いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

d.n.p の インタビュー (bonus track)。 daily news

2009-12-03 23:12:36 | 日記
 財津さんにとってチューリップとは、お聞かせください。
   僕にとってチューリップとは静かな別荘地にある一軒家という感じです。
   どうしても行きたくなる時があるんです。
   でも見慣れた風景でずっといると、飽きてしまう。わかっているんです
   けどね。

 財津さんは、自らの音楽の原点、チューリップを、吟遊詩人のように別荘にたと
えました。あたらしいアルバム「ふたりが眺めた窓の向こう」は、青春のチューリ
ップとは趣きを異にしてまして、静かな曲調の作品で構成されています。詩のひと
つひとつが耳を澄ます者の心に響いてきます。
 わがままな男や、許せない女も出てこなければ、ひとりで汽車に乗ってしまう僕
もいません。
   昨年、還暦を迎えました。やはり年令ということなのでしょう。等身大の自
   分なんです。

 髪に白いものが増えたとはいえ、透明感のある声は変わりません。
   自分はこれからどれだけ作品を出せるのだろうかと、焦燥感のようなものが
   年々強くなっています。
   春夏秋冬、その意味ではもう冬に片足が入っている感じがしますね。

   やりたいことがまだまだあるんですよ。僕の頭のなかには、あと2,3枚の
   アルバムが出来ているんです。
   アメリカンポップスにハードロック、冬の次は春、そう春が見えてくるまで
   はやっていきたいと思っているんです。

   バンドやっていたんですって。バンドぜひ始めたほうがいいですよ。
   バンドの方が楽しいことは多いですよ。なるほど、苦しいこともありますけ
   どね。ひとりでやると孤独ですよ。煮詰まってしまうんです。

   別荘に行ってみたら、また何で、なんて思ったりしてね。

 (事務所の近くの夕暮れの公園でのインタビュー。時空を超えてこころに届いてきてアレンジ・リメイク版)

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不作為の迷惑ビラ。  non-intentional trouble-some handbills

2009-12-03 19:26:55 | 日記
 何でもかんでも疑いをかけて検挙率を上げればいいというものでは、もちろんな
く(戦前の強権社会にみるように)、しかし、重要凶悪犯罪の検挙率が30%程度
という現状の警察の捜査能力には、市民生活の安全責任に対するその資質が問
われる。

 犯罪は、プライバシー社会の闇に隠れて、用意周到で巧妙、大胆。科学技術の捜
査を取り入れての近代化捜査も、期待の効果をあげていない。それを取り込む捜査
能力、資質に問題があることはあきらかだ。
 危険もともない、ハード・ジョブな安全責任業務なので、それに見合ったサラリー
体系の補償で、モチーブの高い適資格な人材を確保する制度上の見直しが、高い
安全責任業務には必要だ。
 
 日常的にポストにかってに投入される関心もないチラシ、ビラには、処理もふく
めて迷惑する。選挙でも、個別訪問による運動行為は禁止されていたが、近年、個
別に住宅への選挙チラシ、ビラ配布、電話による選挙運動は認められている。
 目的が明確で、広く支持、周知を求める表現手段として、時限的に制限を緩めた
ものだ。

 日常活動として、チラシ、ビラ配布を禁止(断る)する表示のある集合マンション
内に僧侶職のものが、かってに(外階段を使ったと報道)各個室のドアポストに政
治色(党)のビラを配布した当該僧侶が住居侵入罪により有罪となった。
 法例が、不作為の迷惑チラシ、ビラ配布に判断を示さずに、住居侵入罪を適用し
たのは、表現の自由に踏み込まない法律の技術的(技巧的)な判定で、配慮色の
強いものだった。
 不作為の迷惑チラシ、ビラ配布行為への抑止効果にはなる。

 集合マンションというのは、住人はもとより不特定多数が出入りするのが日常の
光景で、関心もない商業、勧誘のチラシ、ビラの配布も日常的な迷惑行為の現状だ
。直接的な人への作為のある迷惑行為ではない、かってに他人の住居のポストに
チラシ、ビラを投入する不作為の迷惑行為ではあるが、迷惑である以上、規制は必
要だ。

 表現の自由にも、その手段は多様、多岐にわたり保証されている。集合マンショ
ンの場合では、個々の必要に応えるならフロントに資料ゾーンを設けて興味のある
人が閲覧できる方法もある。
 個別住居での迷惑チラシ、ビラ配布行為に、行為者への適切な善処対応が求め
られる。多様で多岐な情報伝達の時代に見合った、不作為でも迷惑行為にならな
い対応が必要だ。

 集合マンションの場合、この例のような住居侵入罪の適用ということになれば、
マンション側の都合で思いもよらずに犯罪行為とされることもでてくる可能性が増
えて、しかし、その住居環境形態による犯罪確率とは別に、市民生活すべての安
心、安全な生活環境の維持は保証されるものだ。

 問題をみだりに生じさせない、現場での丁寧で明確な情報の明示、周知の工夫
もあっていい。
 

 
 

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