(1)劇場映画を見た最後というのは米映画の「ゴッドファーザー」だ。シナリオも映像美も出演者も重量感、重厚感あふれるもので大作といえるものだった。その後ハリウッドも世界経済の浮き沈みの激しさの中で人手を多く使った製作費が不足して大作といわれるものが製作されなくなって久しい。
日本映画でも同様の道を歩み全国から上映映画館が次々と姿を消して、映画は斜陽産業となった。
(2)情報化時代、社会を迎えて、映像文化、芸術がテレビ、アイフォーンにとって替わられて、文化の変遷、変革の波をもろに受けることになる。近年の日本はアニメに代表されるようにスマート(smart)、クール(cool)ビジネスが世界的に注目される文化、芸術として高く評価、確立されて、海外への進出度も高い。
アニメ中心に日本映画もじわりじわりと業績回復をみせて、16年の映像芸術、映画事情は総興業収入は2356億円と過去最高(報道)を記録した。
(3)16年の日本映画の興業成績上位5位の中に1、3~5位と4作品がアニメ映画で占められ、洋画部門でも上位5位に2、3、4位と3作品がアニメで占められる(報道)アニメ全盛結果となった。
多分に高額出演料の俳優ほかが多数出演する映画製作に比べて、アニメ映画はIT活用の製作費、日数が少なくて済む事情もあるのだろうが、映画界もかってのようなスーパースター不在の影響もあり、また長引くデフレ経済世界は不況の中で製作費不足がアニメ映画全盛時代をつくっているのは間違いない。
(4)受けて側としても重量感、重厚感あふれる大作のシナリオの濃さ、時間の長さ、厚さについていけない手軽なタブレット文化、時代感も反映しているアニメ全盛のように思う。
世界的に評価、芸術性の高い日本のクールビジネスのアニメ文化、映画全盛はそれはそれで時代を反映したものでありどうこういう気持ちはないが、一方で文化、芸術観として比較重量、重厚なものを避けて傾倒する情報化時代、社会、タブレット文化の特徴でもあるのだろう。
(5)映画も音楽もかって興隆時代のスター、個性的アクター、著名ミュージシャンのふ報も近年続いており、時代の変化、変遷を強く意識させられる今日的社会である。
「風と共に去りぬ」のような長時間映像の超大作はもはや作り手からも受け手からも望むべきもない時代観であるが、人間の時代、未来、生き方を示唆し、考えさせる映像文化、芸術の復活はあるのか、昨今の映像文化、芸術のテーマ、スケールの小ささが気になるところだ。
(6)志、シナリオ、テーマだけでも未来の見えるスケールの大きさ、挑戦にめぐりあいたいものだ。
日本映画でも同様の道を歩み全国から上映映画館が次々と姿を消して、映画は斜陽産業となった。
(2)情報化時代、社会を迎えて、映像文化、芸術がテレビ、アイフォーンにとって替わられて、文化の変遷、変革の波をもろに受けることになる。近年の日本はアニメに代表されるようにスマート(smart)、クール(cool)ビジネスが世界的に注目される文化、芸術として高く評価、確立されて、海外への進出度も高い。
アニメ中心に日本映画もじわりじわりと業績回復をみせて、16年の映像芸術、映画事情は総興業収入は2356億円と過去最高(報道)を記録した。
(3)16年の日本映画の興業成績上位5位の中に1、3~5位と4作品がアニメ映画で占められ、洋画部門でも上位5位に2、3、4位と3作品がアニメで占められる(報道)アニメ全盛結果となった。
多分に高額出演料の俳優ほかが多数出演する映画製作に比べて、アニメ映画はIT活用の製作費、日数が少なくて済む事情もあるのだろうが、映画界もかってのようなスーパースター不在の影響もあり、また長引くデフレ経済世界は不況の中で製作費不足がアニメ映画全盛時代をつくっているのは間違いない。
(4)受けて側としても重量感、重厚感あふれる大作のシナリオの濃さ、時間の長さ、厚さについていけない手軽なタブレット文化、時代感も反映しているアニメ全盛のように思う。
世界的に評価、芸術性の高い日本のクールビジネスのアニメ文化、映画全盛はそれはそれで時代を反映したものでありどうこういう気持ちはないが、一方で文化、芸術観として比較重量、重厚なものを避けて傾倒する情報化時代、社会、タブレット文化の特徴でもあるのだろう。
(5)映画も音楽もかって興隆時代のスター、個性的アクター、著名ミュージシャンのふ報も近年続いており、時代の変化、変遷を強く意識させられる今日的社会である。
「風と共に去りぬ」のような長時間映像の超大作はもはや作り手からも受け手からも望むべきもない時代観であるが、人間の時代、未来、生き方を示唆し、考えさせる映像文化、芸術の復活はあるのか、昨今の映像文化、芸術のテーマ、スケールの小ささが気になるところだ。
(6)志、シナリオ、テーマだけでも未来の見えるスケールの大きさ、挑戦にめぐりあいたいものだ。