いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

目と目が伝える力(ちから)。  optical spirits

2009-12-21 19:55:44 | 日記
 湿度が極端に低くて、気温が低くて、晴れ渡った朝というのは、澄み切った空気
の中に、普段は気にもかけない街々の光景が鮮明に飛び込んできて、凍えるけどこ
の上なく気持のいいものだ。
 目というものは、不思議なもの。自由自在に自動で焦点を合わせて、宇宙からの
差し込む色素も選別、識別して色分けて、気分まで高揚させる機能を持つ。

 やりとげた人の目の輝きのすばらしさには、いつも驚かされる。キラキラと光輝
く様〔オーラ(aura)と言うんだろうか〕が、映像から差し込んできて、3D(立体視
映像:3 dimensions)の世界観。
 
 全国高校女子駅伝大会で2連覇を達成した豊川高校(愛知)のアスリート5人の
本当に澄み切ったキラキラと輝く眼差しを画面から受けると、心が洗われるとはこ
ういう気分なのかと思わせる。
 目と目が伝える力(optical spirits)だ。目の力とは心の中にある。目の力は
、心を射抜く。きれい、とは目で見えるフィギュア(figure)でないことを実感する。

 青春の限られた一瞬時のトーナメントに賭けて、苦労、苦境を乗り越えた達成感
からの表舞台でしか見せないオーラ(aura)なのだろう。
 この顔、この目を財産にして、次世代の未来図に投資、生かしてほしい。顔も目
も心も、誰のせいでもなく、自分の心持ちでつくりあげていくもの。
 最近の不可思議で不可解な、自ら焦点の合わせない目をした人間の心理、心的
行動を目にして、耳にする不思議から、澄み切った目の力(optical spirits)を見ると、
一瞬でも心が見事に洗われる。

 国民の目は、今でも澄んでいるか。いつからか、「駆け引き」ばかりが本質論の
核の回りを周回するばかりの非生産的なエネルギー浪費で、事態が進展、好転し
ないことが成果、結果のようなネガティブ社会を見せつけられる。
 デフレ、円高、倒産、貧困、地球気候変動、戦争、テロ、無気力、無作為、みん
な人間がつくりだしてきて、人間がその始末、対応に苦心するパラドックス(paradox)
社会。目も曇る。

 社会も一度、理論とか、思考とか、知能とかを離れて、目の力(optical spirits)が、
凄む目でない、強くなくとも澄んだキラキラした目の力で動かしてみたい。そういう清
冽な裏表の区別のないすがすがしさだけで、少し社会の歩みが遅れても、地球環境
には丁度いいのじゃないのか。

 日本では、事業仕分け、沖縄基地問題、予算編成、世界では地球気候変動問題
と議論の噛み合わない、核心をはずした非生産的な応酬だけを目にすると、若いア
スリートのキラキラした目の輝きのオーラ(aura)が、余計にすばらしい。


 
 

 
 

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