Windows-XPサポート終了もあるが、手伝い先の仕事で、現場では設備配置図をタブレット上に表示し、点検結果をスタイラスペンでメモ書きする一方、提出書類のExcelファイルも開いた時間で作成するというのがあり、これらに使えるPCは無いかというわけで、探してみた。
Lenovo製IdeaPadMiix10というWindows8のPADとキーボードが取り外せるというのが気に入り、実勢価格も5万円弱なので、早速購入して試してみた。
MS-Office2013の他に、なぜか仕様に無かったKingsoft-Office2013と一時問題となったIMEの百度(Baido)がプレインストールされていたので、これはアンインストールした。
私としては、Windows8の操作が初めてで、最初はどう操作すれば良いかも分からない始末。
取り敢えず評判の悪かったスタートメニューが無い8.0から改善されたという8.1にバージョンアップして見た。
ところが期待していた7までのスタートメニューとは大違いで、これでは使いにくい。
Web検索するとIOBitのStart Menu 8(フリーソフト)があるというので、インストールしてみると、7までと同じメニュー画面が表示される様になった。
IdeaPadMiix10の不便なところは、外部機器接続用のマイクロUSBコネクタがキーボード接続用接点と同じ位置(底面)にあり、キーボードに接続していると使えないということだ。もしかして、加工して引き出せないか分解するも、無理そうである。
Excel等を使うにはマウスは必須でBluetooth対応で一番安価な(ELECOM製 IRセンサー 3ボタン 省電力 3ボタン レッド M-BT12BRRD:1260円)を後日購入したのだが、更にUSB機器を接続するにはPADを180度回転させるという方法が有る。するとキーボードも添付用で無く、手持ちのUSB用を使わなくてはならない。
スタイラスペン(Adonit Jot mini スマートフォン&タブレットPC用スタイラスペン)も少し高いが、使いやすかった。
Bluetoothだが、時々、アイコンが消えて接続出来なくなる現象が発生する。
Web検索すると、自動的に省エネで切断する様になっている(デフォルト)とこの様な現象になる様で、連続となる様にチェックを入れる。
マイクロUSB用HUB(ELECOM USBハブ USB2.0対応 スマートフォン・タブレット用 microUSBケーブル+変換アダプタ付 バスパワー 4ポート ブラック U2HS-MB02-4BBK)も購入した。
キーボード一体ケースのガイドに入れるとACアダプタのプラグがぶつかり充電出来ない。これは、プラグの当たるモールド部分を削って対処した。
USBがやはり不便である。
そこで、WiFi接続で出来ないか検索すると(TAXAN MeoBankSD Plus ワイヤレスSDカードリーダー&WiFiルーター&モバイルバッテリー MBSD-SURP02/BK)が有り、これも入手して試してみた。
設定によりレピータとしても使える。HDDをUSBで接続するとhttp://10.10.1.1/でアクセス出来るのだが、ツリー状になってなく表示範囲も狭く使い勝手が悪い。そこで、sambサーバーをONにする。これにより、NASドライブとして認識出来る様になった。スマホ用の予備バッテリーにも使える。カードリーダーはもちろんスマホからもアクセス出来る。
表示されるのはいずれか1ポートのメモリーだけ、CDドライブは認識出来なかった。
自分のネットブックでも試してみた。
先日のブログで紹介した「リピートメック」だが、ACアダプタで動作出来ないか試してみた。
DC9V用で、手持ちに丁度9V/400mA用トランス式ACアダプタが有り試してみるが、リピートメックのジャックはφ2.5mmと、一般的なφ2.1mmでないので、交換して差し込んでみる。
ボタンを押すと、音声は正常に再生されるが、各ボタンを照明するランプが、最初点灯してすぐに消えてしまう。
電源電圧を測定すると、モーター動作時7V程度まで低下する。これが原因で、電子回路が誤動作している様だ。(後述で、このアダプタでも正常動作する様になったが)
そこで、もう1台、スイッチングタイプのACアダプターを使って製作することにした。
9V用は無いので、使用していないノートパソコン用ACアダプタ(16V/3.75A)を使うことにした。
ノートブック用のACアダプタはどの家庭でも使わなくなったのが有るだろうし、電流容量も大きいので、使い道が有る。ハードオフでもジャンク扱いで良品でも500円程度かと思う。
9Vに下げる為に、手持ちの秋月製のDC/DC-CONVモジュール(YDS-205)5V/2Aを使用する。
工作が面倒なので、いつものごとく接着で対応する。(ACアダプタ側面にモジュールを接着)
電圧調整出来る様に回路図通りにボリュームを接続する。5.5~15.5V程度変化するが抵抗値が大きいので、低い電圧では緩やかに変化するが、高い電圧になるにつれて急激に変化する。手持ちの10kΩを使った関係だが、1kΩ程度に小さくすれば良いかと思う。
電源ONが確認出来る様に青色角形LEDを1次側につける。
これで「リピートメック」に接続してみるが、モーターが回るものの音声が再生されない。
モーター駆動によりピーク電流が流れ、保護回路により電圧が落ちることが考えられる。ちなみにモーター動作時の電流は300~400mAである。
そこで出力に電解コンデンサ(1500uF/16V)を付けてみたら、ちゃんと正常動作する様になった。
では、元に戻って、最初のトランス式ACアダプター出力に1000uF/10V電解コンデンサ(実際は無負荷電圧が10V以上になるので16V耐圧以上に変更する必要有り)2本を入れたら、今度は正常動作する様になった。
ランプの明暗変化を見ると、さすがにDC/DCタイプは変化が少ない(皆無に近い)がトランス式は音声の強弱で多少変化する。
電圧変動による動作を確認してみたが、7.5V以上の電圧が有れば正常動作する。
以上のことから、モーターと電子回路が同居する玩具等にACアダプタを使用する場合は、電流容量の大きいアダプタを使うか、少ない場合には出力に大容量のコンデンサを付ける必要があるかも知れない。