先日のLM386アンプに続き、TDA2822の基板とICが届いたので、早速製作してみた。
やはり、発振が心配なのでICソケットは8P-DIPを使わず、2.54mmピッチソケットヘッダにして、IC下のパターン削除もし易くした。
案の定?、ボリュームを上げて行くと、L/R共綺麗?に発振した。
発振周波数は137.39kHzだった。
これも、例にもれず、ボリュームの回転方向が逆になっているので、改造が必要である。
接近しているパターンを剥がして(IC下だけでは無く、電解コンデンサも外すことになった)ストラップ接続を行ったが、やはり発振する。
LM386よりゲインが10倍有る関係かも知れない。パスコンを入れても関係無し。
発振の止まるところを探していくと、入力ピン(6,7)と0V間ににコンデンサを入れると止まる。
発振が止まる、最低の容量を試して見ると1000PFだった。
周波数特性が心配なところでは有るが、CR発振器でスイープすると、100kHzまでフラットである。但し、これはICにNJM2073を使用した場合で、TDA2822にすると15kHzあたりから下がっていく。ゲインもNJM2073が大きい(データーシートでは44/40dBの違い)。
外付け抵抗類によって、ゲインを落とせる(NJM2073のデーターシート参照)ので、後日確認してみたいと思う。
LM386と違って、パッケージに2CH分入っているので、音楽を連続で鳴らしていると、結構熱くなる。