浜離宮朝日ホールに来ています。こちらの方にはしばらく来ていないので、随分
と高層ビル群がたち並ぶようになりました。かっては朝日新聞社と築地本願寺と築
地市場しかなかった頃のことですから。
朝日新聞社ビル群の並びの中に浜離宮朝日ホールはあります。長方形の壁が
木造りの小ホール(収容552名)で、2階は壁沿いのバルコニー席となっています。
この規模の小ホールでは、コンテンツ(contents)によると音響効果の高い優れ
たホールとして有名だということで、アンプラグドの肉声で聞かせることも可能な
小ホールです。ここで、財津和夫さんのクリスマスコンサートが開催されます。
午後6時30分、ホールに入ります。三角錐状の木片が壁から天井に規則正しく
貼りめぐらされて、森の中に入った「シンッ」としたような深遠な気分になります。
ステージは、向かって左側からドラムセットは、スネアのないカホン(手で打つ
箱型打楽器)に、音を拾うドラムマイクには消音効果の網がかぶせてある。
中央うしろにバンドのキーボード、ステージ右隅にはアコギギターが2本セット
してある。
中央センターマイクに、右隣りには財津和夫さん使用のキーボードというセッテ
ィング。こういうホールは、使える楽器の種類、編成、セットリストにも制約のある
ところもあり、ベースは使用していない。
最近、財津和夫さんが発表したコラボアルバムの「ふたりが眺めた窓の向こう」
でもベースをほとんど使用していないと聞いている。
午後7時すぎに、財津和夫さんがまずひとりでステージに登場してきました。グ
レー地にぼかしの太いストライプのシャツです。
クリスマス・イヴと言いながら、大人の感覚で普段通り楽しみたいと、「I love
you」でオープニングです。のところ、いきなり、イントロでリリックス(Lyrics)を間
違えて、最初からやり直しました。
「ボクが愛した犬ドンパ」と、ホール環境にあわせたアコースティック感覚なセ
ットリストが続きます。ようやく、「この世の端でも」で、木造りの優れた音響効
果をいかしたメロウで力強い財津和夫さんの声量がホールに伝わります。
音響効果は、トーンのひろがりが実感できて、ホール全体を包むすばらしい
音感が伝わってきます。
スピーカーから出てくる、伝わってくるという一元的なトーンではない、アコー
スティック感覚のあるホール全体を包み込む立体的なトーンが実感できます。
セットリストが、福岡でのディナーショーでやったと聞いているものと同じだっ
たというのが、物足りなかった。アコースティック感覚あふれるホール環境、
財津和夫さんのハイトーンをいかしたセットリスト、名曲はいくつもあって、もっ
と工夫があってもよかった。
ハイライトは、ダブル・アンコールでした。アンコールの「心の旅」でいったん
財津和夫さんがステージを下りたあと、ホールドアも開き、ホールに室内照明
が差してもアンコールの拍手が続いて、一転、ステージにライトが差して財津
和夫さんがステージに再々登場してきます。
何か用意しておけばよかったと、言って、同じ曲でないほうがいいよね、と。
客席にリクエストを聞いて、あれやこれやのうえ、バックバンドも入って、「青春
の影」と「サボテンの花」の2曲でダブル・アンコールに応えました。
今年の財津和夫さんのホールコンサートは、今日で終了です。
クリスマス・イヴ。コンサート終了後、六本木に繰り出して、壱岐島の取り立て
魚類を料理する店に入った。トタン、カヴァーの「心の旅」が流れてきたのは、タ
イミングのよさに驚いた。
この店のオーナーの親戚が壱岐島で漁師をしているそうで、イカ、マグロ、カキ
、釜めしも、どれも絶妙の「イキ」のいい新鮮な味。
六本木界隈のイルミナーションを楽しみながら、クリスマス・イヴの1日が過ぎ
た。
ミュージシャン
財津和夫(V G Pf)
柳沢二三男(G)
