いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

創業スピリット(人は多様性の財産)。 foundation

2009-12-29 19:37:51 | 日記
 思えば、1年前は米国のサブプライム・ローン(sub-prime loan)問題に始まり
、リーマン・ショック、GM破たんへと波及して世界経済同時不況が起きて、大変
な年末を迎えていた。
 企業は自己防衛のために派遣従業員を大量に解雇して、住むところもなく年を
越せない人々が公園にあふれていた。

 人間がつくりだした経済力がパラドックス(paradox)に不況というモンスターに
なって、人間を追いつめていた。
 消費市場では、安いものしか買わない、売れない消費者の自衛手段の徹底で、
商品価格は競って急落を続け、このままいけば限りなくゼロに近づくと言われる
まで底を打った。市場では、商品の数ほどマネーが出回らないデフレ経済の到来。
 
 企業は、工場の統合、閉鎖、撤退でスリム化し、ボーナスは15%カットして経
済構造の負の連鎖による景気の下落傾向は、とどまるところがない。
 
 2009年も明けて、地球環境アメニティ、気候変動問題が世界共通の取組むテ
ーマとして登場してきて、日本の先行する先端技術の自動車のハイブリッド化(HV)
が注目されて、糸口となって自動車産業の輸出も回復軌道に乗った。

 太陽光発電によるあたらしい産業と雇用の創出にも期待がもたれ、プラグ・イン
・ハイブリッド(PHV)、電気自動車(EV)開発での次世代社会への付加価値に可
能性もみえてきた。

 日本では、個人収益(年収)、企業収益の減少幅が過去最大を記録している
人間がつくりだした過去最大の経済不況にも、社会環境の変化をとらえて好機
に転嫁する人間の打開策が必ずあることを、この1年間実証もしてきた。
 人間がつくりだした激動(terrible shock)、ショックを人間が乗り越えられな
いことはないと、確信したはずだ。

 社会環境の変化は遅かれ、早かれ必ずやってくる。そこに、効果的に、的確
に対応できる方法論と気構えを持ち続けることだ。

 企業も、経済成長を支えた「創業者」が少なくなった。起業、開発、継続、貢献、
持続を、チーム・ユニティ(unity)として推進してきた「創業者」の「ひと」を「モノ」を
特別に想う、バインド(bind)する強い意思が、いまの時代にも必要だ。

 人は多様性(variousness)をもつ財産。いかなる人をもいかしてこその政治、
経済、社会。今年の年末に想う。

 

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