(1)例年三が日の大混雑を避けて4日に初詣でに出かけている。今年は元日から1月にしては穏やかなあたたかい日が続いて三が日に初詣で客が集中したのか、4日は例年に比べても境内はすいていて規制もなくゆったりと初詣でができた。
参拝をすませてお守りを買おうと販売所に寄ったら、どれもこれもが千円以上と高額で(そういえば数年前からそうであった)神社はすでにデフレ脱却してインフレ状態だ。
(2)おまけにどの年でも使い回せる形式(年表示がない)になっていて、千円の高額はその分ありがたみが高くなったといえばそうだが、この世界も商業主義がはびこってありがたみがなくなったともいえる今日的初詣でだ。
もちろんといっていいのか、元日に家々に日の丸旗を見ることなど皆無といっていい街並みで、家屋形式が木造から鉄筋、鉄骨建屋に変わって正月松飾りもあまり見かけなくなって、街から正月の風情は失われてしまった。
(3)時代は変化、進化するもので人の心にもうつろいやすい影はいつもあるが、伝統、文化、歴史を楽しむ心も悪くはない。正月元日といっても日々の移り変わりに変わりはなく日常社会、生活の持続性ではあるが、その昔は各家庭では郷土のおせち料理をつくって正月三が日は店も開かれずに正月を過ごしたものだ。
つい最近まではその元日から店が営業を開始して、昨年末の商品ではあっても食べ物には困らなく日常性がそのまま継続していた。
(4)今年は働き方改革の影響があるのか、デパートによっては3日初売りで従業員の休息にも配慮する傾向の復活もみられる。恒例の年越し深夜の除夜の鐘が騒音という苦情があり、これを昼に移したら参加者が増えたという報道もあり伝統、文化、歴史も肩身の狭い社会であるが、仏教理念からすれば時、所を選ばない寛容さ(generous)が本質論であるから、それもいいだろう。
そのうち救急車、消防車、パトカーのサイレンも騒音苦情の対象になる(すでにそうなっているか)時代、社会が訪れて、社会正義のパラダイム(paradigm)が見直されることになるのではないのか。
(5)生きやすい社会のために現代人が考え、知恵を出し実行していくことはもうひとつの進化論であり、避けられない価値観の変遷ではある。
車の進化(evolution)がこのまま進めばそのうち車が都市空間を飛ぶ時代が来る、手塚治虫漫画の世界が現実のものとなると書いたが、時代が高度に進化すればするほどパラドックスとして何千年も続いてきた伝統、文化、歴史に戻るという回帰(revolution)感情論もまたある。
(6)2020年東京五輪主会場の新国立競技場も木造主体に回帰した建築物だ。18年は18才人口減少の人口問題年で大学は生き残りをかけた競争時代を迎える。
マスプロで膨張した大学が寺子屋のようなマンツーマン教育に原則理念回帰することもあるかもしれない。
安倍政権が進める働き方改革などでは押し着せられるまでもなく、それぞれがそれぞれの問題として思索して考える1年になるだろう。
参拝をすませてお守りを買おうと販売所に寄ったら、どれもこれもが千円以上と高額で(そういえば数年前からそうであった)神社はすでにデフレ脱却してインフレ状態だ。
(2)おまけにどの年でも使い回せる形式(年表示がない)になっていて、千円の高額はその分ありがたみが高くなったといえばそうだが、この世界も商業主義がはびこってありがたみがなくなったともいえる今日的初詣でだ。
もちろんといっていいのか、元日に家々に日の丸旗を見ることなど皆無といっていい街並みで、家屋形式が木造から鉄筋、鉄骨建屋に変わって正月松飾りもあまり見かけなくなって、街から正月の風情は失われてしまった。
(3)時代は変化、進化するもので人の心にもうつろいやすい影はいつもあるが、伝統、文化、歴史を楽しむ心も悪くはない。正月元日といっても日々の移り変わりに変わりはなく日常社会、生活の持続性ではあるが、その昔は各家庭では郷土のおせち料理をつくって正月三が日は店も開かれずに正月を過ごしたものだ。
つい最近まではその元日から店が営業を開始して、昨年末の商品ではあっても食べ物には困らなく日常性がそのまま継続していた。
(4)今年は働き方改革の影響があるのか、デパートによっては3日初売りで従業員の休息にも配慮する傾向の復活もみられる。恒例の年越し深夜の除夜の鐘が騒音という苦情があり、これを昼に移したら参加者が増えたという報道もあり伝統、文化、歴史も肩身の狭い社会であるが、仏教理念からすれば時、所を選ばない寛容さ(generous)が本質論であるから、それもいいだろう。
そのうち救急車、消防車、パトカーのサイレンも騒音苦情の対象になる(すでにそうなっているか)時代、社会が訪れて、社会正義のパラダイム(paradigm)が見直されることになるのではないのか。
(5)生きやすい社会のために現代人が考え、知恵を出し実行していくことはもうひとつの進化論であり、避けられない価値観の変遷ではある。
車の進化(evolution)がこのまま進めばそのうち車が都市空間を飛ぶ時代が来る、手塚治虫漫画の世界が現実のものとなると書いたが、時代が高度に進化すればするほどパラドックスとして何千年も続いてきた伝統、文化、歴史に戻るという回帰(revolution)感情論もまたある。
(6)2020年東京五輪主会場の新国立競技場も木造主体に回帰した建築物だ。18年は18才人口減少の人口問題年で大学は生き残りをかけた競争時代を迎える。
マスプロで膨張した大学が寺子屋のようなマンツーマン教育に原則理念回帰することもあるかもしれない。
安倍政権が進める働き方改革などでは押し着せられるまでもなく、それぞれがそれぞれの問題として思索して考える1年になるだろう。