いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

デフレの1年シラバス。  deflate syllabus

2009-11-21 19:52:55 | 日記
 11月も下旬になって、23日の勤労感謝の日(thanks giving day)もひかえ
て、いよいよ今年を振り返る季節になっての矢先、先行するように政府からの、市
場がデフレ(deflation)の状況に入った、との宣言。

 (1)日本の貿易を支えてきた基幹産業の世界同時不況による、自動車業界の工場
の撤退、縮小、統合に始まり、(2)派遣切り、(3)稼働(就業)時間、規模の縮小、
(4)リストラ(restructuring)、(5)経営(生産)者が、このままいけば物価は限
りなく「0」に近づくと言う、物価の下落、(6)冬のボーナス15%カット、(7)雇用保険
(5か月)が切れて、就業の目途もなく年末をむかえる人が20万人規模と想定され
て、1年が過ぎようとしている。

 民間は手をこまねいてばかりいた訳ではない。次世代へのエネルギー(太陽光発
電)、環境・省エネ対応(ハイブリッド・EV)で、世界をリードする先端技術の
活用により回復基盤はつくった。

 消費(者)社会は、収入減のダメージにより、安いものしか買わない生活自衛の
我慢の日々だ。貨幣は貯蓄でマーケットには出回らない。マーケットは、ジーンズ
が1000円を切り、弁当が200~300円の大幅なコスト安が象徴的に続く。

 経済の負の連鎖(deflate spiral)で、消費者も経営(生産)者も、共倒れの不
況マーケットが持続、継続する1年。今更、デフレ宣言でもなく、絵に描いたよう
なデフレのシラバス(syllabus)の1年だ。

 専門的(学術的)分析のデフレ宣言で、マーケットは昨年末からの100年に1
度と言われる景気悪化の中、次世代技術の対応で景気は底を打ったとは言え、
とどまることのないマーケットの不況感は年末をむかえて現実のものとして、国
民はずっとオン・タイムで体験中だ。

 景気に効果的で早急な経済対策が求められるのは、すでに国民の周知のことだ。
 この際を好機として、消費者サイドのよってたつ、優良(excellent)企業(生産者)
を選別し、バックアップし、育てる、強い気構えで、消費者がリードするマーケット
の実現だ。

 安定不況の時代が想定されて、生活に見合った収入ではなく、収入に見合った
生活へのリプレースメント(replacement)だ。
 勤労に、Thanks givingと、言いたい。
 

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