いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

EU:ゆるやかな統合の風。  generous union

2009-11-02 20:07:47 | 日記
 ヨーロッパ(europe)と日本とは、圧倒的に衣食住、観光、音楽の文化面でのつ
ながりの方が強い。政治の風は容易には、吹いてこない。
 パリ、ローマのファッション・料理・美術館、イギリスのビートルズ、オーストリア、
ドイツのクラシックにスペインの建築、スイスのアルプス・マッターホルンと、物見
遊山の列挙。

 そもそも、イギリス、フランス、オランダ、スペインにしても帝国(empire)として、
植民地政策を推進して、政治、経済力においても、圧倒的な影響力を誇示してい
た時代があった。

 世界の枢軸がアメリカ、アジアの環太平洋地域に移って、ヨーロッパは植民地政
策の負の遺産もあって、政治的にも、経済的にも影響力を失っていく。
 
 新興勢力に対する独自の政治、社会、文化論を持ち続けるヨーロッパは、その後
EU(european union:欧州連合)を結成して、通貨の統一、経済協力と、あたらしい
政治、経済、社会理念による統合に動く。

 ヨーロッパの国としても、排他性、唯一性がそれぞれ強く、EU統合にも保護主
義(protectionism)、政治的独自路線の色彩が濃いため、国、地域のローケーショ
ンもあいまって、日本からみると、政治的なドラスティック(drastic)な風が吹いては
こない。

 EUの統合は、エリアの広さ、貨幣価値、文化の違いを超えて集合した、ドラス
ティック(drastic)な試み(trail)でもあった。
 アメリカ、アジアの新興勢力に対抗するEU勢力もようやくオリエンテーション
(orientation)の季節を乗り越えて、順当にEU初代大統領の選出まできている。

 スローライフ、環境関与へと、従来から独自のライフスタイルを貫く先進性もあ
る。ヨーロッパのゆるやかな先進性、連帯性、協調性は、世界の平和、経済、社会
にモデルとなる高い価値観がある。

 文化以外にも、政治的な試み(trail)、意味合い、ヨーロッパの政治的な動き
にもっと関心を持ちたい。

 

 


 

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