こんちゅう探偵団

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キクスイカミキリ

2014年12月29日 |  ●カミキリムシ科


キクスイカミキリ Phytoecia rufiventris (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] キク・ヨモギなど
[時 期] 4月~7月
※ 体長は約6㎜~9㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に生息するカミキリムシの仲間。
発生時期になると、日当たりが良く風通しのあるヨモギに群がるキクスイカミキリを見る事が出来ます。
体は黒色で小型、細長い体型で前胸背板にある赤い紋が可愛らしいアクセントになっています。
日中、ヨモギやキク科植物の葉の表面にちょこんと止まっている姿が良く目につきます。
北海道では産地は局地的で、個体数もさほど多くはない。
また発生期が割りと短く、本種を狙うならタイミングが非常に大事になる。
幼虫は、これらの植物の茎の中で育つ。

成虫は羽化後、産卵の為茎の先端からだいたい10㎝程度下の部分を1㎝間隔で円周状に噛んで2段の筋をつけます。
その為根から吸収された水の通り道である維管束も切られるため、筋から上の部分には水が到達せずしおれてしまいます。



2011年 北海道 キクスイカミキリ Phytoecia rufiventris
この年初めて見つけたキクスイカミキリ、何度となくあちこちを探し回りようやくたどり着いた。



2012年 北海道 キクスイカミキリ Phytoecia rufiventris
採集後に室内で撮影したキクスイカミキリ。



2013年 北海道 キクスイカミキリ Phytoecia rufiventris
オトコヨモギの葉の上で交尾する、キクスイカミキリのペア。



2013年 北海道 キクスイカミキリ Phytoecia rufiventris
ヨモギの葉の奥に潜む、キクスイカミキリ。日中はこの様にジッとしている事が多い。



2014年 北海道 キクスイカミキリ Phytoecia rufiventris
日中いつもポイントで撮影したキクスイカミキリ、2014年は個体数は割と少ない様に感じた。



2011年 北海道 キクスイカミキリ Phytoecia rufiventris
写真の個体は日中にヨモギの葉の上にいたキクスイカミキリを撮影。



2019年 北海道 キクスイカミキリ Phytoecia rufiventris





2020年 北海道 キクスイカミキリ Phytoecia rufiventris


[キクスイカミキリの食痕]

  
※ 画像はクリックすると拡大します。
このように、茎がしおれているいる所には必ずキクスイカミキリが生息していますので手がかりになります。


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