削りな素朴な仏像が多いのが印象的だった。(写真は売店の販売品です)
次に一般展示を回ることにしたが、入口でスマートホンとタッチパッドによる案内無料貸し出しが有るというのが判り、1時間コースで案内に沿って回る。
ただ、展示物を見て回るのと異なり、動画による説明もあるので、からくり(ネズミが動くかんざし。フレキシブルな龍の置物等)のある展示物は興味深く見れた。
1時近くなってしまったが、次の目的地(午後は自由行動)である「東京国立科学博物館」に向かう。
最近ロシアに落下した隕石が注目されていることから、隕石を中心に見たかったものだ。
実物大の大きなシロナガスクジラのモニュメントには圧倒される。
SLのD51を見ながら入場する。
昔は現「日本館」の建物(上から見ると飛行機の形をしている)だけだったが、改修に当たり建設した「地球館」の2棟に分かれている。
入口に案内の手書き看板が。1時間コースで隕石他をボランティアの方が案内してくれるという。これはいいと、ボランティアの方に聞くと、もう14年やられているベテランの方で、元々は工学系ということで気が合い、おもちゃ病院の名刺を渡してお話しをする。
スタート時間になり、集まったのは皆さん60~70代と思われる方が7名。さすがに全て知っており説明がうまい。
リクエストに応えてくれて、隕石や、これだけは見たのが良いという展示物を1時間という時間内で説明してくれた。建物も国の威信をかけて造り上げたもので天井の装飾が当時をしのぶ。壁面の大理石には化石が含まれており、これも見逃すところだが、説明してくれた。
面白かったのは
1.各地の隕石、展示で最大のは中国に落下したもの。隕石展示は一か所だけでは無く、何か所かに分かれて展示されている。
2.地震発生個所が3D(深さも見れる)、全国の地震波形がリアルに表示
3.月の石(山と海)
4.フーコーの振り子(地球が回転していることが実感出来る)
5.忠犬「ハチ公」と南極犬「ジロ」の本物の剥製
帰りには、孫への土産として売店で「隕石観察セット」945円を購入。まるまるの隕石(直径5cm程度)も40~50万円で販売されていた。
帰りのバス車内ではカラオケが始まり、リクエストされたので数曲歌ってしまった。
また、じっくりと時間を見つけて行きたいと思う。