扇谷ケント(Pf)
田中トオル(Ds)
と高層ビル群がたち並ぶようになりました。かっては朝日新聞社と築地本願寺と築
地市場しかなかった頃のことですから。
朝日新聞社ビル群の並びの中に浜離宮朝日ホールはあります。長方形の壁が
木造りの小ホール(収容552名)で、2階は壁沿いのバルコニー席となっています。
この規模の小ホールでは、コンテンツ(contents)によると音響効果の高い優れ
たホールとして有名だということで、アンプラグドの肉声で聞かせることも可能な
小ホールです。ここで、財津和夫さんのクリスマスコンサートが開催されます。
午後6時30分、ホールに入ります。三角錐状の木片が壁から天井に規則正しく
貼りめぐらされて、森の中に入った「シンッ」としたような深遠な気分になります。
ステージは、向かって左側からドラムセットは、スネアのないカホン(手で打つ
箱型打楽器)に、音を拾うドラムマイクには消音効果の網がかぶせてある。
中央うしろにバンドのキーボード、ステージ右隅にはアコギギターが2本セット
してある。
中央センターマイクに、右隣りには財津和夫さん使用のキーボードというセッテ
ィング。こういうホールは、使える楽器の種類、編成、セットリストにも制約のある
ところもあり、ベースは使用していない。
最近、財津和夫さんが発表したコラボアルバムの「ふたりが眺めた窓の向こう」
でもベースをほとんど使用していないと聞いている。
午後7時すぎに、財津和夫さんがまずひとりでステージに登場してきました。グ
レー地にぼかしの太いストライプのシャツです。
クリスマス・イヴと言いながら、大人の感覚で普段通り楽しみたいと、「I love
you」でオープニングです。のところ、いきなり、イントロでリリックス(Lyrics)を間
違えて、最初からやり直しました。
「ボクが愛した犬ドンパ」と、ホール環境にあわせたアコースティック感覚なセ
ットリストが続きます。ようやく、「この世の端でも」で、木造りの優れた音響効
果をいかしたメロウで力強い財津和夫さんの声量がホールに伝わります。
音響効果は、トーンのひろがりが実感できて、ホール全体を包むすばらしい
音感が伝わってきます。
スピーカーから出てくる、伝わってくるという一元的なトーンではない、アコー
スティック感覚のあるホール全体を包み込む立体的なトーンが実感できます。
セットリストが、福岡でのディナーショーでやったと聞いているものと同じだっ
たというのが、物足りなかった。アコースティック感覚あふれるホール環境、
財津和夫さんのハイトーンをいかしたセットリスト、名曲はいくつもあって、もっ
と工夫があってもよかった。
ハイライトは、ダブル・アンコールでした。アンコールの「心の旅」でいったん
財津和夫さんがステージを下りたあと、ホールドアも開き、ホールに室内照明
が差してもアンコールの拍手が続いて、一転、ステージにライトが差して財津
和夫さんがステージに再々登場してきます。
何か用意しておけばよかったと、言って、同じ曲でないほうがいいよね、と。
客席にリクエストを聞いて、あれやこれやのうえ、バックバンドも入って、「青春
の影」と「サボテンの花」の2曲でダブル・アンコールに応えました。
今年の財津和夫さんのホールコンサートは、今日で終了です。
クリスマス・イヴ。コンサート終了後、六本木に繰り出して、壱岐島の取り立て
魚類を料理する店に入った。トタン、カヴァーの「心の旅」が流れてきたのは、タ
イミングのよさに驚いた。
この店のオーナーの親戚が壱岐島で漁師をしているそうで、イカ、マグロ、カキ
、釜めしも、どれも絶妙の「イキ」のいい新鮮な味。
六本木界隈のイルミナーションを楽しみながら、クリスマス・イヴの1日が過ぎ
た。
ミュージシャン
財津和夫(V G Pf)
柳沢二三男(G)
扇谷ケント(Pf)
田中トオル(Ds)