(1)韓国歴史ドラマ「チャングムの誓い」、「イ・サン」、「トンイ」、「王女の男」と女性の芯の強さ、賢さ、一途さ、意思の強さ、行動力、打開力(そして、もちろんついでに端麗)を持つスーパーヒロイン(super heroin)が描かれて、時のヒーロー(王)は引き立て役にまわされている。
それを具現したかのような女性として初の韓国大統領の朴クネ氏が25日に就任(inauguration of new president in korea)した。大統領就任セレモニーの一日は、女性らしく深紅の民族衣装をはじめ野外広場の就任式会場にはグリーンのコートほか全4回の衣裳替え(報道)で、男性とはひと味違う演出をしてみせた。
(2)こちらの韓国女性初の朴クネ大統領も表情は融和で笑顔も親しみやすいが、若くして両親(父は元大統領)ともに暗殺で亡くした過去経歴を持ち、芯の強さは歴史ドラマのヒロイン譲りは間違いもなく、日韓歴史認識問題をはじめ韓国国内政治、社会状況(旧日本軍による過去の植民地支配への反発)を背景としたかえって女性であるが故に日本にとってはタフ(tough)な筋論を通した厳しい外交姿勢、対峙姿勢をとることが予想される。
(3)就任演説でも同盟国米国、大陸を同じくする中国との関係を優先して、日本との関係はその下に位置した。朝鮮半島の経済、平和、軍事環境の変化もあるが、歴代韓国大統領が日米両国関係を優先してきたのに比べて公然と日本がこれらの下位に位置されたのは初めて(報道)だ。
就任式直後の朴新大統領と麻生副総理との会談でも「未来志向の協力のためにも歴史認識が重要」(報道)として、韓国国内事情に配慮する姿勢を鮮明にして日本の立場との違いを強調したと言われている。
(4)就任演説でも父元大統領の業績成果を披露して、政権内にはかって父元大統領と関係の強かった人事を配置し、こうした朴新大統領に対する国内支持率は44%(報道)と歴代大統領の就任時(70%以上)と比較して半減近い落ち込みで、国民の反発も強い。
こうした自ら招いた国内事情からも、日本への筋論を譲れない対峙姿勢を前面に出すのは間違いない。世界的な財政、金融不安、不況の中で、どの政権にとっても経済成長は最大の懸案となっており、それまでとは一変して就任時から日本の円安の影響を受けたウォン高に見舞われており、韓国輸出基幹産業への影響も大きい不利益からのスタートだ。
(5)日韓間には、竹島領有権問題(同大統領就任式前の島根県主催の「竹島の日」に日本政府は初めて政府政務官を出席させて領有権を主張して、前韓国大統領の竹島訪問と対峙外交を展開)、経済摩擦問題と懸案事項もあり、北朝鮮を巡る日米韓同盟関係の連携協力の重要性もあるが、朴新大統領は「妥協を嫌う原則主義者」(報道)と言われて順当に経済、国内世論、情勢重視の現実路線を選択した。
韓国国内では、日韓よりは中韓関係に圧倒的に関心が高いと言われている背景もある。
(6)タフ(tough)な政治指導者となりそうだが、親日家(反日感情も強い韓国では必ずしも好意的なことではないと言われる)と言われた父元大統領のもとでの政治経験もあり、まずは中国に目を向けた韓国新政権を通して、尖閣諸島領有権問題で緊張する東シナ海問題ほかの日中関係改善、北朝鮮対策に向けての日米韓同盟、日韓協力新体制を築く必要がある。
韓国にとっても日本に背を向けてばかりはいられないはずだ。
それを具現したかのような女性として初の韓国大統領の朴クネ氏が25日に就任(inauguration of new president in korea)した。大統領就任セレモニーの一日は、女性らしく深紅の民族衣装をはじめ野外広場の就任式会場にはグリーンのコートほか全4回の衣裳替え(報道)で、男性とはひと味違う演出をしてみせた。
(2)こちらの韓国女性初の朴クネ大統領も表情は融和で笑顔も親しみやすいが、若くして両親(父は元大統領)ともに暗殺で亡くした過去経歴を持ち、芯の強さは歴史ドラマのヒロイン譲りは間違いもなく、日韓歴史認識問題をはじめ韓国国内政治、社会状況(旧日本軍による過去の植民地支配への反発)を背景としたかえって女性であるが故に日本にとってはタフ(tough)な筋論を通した厳しい外交姿勢、対峙姿勢をとることが予想される。
(3)就任演説でも同盟国米国、大陸を同じくする中国との関係を優先して、日本との関係はその下に位置した。朝鮮半島の経済、平和、軍事環境の変化もあるが、歴代韓国大統領が日米両国関係を優先してきたのに比べて公然と日本がこれらの下位に位置されたのは初めて(報道)だ。
就任式直後の朴新大統領と麻生副総理との会談でも「未来志向の協力のためにも歴史認識が重要」(報道)として、韓国国内事情に配慮する姿勢を鮮明にして日本の立場との違いを強調したと言われている。
(4)就任演説でも父元大統領の業績成果を披露して、政権内にはかって父元大統領と関係の強かった人事を配置し、こうした朴新大統領に対する国内支持率は44%(報道)と歴代大統領の就任時(70%以上)と比較して半減近い落ち込みで、国民の反発も強い。
こうした自ら招いた国内事情からも、日本への筋論を譲れない対峙姿勢を前面に出すのは間違いない。世界的な財政、金融不安、不況の中で、どの政権にとっても経済成長は最大の懸案となっており、それまでとは一変して就任時から日本の円安の影響を受けたウォン高に見舞われており、韓国輸出基幹産業への影響も大きい不利益からのスタートだ。
(5)日韓間には、竹島領有権問題(同大統領就任式前の島根県主催の「竹島の日」に日本政府は初めて政府政務官を出席させて領有権を主張して、前韓国大統領の竹島訪問と対峙外交を展開)、経済摩擦問題と懸案事項もあり、北朝鮮を巡る日米韓同盟関係の連携協力の重要性もあるが、朴新大統領は「妥協を嫌う原則主義者」(報道)と言われて順当に経済、国内世論、情勢重視の現実路線を選択した。
韓国国内では、日韓よりは中韓関係に圧倒的に関心が高いと言われている背景もある。
(6)タフ(tough)な政治指導者となりそうだが、親日家(反日感情も強い韓国では必ずしも好意的なことではないと言われる)と言われた父元大統領のもとでの政治経験もあり、まずは中国に目を向けた韓国新政権を通して、尖閣諸島領有権問題で緊張する東シナ海問題ほかの日中関係改善、北朝鮮対策に向けての日米韓同盟、日韓協力新体制を築く必要がある。
韓国にとっても日本に背を向けてばかりはいられないはずだ。