YAMAHAオーディオ製品のデザインに惚れて、収集(主にオークションのジャンク扱い品だが)してきたが、このアンプの存在は今まで知らなかった。
同様なデザインのCA-1000ⅢやCA-2000(出力メーター付)が欲しくて、入札価格が安い時に入札するのだが、最終的には、落札価格が吊り上り、貧乏オーディオマニアにはとても出せる金額では無くなるので、諦めていた。
そうしたところに、このアンプが出品されており3800円で落札出来た。
●出品のコメントでは
TUNERからの音だし確認しました
-短時間での簡易検査、また中古品の為現在の動作状態等を保証する物ではありません
-素人確認ですので見落としがありましたら容赦ください
とあり、大した問題な無そうとの判断で入札したもの。
届いて、入出力を接続すると、ちゃんと音は出ている。逆に大したトラブルが無くて、修理する楽しみが半減したが。
が、メーターの照明用電球が点灯しないのと、音量調整、BASS調整のボリュームがガリオームになっている。高級な接点復活剤を塗布したところ、ほとんどガリが無くなった。
信号入力部はCA-1000Ⅱ(RCAジャックとプリアンプ部分がコネクタ接続)と異なり、プリアンプ部に直付けとなっているので、CA-1000Ⅱで問題だった接触不良によるレベル低下(断)は解消されていた。
CA-1000Ⅲのマイナー品ではあるが、FHONOはMCカートリッジにも対応しており、雑音も問題無さそうである。A級/B級の切り替えは無いし、木製ケースでは無く金属ケースになっている違いもある。
電球は麦球のリードをゴムのベースに巻き付ける構造になっており、切れていたので手持ちの麦球を加工して交換した(12V用の様である)。アクリル板と青色アクリルで直角にメーターの上側から優しく(部屋を真っ暗にしてようやくメーターが淡い緑色っぽく浮かび上がる)照明している。
アナログスイッチ化したCA-1000Ⅱには悪いが、しばらくはこれで試聴することにする。