いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

おせっかい。  interfering

2009-11-28 19:44:03 | 日記
 介護には「おせっかい(interfering)」が大切で、回復に効果があると、その
道のオーソリティ(authority)が言っていた。手をかけてる、気にかけてる、い
つも一緒の一体感が、自律神経を刺激するのか。

 デパートは、何十か月も連続の減収減益で、よくあれだけの規模の従業員、
売り場スペースを維持できているものだと、現代の不思議。出店会社への負荷
(自己負担)、メインフォースの銀行のバックアップ、国の補助金制度なんかもあ
るようで、活用したとはいえ常識ではとっくに倒産してもおかしくない営業状態だ。

 デパート業界では、系列の閉店、経営統合、コングロマリット(conglomerate)
の経営合理化に、トレンドに相応したコンビニ化、スーパー化、量販店化へシフト
、リプレースメントする検討を始めているところもある。

 時代は、大量生産、大量消費の「大型化」から、費用対高効率重視の「高機能
型」、「環境適応型」にシフトしているので、デパートも時代の長物(waste)として
オーバーラル(overall)な営業改革が迫られている。

 それでも、さすがにロケーションのいい駅のコンコースにある、ひとり勝ちのデ
パートの地下(デパ地下)の食品売り場は、人混みがすごい。
 久しぶりにすき焼きでも食べようかと思って、たまのことだから、銘柄のいい牛
肉の切り落としを買うことにした。100グラム1000円弱で150g注文した。ハカ
リに乗せた切りがいいので、130gにして買う。

 途端に従業員が、聞き取りにくい声で(ただでも人混みで混雑音)、なんの
料理に使うのか、と聞いてくる。そんなことどうでもいいじゃないと、思いつつ、
すき焼きと答えている。
 すると、何人で食べるのかと、ここまで聞くのかと、それこそどうでもいいこと
じゃないと思いつつ、ふたりで。またまた、途端に、これではひとり分だと言う。

 そこで、うちはふたりでひとりなの、肉はそんなに食べないからと、言って、よ
うやく納得したのか、それでも手提げの紙袋に丁寧につめてくれた。
 興味本位ではなく、130gの量に「おせっかい(interfering)」心がでたよ
うな商売顔していたので、嫌味な後味は残らなかったが、十分に自律神経は
刺激したようだ。

 デパートの「おせっかい」は、消費社会、動向(trend)に適切にシフトした営
業スタイル、基盤にこそ向けられるべきものだが。

 あれだけ品揃えされても、一長一短で、欲しいと思うデザィア(desire)ものに
届かないものばかりだ。

  
 

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