先日のブログで紹介したブレッドボードによるTWE-Lite DIP送受信モジュールで、動作が確認出来たので、正式に製作してみました。
(UNIC FRG401の置き換え)
【受信機】
あとあと下取り対応することを考え、オリジナルの基板は改造せず、ユニバーサル基板を同じ外形に切断して、それに、
回路を組み込むことにしました。これにより、オリジナルのプラスチックケースに組み込み可能となる。(左写真は並べたもの)
接続のコネクタ (TE Connectivity 178307-2)はRSコンポーネンツから入手。ピンのピッチが3.81mmなので、1個置きは2.54ピッチの
ランド間になるので、ドリルで穴加工する。ガイド無しではズレが出るので、切り端の基板を穴あけし、それを1.27mmずらして行う。
電源はオリジナルに合わせ、秋月の24V/5VのDC/DC-CONVモジュールを使用する。同じ様にバリスタ、インダクタ、逆接防止ダイオード、
ヒューズを入れる。何故か、フューズやダイオードはGND側に入っている。
これで、リレーユニットを動作させる。更に3.3V出力の三端子レギュレータでTWEモジュールとインバータ(74HC540)に供給する。
マッチ棒アンテナは直角に曲げ(本来はマッチング上良くないが)、元のアンテナコネクタ穴から頭を出す。
(シリーズでは、外部アンテナ用モジュールも有る)
動作表示窓だけは、合わないですが、視線をずらすと確認は出来ます。(4CH個別表示)
【送信機】
操作スイッチをどうしようか考えていましたが、手元にあった使っていないLED照明器具のリモコンが良さそうなので使うことにしました。
明るさと色調のキーが、オリジナルのキーに対応しています。その他のキーは接続無しです。
(キー配列を変えるには受信機側で簡単に入れ替え出来ます。)
送信モジュールは別箱(単三×2本用電池ボックスのケースのみ使用)に入れまして操作部とは接着固定。
電源は、操作した時だけ消費する為、スイッチ不要なのですが、念のためトグルスイッチを付けました。
電池はリモコン用のCR2032ボタン電池を流用しています。
防水性に難があるかもしれませんので、その際にはラップでも巻いてもらうことにしました。
到達距離は20m以上でしたが、車内に設置した場合は確認してもらう必要があります。
【11/5】
依頼者に届き、動作確認してもらったところ、ウインチ巻き下げだけが動作しないというので、トラブルシュートの手順を写真に
書いてテスターで見てもらう。
どうやら、リレーまでは4CH共に正常に動作している様だが、動作したときの出力端子電圧を見てもらうと、CH3,CH4のどちらを
操作しても、CH3,CH4の出力が同時に出るというので、導通を見てもらうと、出力でショートしている様だ。
送る前の写真を拡大(下図)してみると、右端とその隣の黄色い配線の被覆元のランドが半田ブリッジしている様に見えたので、
カットしてもらうと、正常に動作したとのこと。
送る前の動作確認は各CH毎で、該当CH以外は調べていなかったのがミスであった。今後、注意しなくては!