いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ノーベル賞アレルギーではなくトップランナー。no allergic nobel

2010-10-07 19:31:25 | 日記
 (1)2010年日本人研究者2名(鈴木さん、根岸さん)にノーベル化学賞(nobel prize chemistry)
が授与された。08年の4名に続き00年から10年間で10名と、ここ10年間では米国に次いでの
受賞者数(創設からは8番目)だ。日本の科学技術研究開発能力の高さ、研究者人材の豊富さを
示す快挙だ。

 近年のノーベル賞は、①研究理論が実証、実用されるまでの十分な年数(今回の2名の受賞対
象研究はともに30数年前の研究理論)と、②基礎的研究分野を対象とする傾向が見られたので、
一部メディアで有力候補と報じられたiPS細胞発明の山中さんや毎年候補者として名前の上がるカ
ーボンナノチューブ発見の飯島さんは、研究が実用化途上ということもあり受賞には至らなかった。

 理論の実証、実用化が進めば、当然ノーベル賞の有力候補となることが確実視もされている。
また、発光ダイオード発明の赤崎さんも注目されており、日本人研究者の研究開発能力のレベルの
高さ、研究人材の豊富さは、今回の受賞者の研究のように現代社会、世界に幅広く実証、活用され
て貢献しており、次世代社会に向けても大きな原動力(motive power)の研究資源となるものだ。

 日本は単なるノーベル賞アレルギー(no allergic nobel prize)の国ではない。知的財産で貢献する
国だ。

 (2)こうした科学技術研究開発の能力の高さを恒常的に維持する日本で、ここ10年間では米国に
次いで多いノーベル賞受賞者の日本での受賞報道の過熱ぶりは、確かに快挙ではあってもしかし
一方「日本的」と言われる狭い「お祭り的」な調子、情緒性(emotion)を感じる。
 もっと評価が当然のように、冷静に事実の偉大さを讃えたい。そして、国民としてこの事実、快挙
を政治、経済、社会の回復の原動力の自信として、胸に秘めて進む成熟を示したいものだ。

 日本はノーベル賞アレルギーの国ではない。高い研究開発能力を現代社会、世界に広く実用化、
貢献するトップランナーの国だ。科学技術研究開発能力のようには世界から尊敬されない分野にも、
これを機会にさらに目を向け、考える必要がある。

 この快挙にかかわらず日本経済はデフレ、円高ドル安が一向に回復せず、企業の採用計画も展
望が開けずに雇用不安は続く。政治は中国との関係回復も、立場をすり替えられた中国に適切な
対応もとれずに国内外の信頼を損なっている。

 国民として一時の快挙を喜ぶのは当然だが、双方の余りの評価の落差に驚くばかりだ。研究者
の海外流出の傾向もあり、この機会に日本的能力主義についてその環境整備も含めて考えたいも
のだ。

 (3)大学生の採用活動を3年生の末にして、4年生になって採用試験、内定を実施する企業が増
えそうだ。早期の採用活動では、学生にも将来決定にまだ不確実性が多く、企業としても内定後の
辞退(変更)によるリスクをともなうことや、大学の学業優先にも理解を示す企業マインドが働いてい
る。
 呼びかける政府、自治体の方が、選択の幅が広い次期尚早の資格試験など採用活動が民間企
業より早いところもあり、かえって公平性が損なわれている。

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