話題づくりに事欠かないから、つい政治に目が行く。 (1)政治主導のメインステ
ージの事業仕分けが、タテ前(policy)と本音(disclosure)が噛み合わずに、当
然のようにおかしな不合理ばかりが浮足立ってみえて、それに乗った事業切り捨て
られ派のおかしな不満が続く。
従来の既得権政治の全面的な構造改革としての事業内容の見直し、精度、効果の
検証が本質、「タテ前」なのに、今回の「本音」は、予算編成の財源確保と政治主
導ステージのオープンがテーゼ(命題)だったので、短期的な実用化、成果果実主
導でバッサリ切り分け、次々と事業廃止。
国民の拠出(税金)の重みが届いたようで、自己満足でスローな夢のような事業
にはインパクトを与えた効果はあった。税収入、予算に限りがある以上、どれもこ
れもという訳にはいかないのは当然で、タテ前と本音の狭間(はざま)で、事業切
り捨られ派の自意識過剰の申し入れだけが、おかしく映った。
(2)予算編成もプロセスのまとめの段階で、政府と党のベクトルの違いが鮮明に
なって調整が遅れている。新年度予算執行には、年内編成が好ましいが、年越しの
可能性が大きい。この重要時期に、党挙げて中国訪問で協議がストップするのでは、
政治主導はいいが、国民生活重視のもうひとつの一枚看板の不在が、おかしい。
(3)日本の米軍基地の80%近くが集中する沖縄普天間基地の移設は、沖縄1基
地問題と米軍基地全体の難解な有り様について、政治がかってにフュージョン(fusion)
して取り扱って、混迷している。普天間基地の移設の選択肢はいくつか限られてお
り、時間をかければ結論の変わる問題ではない。依然不透明の米軍の具体的な
人権、環境対応方針を明確にして、開示して、その中で沖縄県民とも協議すること
だ。時間をかければ、その選択肢を自ら狭め、おかしい。
来年5月まで結論を先延ばしする政府方針のようだ。
(4)日本人の発祥地インド、政治経済の新興中国、ともに核兵器保有の軍事大国
で、核兵器廃絶の協調とあわせて友好、平和の関係を築きたい。
民主党挙げての中国訪問にあわせて中国の次期国家主席候補といわれる副主
席が来日した。前例にならっての天皇会見をルール度外視(ignore:日本の問題)
で実現させた。これも政治主導という政府の主張で、ルールを巡って異議を唱える
宮内庁を批判した。
論理的には、天皇の国事行為に及ぼす基本範囲を踏んだとする政治の主張が
適当であるが、そうならそうと政府が筋を通して説明すれば済む問題なのに、政府
と党のベクトルの違いに本当の問題があるのが、おかしい。
なぜ、党の代表が前面に出てきて、天皇の政治利用問題にまで取りあげて、当
(内閣の助言と承認)の首相がわかりにくい表現(メディアがこれを翻訳)で後追
いするのか、おかしい。
政権100日も過ぎて、ポーズだけでは、あとの代償(compensation)がおかし
いくらいに、大きい。国民の過半数が支持しているうちに、基本的考え方を修正す
ることを希望する。
政治は政治主導ではあっても、向いているベクトルが違うのでないか。
ージの事業仕分けが、タテ前(policy)と本音(disclosure)が噛み合わずに、当
然のようにおかしな不合理ばかりが浮足立ってみえて、それに乗った事業切り捨て
られ派のおかしな不満が続く。
従来の既得権政治の全面的な構造改革としての事業内容の見直し、精度、効果の
検証が本質、「タテ前」なのに、今回の「本音」は、予算編成の財源確保と政治主
導ステージのオープンがテーゼ(命題)だったので、短期的な実用化、成果果実主
導でバッサリ切り分け、次々と事業廃止。
国民の拠出(税金)の重みが届いたようで、自己満足でスローな夢のような事業
にはインパクトを与えた効果はあった。税収入、予算に限りがある以上、どれもこ
れもという訳にはいかないのは当然で、タテ前と本音の狭間(はざま)で、事業切
り捨られ派の自意識過剰の申し入れだけが、おかしく映った。
(2)予算編成もプロセスのまとめの段階で、政府と党のベクトルの違いが鮮明に
なって調整が遅れている。新年度予算執行には、年内編成が好ましいが、年越しの
可能性が大きい。この重要時期に、党挙げて中国訪問で協議がストップするのでは、
政治主導はいいが、国民生活重視のもうひとつの一枚看板の不在が、おかしい。
(3)日本の米軍基地の80%近くが集中する沖縄普天間基地の移設は、沖縄1基
地問題と米軍基地全体の難解な有り様について、政治がかってにフュージョン(fusion)
して取り扱って、混迷している。普天間基地の移設の選択肢はいくつか限られてお
り、時間をかければ結論の変わる問題ではない。依然不透明の米軍の具体的な
人権、環境対応方針を明確にして、開示して、その中で沖縄県民とも協議すること
だ。時間をかければ、その選択肢を自ら狭め、おかしい。
来年5月まで結論を先延ばしする政府方針のようだ。
(4)日本人の発祥地インド、政治経済の新興中国、ともに核兵器保有の軍事大国
で、核兵器廃絶の協調とあわせて友好、平和の関係を築きたい。
民主党挙げての中国訪問にあわせて中国の次期国家主席候補といわれる副主
席が来日した。前例にならっての天皇会見をルール度外視(ignore:日本の問題)
で実現させた。これも政治主導という政府の主張で、ルールを巡って異議を唱える
宮内庁を批判した。
論理的には、天皇の国事行為に及ぼす基本範囲を踏んだとする政治の主張が
適当であるが、そうならそうと政府が筋を通して説明すれば済む問題なのに、政府
と党のベクトルの違いに本当の問題があるのが、おかしい。
なぜ、党の代表が前面に出てきて、天皇の政治利用問題にまで取りあげて、当
(内閣の助言と承認)の首相がわかりにくい表現(メディアがこれを翻訳)で後追
いするのか、おかしい。
政権100日も過ぎて、ポーズだけでは、あとの代償(compensation)がおかし
いくらいに、大きい。国民の過半数が支持しているうちに、基本的考え方を修正す
ることを希望する。
政治は政治主導ではあっても、向いているベクトルが違うのでないか。